【貯め方が人生を変える】東大教授が語った100年前の“資産構築法”が、今も使える理由

みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。

100年前の“凡人投資家”から、いま資産を増やしたいあなたへ

「お金を貯めたい。でも、何から始めればいいのかわからない」
「投資って、勉強しないと危ないんでしょ?」
「仕事も頑張ってるのに、なぜかお金が残らない…」

もし、あなたが今そんな悩みを感じているなら――
このブログは、そのモヤモヤに“明確な答え”をくれるはずです。

紹介するのは、明治・大正・昭和を生きた東大教授・本多静六の著書『私の財産告白』。
彼は決して特別な才能の持ち主ではありません。
貧しい農家に生まれ、東大で林学を教える傍ら、ある「超シンプルな習慣」で巨額の資産を築きました。


その習慣こそが、今の時代にも驚くほど通用する――むしろ、情報があふれる現代だからこそ輝く“本質”なのです。


このブログを読むことで得られる3つのこと

1. 資産形成の「最初の一歩」がわかる
→ 給料の何割をどう管理すれば、確実に貯まるのか? 会計思考で解説。

2. 「安全な投資」の見極め方がわかる
→ 本多流のルールを、現代の投資環境に当てはめて応用する方法を紹介。

3. お金よりも大切な“人生の投資先”が見つかる
→ 給料・副業・スキルアップ…全部つながる「自分という資産」の磨き方。


この記事を読み終わるころ、あなたはこう思っているかもしれません。

「お金って、才能じゃなくて“考え方”で増やせるんだ」
「そしてその方法は、実は今日からでも始められるんだ」と。

では、ここから一緒に、100年前から続く“資産構築のレガシー”を紐解いていきましょう。

収入の4分の1を“自動的に”貯めるだけで、未来が変わる

お金が貯まらない人の99%が知らない「順番の違い」

私たちはつい、「生活費を使ってから、余ったら貯金しよう」と考えてしまいます。でも実は、この“順番”こそがすべてを狂わせている原因です。
本多静六は、こう断言しました。

「貯金は、生活の残りでやるものではない。生活費は、貯金の残りで決めるものだ」

これは今でいう「先取り貯金」や「固定費化」の発想と同じです。
家計簿をつける前に、まず“貯金”を一つの支出として扱う。そして、残ったお金だけで生活するクセをつける。
これが、彼の提唱した「四分の一天引き貯金法」の核です。

しかも、本多はこの方法を「農民出身の自分でもできた」と言ってのけます。年収が低いからできないのではなく、「貯金を最優先する」という意識があるかどうか。それが分かれ道なのです。

会計思考で見ると「貯金=自分株式会社の内部留保」

ではなぜ、この方法が“資産形成の出発点”になるのでしょうか?

それは、会計の視点で見ると一目瞭然です。企業経営では、利益の一部を「内部留保」として残し、次の投資に備えます。個人も同じ。収入の一部を強制的に残すことで、“自分株式会社”に余力が生まれ、将来の選択肢が広がるのです。

生活を贅沢にするのではなく、選択肢を贅沢にするための「キャッシュ」を持つ。
この感覚は、生活防衛資金だけでなく、副業や転職、起業といった未来の布石にもなります。

会計的に見ても、「毎月25%の黒字経営を継続する個人」は、超優良企業レベル。逆に、収入のほとんどを使い切っている人は、慢性的な赤字経営と同じです。

「臨時収入は全額貯金」で爆発的に資産が増える

そして本多がもうひとつ強く勧めたのが、「臨時収入は全額貯金せよ」というルール。

たとえばボーナス、副業の収入、お年玉、昇給分――これらは生活費に組み込まず、即座に資産に回す。彼はこれを“加速装置”として使いました。

実際、毎月の貯金だけでは積立ペースはゆっくりですが、臨時収入を積極的に活用すれば、数年で投資に回せる原資ができる。
そして、資産が資産を生む“複利の起点”に立てるのです。

この「本来なかったお金は、なかったままにする」という考え方は、感情を抑える訓練でもあります。
欲しいものを買わないという我慢ではなく、「未来に自由を買う」という合理的な判断。まさに、習慣と会計の融合です。


次では、こうして貯めたお金をどのように“安全に増やしていく”か、本多流の投資哲学を、現代の視点で掘り下げていきます。

「投資は危ない」は勘違いだった。会計と習慣で見極める“安全な投資”

