人生を会計する思考法――カナダ式マネーハックで幸せと資産を両立しよう

みなさん、おはようございます！こんにちは！こんばんは。
Jindyです。

あなたの人生、ちゃんと黒字になっていますか？

今回紹介する本『“カナダ式”で幸福度も資産も増え続ける！いつのまにか億り人になれる超マネーハック』は、カナダの金融教育と著者の豊富な投資経験にもとづくマネーハックが詰まった一冊。

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“カナダ式”で幸福度も資産も増え続ける！いつのまにか億り人になれる超マネーハック [ 品田一世 ]
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著者の品田一世氏は海外MBAを取得し、ファイナンシャルプランナーとしても活躍する人物で、Twitterでも話題になっている。このブログでは本書の内容を企業経理の視点でかみ砕き、読者が得られるベネフィットを整理するよ。具体的には、

人生をPL（損益計算書）的に考える思考法
幸福度と資産形成の両立を目指す視点
投資と会計の考えで生き方を最適化するアイデア

などが得られる。ガマンではなく毎日幸せを感じながら資産を増やす知恵がぎっしり詰まっている。これから３つのセクションで詳しく見ていこう。

1 幸せの定義とPL的支出削減の発想 ── 自分にとっての“幸福KPI”をどう設定するか
2 捨てることで利益が生まれる ── ムダな支出と心の負債を仕訳する
3 インデックス投資という定期収益モデル ── 資産を“構築”する経理的思考法
4 結論：人生の帳簿を開こう
- 4.1 深掘り：本紹介

幸せの定義とPL的支出削減の発想 ── 自分にとっての“幸福KPI”をどう設定するか

企業の経営でいうPL（損益計算書）は「収入－支出＝利益」だ。人生にも経理的な視点をあてはめてみよう。例えば人生のPLは「日々の収入と支出、そしてBS（貸借対照表）はその結果残る資産」だと考えれば、何を「利益」に見立てるかが見えてくる。本書でも「お金を増やすことだけが人生の目的ではない」「人生で最も大切なのは『幸福』を高めること」だと説かれており、そのために人生のKPI（重要業績評価指標）を設定して自己成長と心の充実を意識することが不可欠だと語っている。

ここでいう「利益」は、自分にとって本当に価値のある幸せや充実感だ。まずは自分なりの幸せの形を明確にしよう。品田氏は「まずは『自分らしい幸せ』を明確にする。そうすれば必要ないことへの支出は自然と減り、積み立て投資にも拍車がかかる」と書いている。例えば「週末は家族と過ごす時間」「旅行を月に1回」「趣味の読書タイム」など、あなたにとっての幸せKPI（目標値）を設定し、それを達成するために何を手放すか考えてみよう。そうすれば、漠然とした支出が減り、必要な資金を長期投資に回しやすくなる。

捨てることで利益が生まれる ── ムダな支出と心の負債を仕訳する

PL思考では、コストを削減すれば利益は増える。人生でも同様である。まずは支出を「必要経費」と「ムダ遣い」に仕訳してみよう。毎月の会費や保険料、スマホの無駄なオプション、しばらく使っていないサブスク、衝動買いの習慣――これらは費用のムダ遣いだと割り切ってカットすると、その分のキャッシュを貯蓄・投資に回せる。たとえば格安プランへの変更や、不要になったサービスの解約は、PL上の「支出削減」であり、そのぶん“利益”が増えたと考えられる。

また、目に見えない「心の負債」にも注意を払おう。心の負債とは、後悔やストレス、不安といった心理的に重いモノのこと。例えば長年放置している人間関係のしこりや、過去の失敗への罪悪感などは、心の資産としてはマイナスに作用する。家計に例えるなら、使っていない固定費がダブついていれば財務を圧迫するように、心の重荷がのしかかると幸せの利益率が下がってしまう。ここで大事なのは、ムリな我慢をしないこと。品田氏も「自己投資だけは削ってはならない」と強調しており、自分を豊かにする活動（学びや健康投資）はむしろ増やすべきだと説く。不要な出費やストレスを減らしつつ、自己成長のための投資は継続する――こうして心も財布も身軽にすることで、人生のPL上で無駄を排除し、幸福という“利益”を高めていこう。

インデックス投資という定期収益モデル ── 資産を“構築”する経理的思考法

最後は資産構築のフェーズだ。企業でも設備投資やM&Aで将来の売上基盤を作るように、私たちもお金の入る仕組みを構築したい。カナダ式マネーハックでは、口座を開設し「ほったらかし」で運用できるインデックス投資が推奨されている。たとえばNISAやiDeCoを利用して毎月一定額を自動積立てし、米国S&P500などの低コストな指数連動商品に投資する方法だ。

ポイントは、長期複利の力を最大限に活かし、投資を「定期収益モデル」として機能させること。冒頭で減らした支出を毎月の投資に回し、経理の視点で言えば「利益を再投資して資産（BS）を増やす」というイメージだ。実際、品田氏は「NISA積立てで長期的に資産を増やすことができる。また日々の小さな支出を見直すだけで大きな貯蓄につながる」と具体例で示している。このようにPL上の支出削減と、投資への回収を掛け合わせれば、いつの間にか資産は雪だるま式に増えていく。ムリな節約や不安に耐える投資ではなく、楽しみながら継続できる仕組みが大切だ。

結論：人生の帳簿を開こう

ここまでのマネーハックを総括すると、「人生のPLを書き換え、BSを育てる」視点と言える。自分なりの幸福KPIを定め、不要な支出を減らし、その分でコツコツ資産を積み上げる――このシンプルなサイクルを回せば、人生の利益（幸福度）は確実に増えていく。今までお金に振り回されていた人も、明日からは「人生経営」をスタートさせてみよう。忙しい毎日の中でも、帳簿をつけるように家計を見直したり、投資の積立てを継続したりすることで、知らぬ間に大きな成果が生まれる。

さあ、みなさんもぜひ自分自身の人生の「帳簿」を開いてみてほしい。収入（給与）だけでなく支出（コスト）と貯蓄・投資（資産）の両面に目を配ることで、会社の財務同様に自分の人生に“健全さ”が宿るはずだ。カナダ式マネーハックの教えを参考に、より自由で幸福な未来を築いていこう。