「人を見る目」に頼るな。人間関係を『オフバランス化』してリスクを遮断する技術

みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。

私、人を見る目には自信があるんです

あの人は悪い人じゃないから大丈夫

もしあなたが、職場の同僚やビジネスパートナー、あるいは友人に対してこう思っているなら、あなたの人生のB/S(貸借対照表)は、いつか“特大の減損損失”を出すことになります

なぜなら、「人を選ぼうとする行為」そのものが、現代において最大のリスク要因(監査リスク)だからです。

私たちは子供の頃から「付き合う人を選びなさい」と教わってきました。
しかし、これは「地図もコンパスもない状態で、地雷原から安全なルートを選べ」と言われているのと同じです。
人の本性など、数回の面談や飲み会で見抜けるはずがありません。長年連れ添った夫婦ですら「そんな一面があったの?」と驚くのが人間です。

それなのに、多くの人は自分の「眼力」という不確かな資産にフルベットし、裏切られ、傷つき、「なんであんな奴を信じたんだ…」と後悔する。
そしてまた、「次はもっと慎重に選ぼう」と同じゲーム繰り返す。

そろそろ、この「人選びゲーム」から降りませんか?

人間関係で消耗しないために必要なのは、「良い人を見抜く眼力」ではありません。
「誰が来ても、誰が去っても、自分のB/Sが傷つかない仕組み」です。

今回は、人間関係を「感情」ではなく「リスクマネジメント(内部統制)」として再定義します。
「信頼」という名の簿外債務を切り離し、あなたの人生をオフバランス化(資産・負債をバランスシートから外して身軽にすること)するための、ドライで強固な設計図をお渡しします。

監査リスク:「人を見る目」は粉飾決算である

何が起きているのか?(構造理解)

「あの人のことは信頼している」
この言葉の正体は、会計的に言えば「監査不能な資産を、希望的観測で計上している状態」です。

相手の「心」や「将来の行動」は、どうやってもデューデリジェンス(資産査定)できません。
それなのに、私たちは勝手に相手を「優良資産」として評価し、期待という名の投資を行います。
そして、相手が期待通りの動きをしなかった時、「裏切られた」と騒ぎ立てる。

これ、冷静に見れば「勝手に高値掴みして、勝手に暴落して騒いでいる投資家」と同じです。

心理バイアスと誤謬

ここには「確証バイアス」が働いています。
「自分が選んだ人だから、良い人であってほしい」という願望が、相手のアラ(リスク情報)を無視させるのです。
結果、粉飾された決算書(相手の虚像)信じ込み、リスクが顕在化した時には手遅れになります。

会計的アプローチ

  • 人間性はブラックボックス:相手の内部統制(良心)は外部から監査不能であると認める。
  • 格付けの廃止:相手を「AAA(信用できる)」や「B(要注意)」と恣意的に格付けするのをやめる。すべての人間関係には「デフォルト(債務不履行)リスク」があるとみなす。

Jindy’s Eye
「人を見る目がある」と自負する人ほど、詐欺師にとっては「いいカモ」です。なぜなら、彼らは「相手を信じた自分」を否定したくないため、騙されている兆候が出ても認めようとしないからです。

減損リスク:「執着」という名の固定費

サンクコスト効果の呪い

特定の人間関係に「執着」することは、ビジネスで言えば「撤退できない不採算部門」を抱えるのと同じです。

「昔からの付き合いだから」
「これだけ世話になったから」
「彼がいないと仕事が回らないから」

これらはすべて、過去の投資(サンクコスト)に引きずられ、将来の損失を垂れ流す「損切り遅れ」の状態です。
人間関係において、特定の相手への依存度(売上依存度)が高すぎると、相手はそれを敏感に察知します。
そして、「俺がいないと困るだろ?」という支配(パワーハラスメント)や、無理な要求(不当な値引き要求)が発生します。

固定資産から流動資産へ

リスクを下げる唯一の方法は、人間関係を「固定資産」として抱え込まず、「流動資産」として管理することです。

  • 固定資産(執着):減価償却が必要。メンテナンスコストがかかる。捨てるときに除却損が出る。
  • 流動資産(ドライ):いつでも現金化(関係解消)できる。市場価値に合わせて入れ替え可能。

「親友」や「運命のパートナー」というロマンチックな固定資産も素敵ですが、それがB/Sの大半を占めると、何かが起きた時に一発で債務超過(メンタル崩壊)に陥ります。

内部統制:「流動性」と「コベナント」の実装

では、具体的にどうすればいいのか?
明日から実装できる「人間関係のリスク管理プロトコル」を3つ提示します。

① ポートフォリオの分散(席数を増やす)

