「続かない自分」にさようなら──習慣を“資産化”する脳科学×投資的アプローチ

みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。Jindyです。

3分の習慣が、人生を変える“最強の投資”だとしたら?

「今度こそ、人生を変えるんだ!」
そう意気込んだはずなのに、3日後には元通り。やる気はあるのに続かない。
もしあなたが、そんな“自分にがっかりするループ”から抜け出せずにいるなら、今回の内容はきっとあなたの役に立ちます。

というのも――
あなたが行動できないのは、意志が弱いせいじゃありません。
実は脳の仕組みそのものが、あなたの行動をストップさせているんです。

このブログでは、「脳科学×会計×投資」という少し変わった視点から、“習慣が続く仕組み”をひもといていきます。


✅この記事で得られること(ポイント)

  • 脳の構造を「会社の部署」に見立てて、行動の仕組みを解説
  • 習慣を“資産化”し、複利で人生を変える考え方
  • 目標設定を「経営戦略」に置き換えて、数値化&視覚化する方法
  • 潜在意識を“無意識のCFO”として味方にする具体ステップ

どれも一見、難しそうに見えるかもしれませんが大丈夫。
すべて日常の言葉で、カジュアルに噛み砕いて解説しています。
むしろ、「投資や会計って、こんなふうに自分に応用できるんだ!」という新しい気づきに出会えるはずです。

読み終わる頃には、
「習慣づくりは、自己資産を積み上げる行為」
という視点が、あなたの中でストンと腑に落ちることでしょう。

それでは一緒に、脳という“財務諸表”を棚卸ししてみましょう。
続かない自分にさようなら。今度こそ、目標を“黒字化”する習慣が、始まります。

潜在意識は“保守的な経理担当”である

なぜ人は変われないのか?「現状維持バイアス」という脳の防衛本能

人は変わりたいと思っているのに、なぜ変われないのか――。
その答えは、私たちの“脳の性質”にあります。

脳には、「現状を保とうとする強いバイアス」が備わっています。これは“現状維持バイアス”と呼ばれ、生存のために進化の過程で組み込まれたものです。たとえば、見知らぬ森に足を踏み入れるとき、私たちは無意識に緊張したり、不安になったりしますよね。それは、脳が「未知=リスク」と判断し、回避信号を出しているからです。

この機能、かつては猛獣のリスクから命を守ってくれる大切な本能でした。ところが現代では、転職・起業・投資・副業など、“人生を前進させる行動”までもが「危険」と判断され、潜在意識が行動を止めてしまうのです。

扁桃体は、あなたの中の“守りに強い経理部”

この現状維持バイアスを担っているのが、脳の「扁桃体(へんとうたい)」という領域です。
ここは、危険や不安を察知すると、“やめておこう”という判断を即座に下します。

たとえば、「月収を3倍にしたい」と目標を立てたとします。意欲はあっても、扁桃体は「それって無謀じゃない?」「現状でうまく回ってるのに、変える必要ある?」と“無意識の仕訳”を入れてきます。

これはまさに、社内で新規事業を提案したときに「いや、リスク高すぎない?」とストップをかけてくる、保守的な経理部のような存在
利益よりも安定、成長よりも損失回避。この性質は、脳の防衛本能に深く根ざしているのです。

現実的な目標設定=“減価償却”の発想を持て

このような脳の特性に抗うには、強引な意思の力ではなく、“会計的アプローチ”が有効です。

どういうことかというと、「いきなり年収を3倍にする」ではなく、「3年で1.2倍を目指す」「月1万円ずつ副収入を増やす」など、時間軸を活かした“減価償却的目標”に落とし込むのです。

企業が高額な設備投資を一度に経費にせず、耐用年数にわたって徐々に費用化していくように、人間の成長も“耐性に応じて償却する計画性”が必要です。扁桃体をうまく刺激しないと、「変化=不快」と感じてフリーズしてしまいます。

つまり、目標は“努力感が少なく、でもワクワクする程度の難易度”に設計すべき。
扁桃体を恐怖で固めるのではなく、「おっ、ちょっと面白そうかも」と思わせるバランスが、行動を後押しするカギなのです。