利益は“感情”ではなく“ルール”で確定する

本多静六は、資産形成において「貯める」ことと同じくらい「増やす」ことを重視していました。
とはいえ、彼はギャンブル的な投資を推奨していたわけではありません。むしろ、その逆。
彼が取った戦略は非常に冷静かつ堅実でした。それが「二割利食い・十割益半分売却」というルールです。

これは株価が20%上昇したら利益を確定し、100%上がったら半分を売却するという“明確な出口戦略”。
これを守れば、「利益確定のタイミングが分からない」という投資初心者が抱きがちな悩みを、数字で解決できます。

会計の視点から見ると、これは“含み益”を“実現利益”に変える作業です。
企業がいくら資産評価額を上げても、それを売らなければキャッシュは生まれません。個人も同じで、含み益に踊らされず、実際の利益を確定させることが健全な投資の第一歩です。

感情に流されるのではなく、ルールに従って淡々と利益を確定させる。
これこそが本多流、そして“凡人のための投資”の本質です。

情報より“習慣”が勝つ。だから仕組みが大切

現代の私たちは、SNSやYouTube、経済ニュースなどから毎日大量の投資情報にさらされています。
でも、本多はすでに100年前にこう予言していたかのような言葉を残しています。

「投資の成功は、情報の質ではなく、習慣の質に左右される」

どれだけ詳しい企業分析ができても、どれだけ相場を読むセンスがあっても、習慣化されていなければ意味がありません。
むしろ、習慣化されたルールに基づく投資こそが、感情に左右されない「強い投資」なのです。

たとえば、今でいうなら「インデックス積立」や「つみたてNISA」こそが、まさに本多的な投資法。
一度設定すれば、毎月自動的に買い付けが行われ、タイミングを図る必要もありません。つまり、「考えずに成功する構造」をあらかじめつくっておくことが、凡人のための最強の戦略になります。

習慣でリスクを制御し、構造で感情を排除する――これこそが、本多が100年前に示した“投資の型”であり、今でも多くの人に通用する普遍的なメソッドなのです。

投資対象の“本質”は、数字で見抜ける

本多はまた、「絶対に安全な投資など存在しない」と言いつつも、「比較的安全な投資」を見極める努力を怠りませんでした。
ここにこそ、会計思考が生きてきます。

本多が重視していたのは、企業の実態と将来性。これは現代で言うところの「財務分析」に近いものです。たとえば以下のような視点です:

  • 営業利益率が安定しているか?
  • 自己資本比率は高いか?
  • フリーキャッシュフローがしっかり出ているか?
  • 配当性向に無理がないか?

これらは、いわば投資対象の“健康診断”。「なんとなく成長しそう」ではなく、「数字で裏付けられるかどうか」で判断する。
会計の数字はウソをつきません。見栄やノリではなく、数字で冷静に見極めることで、“失敗しにくい投資”が可能になります。

本多が自ら選んだ銘柄も、鉄道・インフラなど、生活に必要不可欠で、長期的に需要が安定しているものばかりでした。
その哲学は今も変わらず、例えば「高配当株」「生活必需セクター」「公益企業」など、長く持てる安心感を持った銘柄に通じるものがあります。


次では、こうして築いた資産を“何のために使うのか”、本多が最後にたどり着いた答えに迫っていきます。

人生そのものを豊かにする「最高の投資先」は、いま目の前にある

本業こそ最大のキャッシュマシン

「資産形成」と聞くと、多くの人が真っ先に「投資」や「副業」を思い浮かべるかもしれません。
でも、本多静六が最も大切にしたのは、“本業への情熱”でした。彼が言うには、どんなに優れた投資先よりも、日々の仕事に全力で打ち込むことが、最大のリターンを生む投資だというのです。

その言葉は決して精神論ではありません。仕事とは、毎月安定したキャッシュフローを生み出す“資産”なのです。
しかも、そのキャッシュフロー(=給料)は、スキルや信用、努力という“人的資本”から得られるもの。つまり、自分自身が価値を持つ限り、継続的にお金を生み出せるという点で、最も安全かつ確実な投資対象だと言えます。

投資で得られる利回りはせいぜい年利5~7%かもしれませんが、仕事で昇給したり、スキルアップで収入を倍増させたりすることは決して夢ではありません。本多がいう「職業の道楽化」とは、まさにこの“自分自身に投資し、成長と報酬の両方を楽しむ”という姿勢そのものなのです。

