みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。
あなたの“自分株式会社”、まだ赤字経営のままでいいですか?
社会人の皆さん、将来のお金に漠然とした不安を抱えていませんか?本記事を読めば、 お金を「貯めて・使って・増やす」具体的なコツ を知り、今ある不安を自信へと変えることができます。元外資系金融エリートで経済コラムニストの肉乃小路ニクヨさんの著書『価値あるお金の増やし方』をベースに、商社の経理担当者である筆者のリアルな会計・投資視点も交えて、 人生を豊かにするお金の増やし方 をお届けします。
お金に振り回されず「お金の力で幸せになる」ヒントが満載です。それでは早速、本題に入りましょう。
目次
まずは「貯める力」:お金の土台を固める

将来の安心のためには、何よりも お金を「貯める力」 が基本です。企業の経理では、売上を増やすことと同じくらい経費を抑えることが重要です。個人の家計でも、収入を一気に増やすのは難しくても、支出の見直しなら今日からできます。まずは固定費や無駄遣いを洗い出し、生活コストのスリム化から始めましょう。例えば、「家賃や通信費などの固定費を下げる」「使っていないサブスクを解約する」など、小さな見直しの積み重ねが大きな節約につながります。企業がコストカットで利益体質を強くするように、私たち個人も支出を抑えて“黒字”体質を作るのです。
肉乃小路ニクヨさん自身、 徹底した節約 で土台を築いた一人です。今でこそ華やかな活躍をしている著者ですが、20代の頃は都心にある家賃3万円の風呂なしアパートに住み、住居費や交通費をとことん節約していたそうです。浮いたお金と時間は仕事の勉強や読書といった自己投資にまわし、自分を高める努力を続けました。その結果、転職を重ねてキャリアアップし収入も増加、貯金も着実に貯まり、ようやく本格的な資産運用に乗り出せるようになったといいます。このエピソードは「まず支出を絞ってタネ銭を作り、それを自己成長に投資して収入を増やす」という好循環のモデルケースでしょう。どんなに少額でも貯金が増えていけば心理的な安心感も得られますし、投資や将来のチャンスに備える戦略的な蓄えにもなります。
また、万一に備える緊急予備資金も貯める力の一部です。商社の経理でも、突発的な出費に備えて社内留保(内部留保)やバッファを確保します。同じように個人でも病気や失業などに備え、最低数ヶ月〜半年分の生活費は手元に置いておきましょう(フリーランスであればニクヨさんのように3年分という手厚い備えも一法です)。安心の土台(Safety Net)があることで、心にゆとりを持って次のステップに進めます。ただし、ただ貯金をするだけではお金は増えません。日本は超低金利ですから、銀行に置いておくだけでは資産価値は実質目減りしてしまいます。まずは節約で種銭を作り、次にそのお金を賢く活用していく——次のセクションでは、お金の“使い方”について考えてみましょう。
「使う」:お金の価値を最大化する賢い使い道

貯めたお金をどう使うか——実はここに人生の豊かさのカギがあります。肉乃小路さんは「お金は幸せになるための道具」であり、 「どう使うか」は貯めること以上に大切 だと強調します。闇雲に節約してお金を抱え込むより、そのお金を自分や大切なもののために使ってこそ価値が生まれるのです。
では、賢いお金の使い方とは?ポイントは、“目的意識を持ってお金を使う”ことです。ニクヨさんは人生を「自分株式会社の経営」にたとえています。私たち一人ひとりが自分という会社の社長だと思ってみましょう。お金の使い方も社長の経営判断です。会社であれば経営目標があり、経費には常に「それは目標達成に必要か?」という説明責任(アカウンタビリティ)が伴います。個人の生活でも同様に、支出のたびに「これは自分(または家族)の成長や幸福に資するだろうか?」と問いかける習慣を持つと、お金の使い道が洗練されてきます。たとえば書籍代や資格取得費用は将来の自分を高める投資ですし、ジムや良質な食事にお金をかけることは健康維持という“資本”を守る経費と言えます。友人や業界の人との食事会も、人脈づくりや情報収集というリターンが期待できるでしょう。こうした支出は将来大きなリターンを生む「プロフィットセンター(利益を生む部門)」への投資と位置づけられます。
一方で、趣味娯楽や休養のためのお金も決して無駄ではありません。むしろ長期的に見れば重要な自己投資です。企業でも従業員の福利厚生費は直接の利益を生まないコストセンターですが、それがあるおかげで社員の生産性が上がり、結果的に会社の利益に大きな差が出ます。私たちも同じで、心身のリフレッシュや人間関係に使うお金は、一見ただの消費に思えても自分という“資産”の劣化を防ぎ寿命(人生の充実度)を延ばす大切な投資なのです。例えば旅行はその代表例でしょう。非日常の体験は視野を広げ、自分を客観視する機会を与えてくれます。ニクヨさんも「旅ほど学びに満ちた自己投資はない」と語り、円安でもお金を惜しまずどんどん海外に出てみるべきだと提案しています。実際、異文化に触れることで「自分の生き方を見直す気づき」を得たり、「新しい発想」が生まれたりするものです。このように経験にお金を使うことは、自分の人生の価値を高める投資といえます。