習慣は“複利で育つ自己投資”である

習慣とは、無形資産でありキャッシュフロー製造機である

企業の決算書には載らないけれど、じつは極めて価値が高いもの、それが「無形資産」です。ブランド、ノウハウ、システム、そして人材育成。これらは目に見えずとも、長期的にキャッシュを生み続ける資源です。

人間にも、同じような“目に見えない資産”があります。それが「習慣」です。

朝の読書、筋トレ、家計簿の記録、副業の作業時間…。これらは1日単位では大したリターンがないように見えますが、時間の複利がかかると、圧倒的なリターンをもたらします。それこそ、株式投資の長期運用と全く同じ。

重要なのは、習慣が“元手ゼロでスタートできる自己投資”であるということ。しかも、金利や市況に左右されない「確実な複利効果」を発揮するのです。

脳の「基底核」はあなたの自動化システム

こうした習慣の“自動操縦”を担っているのが、脳の「基底核(きていかく)」と呼ばれる部位です。

この基底核は、繰り返される行動を記憶し、それを“自動ルート”に変換していきます。つまり、意識しなくても行動できる状態をつくってくれるのです。

たとえば、朝起きて顔を洗う、歯を磨く、スマホを開く。これらは意志の力ではなく、“条件反射”として習慣化された動き。脳はエネルギー消費を嫌うため、よく使う行動は「定型化」して、省エネ運転に切り替えていきます。

これを逆手にとれば、一度定着した習慣は“モチベーション不要のキャッシュカウ(稼ぎ頭)”になるということです。
つまり、いかにこの基底核を「育てるか」が自己成長の鍵を握ります。

ベビーステップは“少額積立投資”と同じ戦略

では、基底核をうまく動かすにはどうすればいいのか?
それは、最初の行動のハードルを極限まで下げることです。

「毎日1時間勉強する」と意気込むと、脳は「重い…ムリ…」と反応します。
でも、「1日3分だけ本を開く」ならどうでしょうか?脳は「まあ、それくらいならやるか」と自動的にスタートしやすくなります。

これは、まさに積立NISAやiDeCoと同じ理論です。
少額から始めることで投資のハードルを下げ、複利の恩恵を長く受ける。小さく始めて大きく育てる。それと同じことを、行動にも応用するのです。

しかも行動の世界には、株の暴落も為替リスクもありません。
「やった回数」×「継続日数」=資産残高という、極めてシンプルで再現性の高い自己投資です。

つまり、3分の習慣をなめてはいけません。
それは未来の30分、3時間、30日の“元本”をつくる、最初の一滴のキャッシュフローなんです。

目標設定は“定量的な経営計画”にせよ

「頑張る」は目標じゃない。“数値”がなければ計画倒れになる

企業の経営会議で、「今期はもっと頑張りましょう!」という抽象的な掛け声だけで方針が決まることはありません。
そこには、売上高、営業利益、投資回収率、キャッシュフローといった具体的な数値目標と進捗管理のフレームが存在します。

これと同じで、私たちの目標設定も、「もっと健康になりたい」「もっと成長したい」といった“感覚値”だけでは、脳は反応しません。
なぜなら脳の「外側前頭前野」は、計画と管理を担当する“経営企画部”のような存在。この部位は、明確なKPI(指標)が提示されない限り、アクションの優先順位を判断できないのです。

たとえば、「毎週3回、30分ウォーキング」「毎朝7時に10分読書」といった具体性があることで、脳は初めて行動のスイッチを入れられます。
数値化できる目標は、自己成長における予算管理とモニタリングを可能にするツールなのです。

五感で“未来の自分”を体験せよ。脳は“ビジョン経営”に反応する

とはいえ、数値目標だけでは心が動きません。会計の数字は企業の健康診断にはなっても、社員の心を鼓舞するには不十分ですよね。
だから企業には“ビジョン”がある。そして、私たちにもそれが必要です。

