みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。
あなたの“好き”は、まだ埋もれたままですか?
仕事に追われる毎日で、「自分は何のために働いているんだろう…」と感じることはありませんか? 特に20〜30代の社会人の方の中には、仕事に疲弊し、「このままでいいのか」とモヤモヤ抱えている人もいるでしょう。もしあなたが「今の仕事に情熱を持てない」「毎日がただ義務の繰り返しだ」と感じているなら、ぜひこのブログを読み進めてみてください。
本記事では、まず自分の“好き”を見つけることの重要性を、金融・投資・会計の視点からひも解いていきます。読めば、以下のようなベネフィットを得られるはずです。
- 「やりたくない仕事」を続けることの隠れたコストに気づける
- 「好きなこと」が人生にもたらすリターンを理解できる
- 自分の時間・感情・エネルギーを投資のように捉える視点を持てる
忙しい社会人のあなたが、本当に大切な「好きなこと」に投資できるようになれば、人生のリターンは大きく変わります。それでは早速、本題に入っていきましょう。
やりたくない仕事の代償

まず初めに、「好きでもない仕事」を続けることの代償について考えてみましょう。やりたくない仕事を無理に続けていると、毎日の疲労感やストレスで心身がすり減っていきます。実は、「苦しくてもがんばる」という状態が慢性化すると脳の健康を損ない、うつ病になることもあると脳科学で解明されています。常にストレスに晒されて戦うか逃げるか(FF)状態が続くと、脳細胞が破壊されてしまうことすら分かっています。つまり、やりたくない仕事を我慢して続けることは、健康という観点で見れば自分の脳という資産を削っているようなものなのです。
ではそれ以外に、具体的にどんな「代償」があるのでしょうか? 投資や会計になぞらえて、やりたくない仕事を続けることで失うものを整理してみます。
- 時間の損失 – 投資で言うところの機会費用がこれに当たります。人生の時間は有限です。あることに時間を費やすということは、他のことに使えないということ。にもある通り、「何かをしているということは、他の何かをしていないということ」なのです。好きでもない仕事に費やした一年は、好きなことに挑戦できたはずの一年でもあります。長く居続けるほど、本当にやりたいことに使える残り時間は減っていきます。
- 心身へのストレス – やりたくない仕事は精神的な負担が大きく、日々のストレスが蓄積します。そのストレスはやがて体調にも表れ、生産性の低下や睡眠の質の悪化を招くでしょう。慢性的なストレスは脳に悪影響を及ぼし、無理を続けるとうつ状態になるリスクも高まります。給与を得ても、その裏で健康という大事な資本が目減りしては本末転倒です。
- エネルギーの浪費 – 好きでもない仕事にエネルギーを注ぎ込むのは、低リターンな投資です。朝起きるのも億劫で、仕事中も集中できず、帰宅すればクタクタ…。本来プライベートで自己投資や趣味に回せたはずのエネルギーまで奪われてしまいます。ワクワクしない仕事は人の活力を奪うものです。実際、「今の仕事にワクワクできない状態が続くと、コーヒーに頼らないと体が持たなくなる」といった指摘もあります。好きなことに時間を使えば逆に元気が湧いてくるのに、嫌いな仕事ではどんどん疲れてしまいます。
- 後悔という負債 – 将来的に振り返ったとき、「あの時違う道にチャレンジしていれば…」という後悔が大きな負債となり得ます。後悔先に立たず、とは言いますが、歳を重ねてからのキャリアチェンジや挑戦はどうしてもハードルが高くなります。米Inc.誌の記事でも、「後悔はこの世で最も大きな痛みだ」と強調されています。嫌な仕事を続けた期間が長いほど、「本当はこうしたかったのに」という思いは積み重なり、将来の自分を苦しめる負債になります。
こうして見てみると、「やりたくないことを続ける」ことはお金以上に大切な資源(時間・健康・エネルギー・未来の可能性)を失う行為だと分かります。例えば私の知人Aさんは、合わない職場で無理を続けた結果、体調を崩して休職を余儀なくされました。彼は「あの時もっと早く辞めればよかった」と後悔しています。仕事は本来、苦痛の代償としてお金をもらうものではなく、やりがいや成長という見返りがあるべき投資です。そう考えると、好きでもない仕事に貴重な人生資本を投じ続けるのは、割に合わない取引です。
「好き」は資産になる