重要なのはバランスです。仕事や自己研鑽ばかりにお金と時間を投下して疲弊してしまっては元も子もありませんし、逆に快楽や娯楽だけに使いすぎると将来の不安が増してしまいます。そこで「自分株式会社の社長」として、利益を生む支出(自己投資)と心の潤いを保つ支出(趣味・休養)双方に目を配り、長期的に見て自分の価値が高まり続けるようなお金の使い方を意識しましょう。ニクヨさんは「大切なのは、目的を考えながらお金を使う習慣をつけること」と述べています。たまの飲み会や衝動買いも、「自分にとって必要なリフレッシュか?」「新たな刺激や学びがあるか?」といった視点で捉え直すだけで、支出に対する満足感が変わってきます。実際ニクヨさんも、バーで飲むときでさえ「人との出会いや気づきを得て自分の価値を上げるため」という目的を意識していたと言います。こうした目的意識があるだけで、同じお金の使い方でも得られるものが大きく変わるのです。
最後にもう一つ、「自分を大切にすることにお金を使う」勇気も持ってください。若い世代は自己投資や健康のための出費をコスパだけで片づけがちですが、ニクヨさんは「健康維持のための自己投資こそ何より重要。自分をもっと大切にしてあげて」とメッセージを送っています。良質な睡眠のための寝具購入や、メンタルヘルスのための休暇取得など、一見贅沢に思えても将来の自分を守る支出にはしっかりお金を充てましょう。お金の“価値ある使い方”とは、自分や大切な人の幸せ・成長に繋がる使い方です。そうすれば使ったお金以上に豊かな人生の実りが返ってくるはずです。
「増やす」:資産を育ててお金に働いてもらう

貯めたお金を賢く使い、自分自身も成長したら、次はお金を「増やす」段階です。つまり、資産運用や収入アップによってお金そのものを働かせ、人生の選択肢を広げていきましょう。
資産運用でお金を増やす
銀行預金だけではお金は増えにくい時代です。そこで、余裕資金は投資に回して資産運用を始めましょう。ニクヨさんは「生活費3年分だけを普通預金に置き、それを超えた分は金融商品に投資している」と明かしています。投資で増えた利益はさらに自分への自己投資(学びやスキルアップ)に回し、 お金→自己投資→収入増→さらにお金…という“上昇スパイラル” を生み出すことがコツだと言います。この考え方は、会社経営で言うところの「利益の再投資」です。増えた分を消費に回すだけでなく、自分や資産に再投資することで雪だるま式に資産と能力が拡大していきます。
初心者の方は、まず 国が用意したお得な制度 を活用しましょう。2024年から新NISA制度が始まり、 年間投資枠が拡大し非課税期間が無期限化 されるなど、個人が投資しやすい環境が整っています。NISA口座で投資信託や株式を購入すれば、運用益に税金がかからず効率良く資産形成できます。会社員の方でも少額から積立投資を始められますので、「まずは毎月1万円をインデックスファンドで積み立てる」など、小さな一歩を踏み出してみてください。長期でコツコツと積み立てれば 複利の力 が味方します。時間をかけて雪だるまを転がすように、最初は小さくても資産は次第に大きく育っていくでしょう。
投資にあたっては、商社経理の視点から リスク管理と分散 を意識しましょう。商社は一つの事業や資源に全額を賭けるようなことはせず、リスクを見極め分散投資します。個人も同様で、「卵を一つのカゴに盛るな」という格言通り、資産はできるだけ分散しましょう。具体的には、投資信託(ファンド)を活用して国内外の株式や債券、不動産などに幅広く分散投資すると安全です。ニクヨさん自身、メインは投資信託に投資しつつ、個別株は「応援したい会社」を数社だけ保有しているそうです。個別株を選ぶ際も財務諸表(決算書)に目を通し、社長や社員の雰囲気、CMの印象なども含めて総合的に判断するといいます。まさに金融のプロらしい視点ですが、私たちも企業を見る目(ファンダメンタルズ)を養うと、投資がぐっと面白くなるでしょう。もし難しく感じる場合は、無理に個別株を選ばずインデックスファンドなどプロが運用する商品に任せるのも一つの手です。大事なのは、「 投資は怖いギャンブルではなく、自分や社会の未来にお金を働かせること」と捉えることです。ニクヨさんも「投資信託の基本的な考え方は、お金を活用して社会を良くしていくこと」と述べています。自分の資産運用が将来の自分の生活を助けるだけでなく、経済を回し社会の発展にもつながっていると考えれば、前向きに取り組めるのではないでしょうか。
収入アップでお金を増やす