特定の1人に依存しないよう、人間関係のポケット(ポートフォリオ)を分散させます。
これは「浅く広く」という意味ではありません。「誰かが欠けても、システム全体(あなたの人生)は止まらない」状態を作ることです。

  • 職場の人間関係だけに全振りしない(副業、趣味、勉強会など、異なる理屈で動くコミュニティを持つ)。
  • 「この人がいなくなったら終わり」という重要人物(キーマン)を作らない。あえて代替可能な状態(冗長化)を保つ。

② コベナント(財務制限条項)の設定

銀行が融資先に「利益が◯◯を下回ったら一括返済」と条件をつけるように、あなたも人間関係に「これを超えたら即・取引停止」という条項(コベナント)を設けてください。

【Jindy流・人間関係コベナント(例)】

  1. 金銭貸借の禁止:「金を貸して」と言われた時点で、関係を特別損失として処理し、即時解消する。(たとえ親友でも例外なし)
  2. 時間収奪の制限:事前連絡なしの遅刻が3回続いたら、その後のアポイントは入れない。
  3. 不機嫌の遮断:理由なく不機嫌を撒き散らす相手(精神的コストが高い相手)からは、物理的距離を取る。

ポイントは、これを「感情」で決めないことです。
「今日は機嫌がいいから許す」「可哀想だから許す」という例外(特例承認)が、内部統制を無効化させます。
AIのように、条件にヒットしたら自動的にシャッターを下ろす。それがあなたを守ります。

③ 「来るもの拒まず、去る者追わず」の流動性確保

入口(採用)を厳しくするのではなく、出口(退職)のハードルを極限まで下げる戦略です。
「人を見る目」がない以上、入口で変な人が入ってくるのは防げません。
だからこそ、「変な人が入ってきても、すぐに排出できる仕組み(新陳代謝)」を整えるのです。

  • 来る人を選別しようとしない(どうせ見抜けないから)。
  • 去る人を絶対に引き止めない(執着はコストだから)。
  • 常に「ドア」を開放し、風通し(キャッシュフロー)を良くしておく。

結論:期待せず、管理せよ

人間関係を「信じる/信じない」の二元論で語るのは、もう終わりにしましょう。
それは、株価の予測をして一喜一憂しているギャンブラーと同じです。

これからの時代に必要なのは、「相手がどんな人間であっても、自分の価値が毀損されない仕組み」です。

  1. 人を見る目を諦める(監査リスクの回避)。
  2. 執着を捨てて流動化する(固定費の変動費化)。
  3. コベナントで自動的に損切りする(ロスカットルールの徹底)。

ドライに聞こえるかもしれません。
しかし、最強の「優しさ」とは、感情に任せてベタベタすることではなく、お互いが自立し、依存なしで成立している「健全なB/S」を保つことではないでしょうか。

「冷たい」と言われることを恐れないでください。
それは、あなたがプロの経営者として、自分の人生という会社を守ろうとしている証なのですから。

今日から、あなたの人間関係帳簿の「監査」を始めてみませんか?


📚 投資対象」としての書籍推奨

人間関係のリスク管理において、あなたの「脳内OS」をアップデートしてくれる良書を5冊、厳選しました。これらは単なる読書ではなく、あなたの人生を守るための設備投資です。

『頭に来てもアホとは戦うな!』田村耕太郎

「リスク回避」の必読書
感情的に反応して「アホ(リスク要因)」と戦うことが、いかにROI(投資対効果)の悪い行為かを説いた名著。無駄な戦いは、あなたの時間とエネルギーという貴重な資本を毀損します。「スルーする技術」は、現代最強の防衛スキルです。


『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン

「選択と集中」のバイブル
「より少なく、しかしより良く」。人間関係においても、すべての人にいい顔をする(全方位外交)のは破綻への道です。本当に重要な1%の関係のみにリソースを集中投下するための、思考の断捨離メソッド。


『反応しない練習』草薙龍瞬

「メンタルヘルス」の内部統制
ブッダの教えを極めてロジカルに解説。他人の言動という「外部環境の変化」に対して、いちいち「反応(株価変動)」しないための心のシステム構築論。これを読むと、他人の評価が気にならなくなります。


『職場の「しんどい」がスーッと消える大全』井上智介

「現場運用」のマニュアル
産業医が教える、職場という「戦場」でのサバイバル術。精神論ではなく、「こういう時はこう返す」「こう考える」という具体的な対症療法(運用回避策)が満載。デスクに常備しておきたい「心の救急箱」です。


『人を動かす』D・カーネギー

「対人関係」の世界的スタンダード
あらゆる人間関係本の原点にして頂点。相手を操作するのではなく、人間の「本質的な欲求」を理解し、摩擦係数をゼロにするための潤滑油のような技術。リスクを減らす究極の方法は、敵を作らないことです。

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それでは、またっ!!

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