では逆に、「好きなこと」がもたらすプラスの効果、つまりリターンについて見ていきましょう。自分が夢中になれる「好きなこと」こそ、人生における大きな資産です。資産とは価値を生み出すものですが、情熱を注げることはあなたに喜びを与えてくれるだけでなく、長期的に見ればスキルや人的ネットワークといった形で大きな価値を生み出します。
例えば、Bさんという友人は音楽が大好きで、仕事の傍ら週末にバンド活動を続けていました。最初は趣味でしたが、そのうち音楽イベントの企画やYouTubeでの発信など行動の幅が広がり、気づけばそれが副収入や新たな人脈に繋がっていったのです。「好きこそ物の上手なれ」という言葉通り、好きなことは熱中するほど上達し、それ自体があなたの市場価値を高める投資になります。
実際、「好きだから続けられる」ことが長期的な成果につながるという研究結果もあります。アメリカのイェール大学の研究では、「好きで取り組んでいるからこそ継続でき、結果的に成果が出せる」という傾向が明らかになりました。脳科学的にも、仕事において一番大切なのは「その仕事を好きになること」だと言います。好きで取り組めるからこそ脳が成長し、高いパフォーマンスを発揮できるようになるのです。言い換えれば、好きなことにエネルギーを注ぐ行為は、将来の自分への投資なのです。
さらに、現代は好きなことを資産に変えやすい時代でもあります。昔は「仕事とは我慢料だ」なんて言われたこともありましたが、今では趣味や好きなことを仕事にしている人がたくさんいます。にある通り、好きなことをして生きていくことが可能な時代になりました。インターネットや副業解禁の流れもあり、個人が情報発信したり小さく起業したりするハードルが下がっています。あなたの「好き」がニッチな分野でも、それを極めて発信すれば共感してくれる人が世界中に見つかるかもしれません。実際に、趣味の延長から起業したりキャリアチェンジした知人たちは、皆いきいきと輝いて見えます。「好きなことをしている」という充実感が、そのまま人生の満足度というリターンに直結しているのでしょう。
もちろん、好きなことだけを考えて現実の収支が成り立たないのは困ります。ですが、少なくとも「自分は何が好きなのか」「何にワクワクするのか」を知っていることは、人生の舵取りにおいて極めて重要です。それがわかっていれば、たとえ今すぐ転職や独立をしなくても、空いた時間を好きなことに投資するだけで日々の幸福度は確実に上がります。趣味で磨いたスキルが仕事に活きることもあるでしょうし、何より好きなことに向き合う時間はあなたの心を豊かにしてくれるはずです。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズも、「偉大な仕事をする唯一の方法は、自分のしていることを心から愛することだ。まだ見つけていないなら、妥協せずに探し続けなさい」と語っています。この言葉は、仕事に限らず人生全般にも当てはまるでしょう。自分が本当に打ち込める「好き」という資産を見つけ、それを育てていくことが、豊かな人生への何より確実な投資になるのです。
人生の投資対効果を見直す