資産運用と並行して意識したいのが 収入(稼ぎ)を増やす ことです。20〜30代であれば、 「自分という稼ぐ資源」の価値を高める ことで将来的に得られるお金が大きく変わります。ニクヨさんは「お金を稼げるようになることは、自分に力が付いた証。もっと稼ぎたいし、稼ぐためにお金を使いたい」と語っています。つまり、自分の市場価値を上げることこそ最大の投資だということです。具体的には、資格取得やスキル習得、キャリアアップへの挑戦です。実際、ニクヨさんは金融業界で働きながらファイナンシャルプランナー等の資格を取得し、それが評価されて29歳で外資系保険会社の正社員に採用されました。さらにその後も主任・課長とスピード昇進を果たし、大幅な収入アップにつなげています。このように 自己投資によるスキルアップ → キャリアアップ → 収入増 という好循環を目指しましょう。会社員であれば社内で専門性を高めて昇進昇給する道もありますし、転職によって自分の価値を適正に評価してくれる場を探すのも有効です。近年は副業解禁の流れもあり、仕事のかたわら 自分の得意なことで副収入 を得る人も増えています。文章が得意ならブログやライティング、イラストやプログラミングができるならスキルマーケットで販売、といったように収入源を複数持てばリスク分散にもなります。商社マンが一つの商品だけでなく多角的に事業展開するように、個人も収入源のポートフォリオを考えてみると良いでしょう。
収入を増やす際にも忘れてはいけないのが、前述の「使い方」のバランスです。無理に働きすぎて心や体を壊しては本末転倒ですし、一時的に稼げても長続きしなければ意味がありません。大切なのは 長く働き続けられる自分 を作ることです。ニクヨさんは「歳を取っても価値が減らない自分を作り続けること」が何より重要だと言います。そのために必要なのが、常に 学び続ける姿勢と自己研鑽 です。知識やスキルは時代とともにアップデートが必要ですし、体力や健康もメンテナンスが要ります。幸い20〜30代は伸び盛りですから、新しい資格に挑戦したり興味のある分野の勉強を始めるには最適な時期でしょう。仕事の合間に読書やオンライン講座でインプットを増やすのも良いですね。歴史や経済に関する本を読むことで未来を洞察するヒントを得ることができ、日々のニュースへの感度も上がるとニクヨさんは言います。そうした知的好奇心を持ち続けることが、長い目で見て自分の付加価値を高め、「稼ぐ力」を衰えさせない秘訣です。
さらに視点を広げれば、お金を増やすこと=社会に価値提供することとも言えます。会社が利益を上げるのは社会に有益な製品やサービスを提供した対価です。同様に、個人が収入を得るのも何らかの形で人や社会に貢献した結果です。ですから「どうすればもっと人の役に立てるか」「社会の課題を解決できるか」といった発想で自身の仕事やスキルを捉えると、稼ぐためのヒントが見えてきます。お金と向き合うことは、突き詰めれば自分の人生や社会と向き合うことなのかもしれません。


結び:お金を味方に、豊かで自由な人生を描こう
最後に、本記事のエッセンスをまとめつつ、未来へのエールを送りたいと思います。お金と幸せの関係に悩む全ての人たちへ—— お金は決して敵ではなく、あなたの人生を豊かに彩る力強い味方 です。その力を最大限に引き出すには、「貯めて守り」「賢く使い」「増やして育てる」サイクルを回していけばいいのです。
将来への漠然とした不安も、今日からの小さな行動で必ず和らげることができます。例えば、毎月数千円でも貯金を始めてみる。興味のあるセミナーに申し込んでみる。積み立てNISAの口座を開いてみる。こうした一歩一歩が、5年後10年後の大きな安心につながっていきます。ニクヨさんは「ライフステージが変わっても常に自分に投資し続けてほしい」と述べています。結婚しようが子どもが生まれようが、自分自身を高めることを諦めなければ、どんな未来も怖くありません。たとえ今おひとりさまでも、この先たとえひとりになっても大丈夫。お金との上手な付き合い方を身につければ、いつからでも人生をバラ色に変えていけます。
人生100年時代、「働き続ければなんとかなる」という言葉の通り、長く現役でいることが最大の不安解消策かもしれません。そのためにも、お金の不安を減らし自分の価値を高め続けましょう。あなたは自分株式会社の社長であり、人生という長い旅路の舵取り役です。お金を上手に舵取りに活用すれば、きっと「生きるのがさらに楽しくなる」未来が待っています。今日からぜひ、学んだことを実践に移してみてください。小さな変化の積み重ねが、やがて大きな自信となり、あなたの人生を豊かで自由なものにしてくれるはずです。
さあ、お金を味方につけて、自分らしい未来を思い描きましょう。将来への不安は行動することで希望に変わります。貯める力・使う知恵・増やす技術を身につけたあなたはもう怖いものなしです。お金との上手な付き合い方をマスターし、何度でも読み返したくなるような知恵を糧に、ぜひあなた自身の物語をより豊かで幸せなものに紡いでいってください。あなたの人生という名の会社の今後が、明るい未来へと成長し続けますように—心から応援しています。
深掘り:本紹介
もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。
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