ここで鍵になるのが、視覚的イメージの力です。

目標をただ“言葉”で掲げるのではなく、その達成後の未来を、できるだけ具体的に五感で感じ取れるように想像するのです。
たとえば「月収を5万円増やす」という目標を立てたなら、「どんな場所に住んで」「どんなカフェでノートPCを開いて」「どんな服を着て」「何を食べているか」まで描き切る。

脳は“実体験とリアルな想像”の区別が苦手です。だから、五感を使って目標を“先取り体験”することで、脳は「これを実現したい」と強く認識し、行動へのドーパミン(やる気ホルモン)を放出しやすくなります。

これは企業でいえば、“ビジョンに共感して自走する社員を育てる”プロセスと似ています。
あなたの脳内にも「社員(脳の各部位)」がいて、共感する目標にしか本気で動いてくれないのです。

ネガティブシナリオも使え。“赤字リスク”が行動を促す

目標を前向きに描くのも効果的ですが、実は“やらなかった場合のリスク”を明確にイメージすることも、強力なモチベーションになります。
これは投資の世界でいう「ドローダウン管理」に近い発想です。利益だけでなく、損失の幅も予測し、計画を立てることで、現実的な判断ができるようになります。

たとえば、「副業の勉強を先延ばしにしたら、5年後も給料は変わらず、物価上昇に負けて生活は苦しくなる」
「今やらなければ、子どもに“背中で夢を語れる親”になれないかもしれない」

こうしたネガティブな未来予測は、あなたの脳に「それはヤバい!」という感情のスイッチを押してくれます。
人は“痛み”を避けることには強い本能的な行動力を発揮します。
この感情もまた、“経営判断におけるリスク会計”のような働きをしてくれるのです。

結論:未来の自分を、今日の小さな習慣で迎えにいこう

私たちはつい、「もっと頑張らなきゃ」と自分を責めてしまいます。
でも、今日まで頑張れなかったのは、あなたが怠け者だからじゃない。
脳という“仕組み”を知らなかっただけなんです。

脳は変化を怖がる。大きな目標を拒む。
でも、だからこそ“小さな一歩”には、大きな意味がある。

今日の3分の行動が、
明日の10分につながり、
やがて「やって当然」の習慣になり、
気づけば、人生の景色そのものが変わっている。

まるで、時間をかけてコツコツ積み上げた投資が、
ある日、驚くほどの“複利効果”を生むように。

忘れないでください。
習慣とは、あなたが未来に贈る“資産”です。
目に見えないけれど、確実にあなたを豊かにしていく。

夢や理想の人生は、
ある日突然どこかからやってくるものじゃない。
「今の行動」が、“未来のあなた”を迎えに行くんです。

今日という一日を、「なんとなく」で終わらせないでください。
3分だけでも、前に進む。
その小さな勇気が、あなたの人生を大きく変えていくから。

そして、いつの日か気づくはずです。
あのとき始めた習慣こそが、人生最高の投資だったと。

深掘り:本紹介

もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。

『投資脳 一生お金に困らない頭を手に入れる方法』

  • 著者は投資系YouTuberであり、脳科学分野のMBAホルダー。
  • 脳科学の視点から、投資に必要な思考法や習慣を解説しています。
  • 習慣を資産と捉える本ブログのテーマに合致します。

『お金が増やせるのはどっち?投資家思考の鍛え方』

  • 著者は1000人以上の受講生を収入アップに導いた投資家。
  • 投資家の思考法を二択形式で学べる実践的な内容です。
  • 習慣化のヒントが得られます。

『ファイナンシャル・ウェルビーイング ~幸せになる人のお金の考え方~』

  • お金と幸福の関係を考察し、健全な金銭感覚を養う方法を紹介。
  • 習慣とお金の関係性を見直すきっかけになります。

『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増える「お金の行動習慣」』

  • 資産を増やすためのシンプルで分かりやすいアドバイスが満載。
  • 習慣化による資産形成の重要性を説いています。

『お金持ちになる習慣 – 「生きたお金の使い方」が身につく本』

  • お金と生活習慣の密接な関係を解説。
  • 投資を始める際に大切な習慣や思考法が学べます。

それでは、またっ!!

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