ここまで、「やりたくないこと」のコストと「好きなこと」のリターンを見てきました。最後に、あなた自身の人生の投資対効果(ROI)を見直す視点について考えてみましょう。ビジネスの世界ではROI(Return on Investment)が意思決定の指標として使われますが、これは人生にも応用できます。お金だけでなく、時間・感情・エネルギーといったリソースをどこに投下すれば最大のリターンが得られるか——そんな視点で日々を振り返ってみるのです。
具体的に、人生のROIを高めるために以下のポイントを意識してみてください。
- 自分の「好き」という軸を明確にする: まずは自分が本当に関心を持てること、大好きなことは何かを探りましょう。投資で言えば「将来性のある銘柄」を見つける作業です。心躍ることや没頭できることがあれば、それがあなたにとっての有望な投資先です。まだ見つからない場合も、小さな興味の種を色々試してみてください。自分というポートフォリオの中核資産を発掘するイメージです。
- 時間の使い方をポートフォリオ管理する: 一日の時間配分を振り返り、リターンの大きい活動に十分な時間を割けているか見直してみましょう。もし「やりたくないこと」に過剰な時間を取られているなら、それは投資対象のミスマッチが起きている状態です。思い切って時間配分をリバランスしてみることも大切です。例えば、残業を減らして習い事や副業に充てるだけでも、長期的には大きなリターン(スキルや充実感)をもたらすかもしれません。
- 感情のバランスシートを意識する: 日々の中でポジティブな感情(楽しい、嬉しい、充実している)とネガティブな感情(憂鬱、不安、イライラ)がどれくらい蓄積しているか、心のバランスシートを点検してみましょう。好きなことに打ち込む時間は心に幸福という利益を計上します。一方、嫌なことばかりしていると心に負債が溜まっていきます。もちろん嫌な作業ゼロは難しいですが、意識的に「今日の自分はプラスの感情を増やせたか?」と振り返る習慣を持つだけでも、自分の感情への投資配分をコントロールできるようになります。
- エネルギーの投資先を選ぶ: あなたの体力・気力というエネルギーも有限です。朝から晩までエネルギーを吸い取られるような環境にいるとしたら、それは投資効率の悪い事業にフルコミットしているようなものです。できる範囲で休養や運動など自己投資にエネルギーを振り向け、エネルギーが増幅するサイクルを作りましょう。ワクワクすることに取り組むと、人はかえって元気になります。エネルギーが好循環を生む活動こそが、あなたにとって高リターンの投資先なのです。
いきなり全てを変えるのは難しいかもしれません。しかし、視点を少し変えて「自分の人生にとって本当に価値を生むものは何か?」と問い続けることで、日々の選択が徐々に変わっていきます。私自身、仕事に追われていたときに「このまま歳月を切り売りしていいのか?」と自問した経験があります。その問いが原動力となり、小さくても好きなことに挑戦する時間を作り始めたところ、仕事にもメリハリがつき、毎日の満足度が上がりました。人生という名の資産運用の軌道修正ができたのです。


おわりに
「まず自分の“好き”を見つけること」の重要性を、投資と会計の視点からお伝えしてきました。仕事に疲れ切っていたとしても、視点を変え、自分の時間とエネルギーを未来への投資だと捉えてみてください。そうすれば、きっと目の前の霧が晴れるように、進むべき道が見えてくるはずです。
たとえ今すぐ劇的な変化が起きなくても大丈夫。大切なのは、自分の「好き」というコンパスを持つことです。それさえあれば、人生の航路を見失いそうなときも軌道修正できます。「好きなことなんて特にない」という人も焦る必要はありません。小さな興味でもいいので種をまき、色々と試しながら自分という原石を探す旅を楽しんでみてください。その過程自体が、自分への投資であり、あなたの人生の価値を高めてくれる貴重な経験です。
最後にもう一度、スティーブ・ジョブズの言葉を借りれば「まだ見つけていないなら探し続けなさい。妥協は禁物だ。」あなたの中に眠る「たまらなく好きなこと」は、必ずあります。それを見つけ、大切に育てていくことで、きっと仕事にも人生にも以前とは比べ物にならない充実感というリターンが返ってくるでしょう。
あなたの人生というポートフォリオが、愛する「好き」という資産で満たされ、豊かなリターンを生み出しますように。今日からぜひ、未来の自分への最高の投資を始めてみてください。
深掘り:本紹介
もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。
『「好き」を仕事にする力』
スモールビジネスを立ち上げた100人の女性たちのリアルな体験談を通じて、「好き」を仕事にするためのヒントを提供しています。
『「何者でもない自分」から抜け出すキャリア戦略』
自分のキャリアに悩む人々に向けて、自己理解を深め、戦略的にキャリアを築く方法を解説しています。
『今のまま働き続けていいのか一度でも悩んだことがある人のためのキャリアの教科書』
働き方に疑問を持つ人々に向けて、自分らしいキャリアを築くための考え方や方法を紹介しています。
『生 = 創 × 稼 × 暮』
創造すること、稼ぐこと、暮らすことのバランスを保ちながら生きる19人のつくり手のエッセイ集です。
『適職はどこにある?』
「理想の未来」への冒険は、100社落ちから始まった。ベストセラー『適職の地図』の著者が明かす「自分らしさ」の最高の活かし方を紹介しています。
それでは、またっ!!

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