自分という資産を磨く「経験の複利」

では、仕事を道楽化=趣味化するにはどうすればよいのでしょうか。本多はそれを「精励努力」と呼びました。
要は、目の前の仕事に全力を尽くし、工夫と継続で自分を磨いていくこと。するとその努力は「経験の複利」となって、やがて大きな成果と信頼をもたらします。

これは投資における「複利の力」と同じです。最初は成果が小さくても、やがて指数関数的に跳ね上がる。人間関係も、専門性も、信用もすべてこの“時間をかけた積み重ね”によって形成されるのです。

しかも、仕事で得た知識や経験は、ほかの分野にも派生していきます。たとえば、営業職で培ったコミュニケーション力は副業や起業でも生きるし、経理や事務の知識は家庭の家計管理にも応用できる。
自分という資産は、正しく磨けば、あらゆる場面で価値を生み出してくれる「汎用性の高い投資先」だと気づけるのです。

経済的自由の先にある「精神的自由」

本多静六は、晩年、自ら築き上げた莫大な財産を匿名で寄付しました。なぜか――それは彼にとって、「お金を得ること自体が目的ではなかった」からです。

彼が本当に手に入れたかったのは、時間の自由、思考の自由、そして生き方の自由でした。
「いつ辞めてもいい」と思える状態で働き、「誰にも縛られずに決められる」状態で生きること。
そのためには、まずお金という“土台”が必要です。でも、その上にある“建物”こそが、本当の豊かさなのです。

本多の言葉に、「職業の道楽化は人生最大の幸福である」とあります。これはつまり、“お金に追われず、仕事を愛し、他人と比べず、自分の人生を肯定できること”の大切さを説いています。

この感覚が育まれていくと、貯金や投資の目的も自然と変わっていきます。「いくら持っているか」ではなく、「何のために持っているか」へ。
そのとき、あなたは単なる“お金持ち”ではなく、“人生の資産家”になっているはずです。


次はいよいよこのブログの結論――「どうすれば、自分らしく、豊かに生きていけるのか」という問いに対する、感動のフィナーレへ進みましょう。

結論:「貯める」「増やす」「愛する」の3ステップが、人生を変える

資産形成とは、単なるお金の増減ではありません。本多静六の教えは、100年前にしてすでに“未来を生きる私たち”へのメッセージだったように思います。

  • まず、自分を律して「貯める」
  • 次に、知識と習慣で「増やす」
  • 最後に、人生そのものを「愛する」

この3ステップは、資産を築くための「戦術」であると同時に、人生そのものを整える「哲学」でもあります。

本多静六が遺した教えは、単なるお金の増やし方ではありませんでした。
それは「人生の質を高めるために、どうお金と向き合うべきか」という問いへの、極めて実践的で温かい答えだったのです。

四分の一天引き貯金という習慣は、あなたに「選べる人生」を与えます。
感情に流されずにルールで投資する姿勢は、「信頼できる未来」を連れてきます。
そして、本業という投資先を心から愛することは、「毎日の喜び」へとつながっていく。

これらはすべて、特別な人にしかできないことではありません。
むしろ、何の肩書もない“普通の人”が、本多のように「考え方を変える」ことで、人生そのものを変えていくことができるのです。

今、あなたが日々こなしている仕事や、毎月振り込まれる給料、ふと入ったカフェでの一冊の本――
どれも、本多の言葉に照らしてみれば、大きな可能性の入り口に変わります。

お金を貯めることも、投資することも、働くことも、
すべては「自分の人生をもっと好きになる」ためにある。

だからこそ今日から、少しだけ本多静六の生き方を真似してみてください。
そして、数年後に振り返ったとき――
「この考え方に出会えて、本当によかった」と、心から思えるような未来を迎えましょう。

あなたの人生が、豊かで、誇れるものでありますように。

最後に、本多静六の言葉をもう一度。

「財産を築くよりも、処分の方が難しい」

だからこそ、築く過程で“何を大切にしたか”がすべてです。

お金に困らず、心が自由な人生を、あなたも今日から始めてみませんか。

深掘り:本紹介

もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。

『これだけやれば大丈夫! お金の不安がなくなる資産形成1年生』
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それでは、またっ!!

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