みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。
あなたの人生、そのままで本当に“投資対効果”は出ていますか?
本記事では、山口周さんの著書『人生の経営戦略――自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20』を、「投資」や「会計」の視点を切り口として深く検討します。
どんな良書でも、日常の具体的アクションに落とし込めなければ効果は限定的です。
しかし、もし私たちが本書のエッセンスを「投資」や「会計」の原理に結びつけて読むことができれば、以下のようなベネフィットを得られるはずです。
- 人生を“投資ポートフォリオ”として再定義できる
「時間」や「人的資本」「社会資本」といった要素に着目することにより、人生を財務諸表やキャッシュフローのように捉えて最適配分する視点が得られる。 - 会計思考に基づく“正味現在価値(NPV)”の視点が磨かれる
投資判断で用いられるNPVを、仕事・学習・趣味などあらゆる活動に当てはめる具体的な発想を得ることで、日常の意思決定精度が高まり、長期的なリターンを見込んだ戦略的行動が取りやすくなる。 - 持続的ウェルビーイングと経済的豊かさを両立する具体策が見つかる
経営戦略や投資の手法は、“コスト”と“リターン”に常に注目する。
個人の幸福を犠牲にせず、逆に幸福を“生産性”や“創造性”につなげる考え方を、本書の示すフレームワークで体系的に学べる。 - 「人生のプロジェクト管理能力」が格段にアップする
会計的・投資的視点を活用すれば、目先の流行や短期的利益だけに左右されにくくなる。
数値化や定量的分析を意識して“自分の人生”をマネジメントできるようになるため、仕事にもプライベートにも転用可能なスキルが身につく。
このように、本ブログを読むことで、あなたは単なる自己啓発以上の“投資的リテラシー”と“戦略的会計思考”の両方を身に付けるヒントが得られるでしょう。
それでは、以下で詳しく見ていきます。
目次
人生を経営戦略で捉える―“時間資本”と“人的資本”を軸にした投資思考

人生をプロジェクト化する意義
山口周さんは著書の冒頭で「人生をプロジェクトとして捉えよう」という発想を提示しています。
私たちが企業を経営する場合、資金調達、事業計画、マーケティング、人的リソースの配置など、綿密な戦略を立てないと生き残れません。
しかし、個人の人生となると、ふわりとした「やりたいこと」や「将来の目標」を掲げるだけに終わりがちです。
結果として、日々の忙しさに流され、重要だけど緊急ではない投資(資格取得や人脈作りなど)を先送りしてしまうことも多い。
本書が説く「人生の経営戦略」では、これを企業経営と同じフレームワークで捉え直し、PDCA(計画・実行・評価・改善)のサイクルを回し続けることで、人生に計画性と持続可能な成長をもたらすことを提案します。
そこには明確な数字や期限、目標指標が盛り込まれます。具体的に「何歳までにどの程度のスキルを習得するか」「収入源を複数持つにはどんな人脈が必要か」といった形で、投資判断と同様の“定量的思考”が求められるのです。
投資思考で捉える“時間資本”の重要性
本書では、人が保有する「人生の資本」として以下の4つが挙げられます。
- 時間資本
- 人的資本
- 社会資本
- 金融資本
このうち、まず「時間資本」に注目しましょう。これは文字通り、限られた寿命の中でどれだけの有効な時間を持つかということです。
投資の世界で時間は“利息”や“複利効果”につながる最も大きな要素の一つですが、個人にとっても時間は取り返しのきかない絶対的な資源です。
例えば、10時間を自己学習に充てるのか、SNSや動画視聴に充てるのかで、長期的な人的資本の形成に大きな差が出ます。
投資的観点から言えば、「自己投資」は“学習”や“スキル取得”という“人的資本”の増大に結びつくため、将来の収益機会を拡大する可能性が高い。
一方、「娯楽」は単発の消費に留まる傾向がある。
ただし、娯楽も“リフレッシュ”という形で人的資本の維持やパフォーマンス最大化に寄与する場合もあるため、ROI(投資利益率)を見極めつつ時間を配分することが重要です。
人的資本への投資とリターン
人的資本とは、自分の能力やスキル、経験、知識、健康状態などを総称する概念です。
この人的資本が充実しているほど、市場価値は高まり、より良い収入や社会的評価を得られる可能性が高くなるでしょう。
本書では“学習”や“転職”、あるいは“異なる業界の知見”などが人的資本を高める施策として挙げられています。
投資の世界では、人や企業に投資するときには「期待リターン」と「リスク」を見極め、時間の経過とともに価値が向上していく資産かをチェックします。
個人のキャリアやスキルアップについても同じ視点を当てはめれば、自分の将来のキャッシュフローを拡大する“人的資本投資”を、若い頃からコツコツ進めることがどれだけ重要かわかるでしょう。
本書の提言を投資的に見ると、「人生初期のうちに人的資本を集中育成しておくと、複利効果が最大化する」という示唆を得られます。
若い時期は時間資本に余裕があるので、長期的に見ると人的資本を育てる“種まき”は非常に有利なのです。
会計フレームワークで人生を分析する――資産・負債・キャッシュフローの視点

“バランスシート”から見る人生の資本構成
会計上の視点を導入すると、人生を企業のバランスシート(貸借対照表)になぞらえて捉えることができます。
バランスシート上には「資産」と「負債」が記載されますが、本書で言うところの時間資本や人的資本、社会資本、金融資本はすべて資産の一部とみなせるでしょう。
- 人的資本:能力・スキル・知識・健康など
- 社会資本:人脈・信用力・信頼感・ブランドなど
- 金融資本:現金預金・株式・不動産など
- 時間資本:厳密に言えば会計上は扱いづらいが、“残存時間の活用可能性”を意味する無形資産と考えられる
一方で、人生の“負債”を考えるならば、社会的な責任やローン、あるいは拘束される時間(不必要な残業や無益な飲み会など)が「返済義務(時間や労力の消費)」をもたらすと捉えることができます。
会計的に整理すると、「あなたの人生の貸借対照表は健全か?」という問いに繋がり、それに答えるためには資本と負債を客観的に洗い出す作業が必要になります。
“キャッシュフロー計算書”から見る人生のマネタイズと自由度
企業が継続して事業を成長させるには、手元に十分なキャッシュを残しておかなければなりません。
人生でも、“自由に使える時間”や“生活費の余力”がなければ、新しいスキル取得やネットワーキングといった投資行動を起こす余地が小さくなります。
つまり、個人が持つキャッシュフローこそが、自己投資の原資です。
山口周さんの考えを投資や会計の文脈で捉えると、「今の生活費や消費スタイルが自分にどれほどのキャッシュフローを生み出しているか」を見直すきっかけになります。
無駄遣いを減らし、余剰資金や時間を得るほど、学習や人脈構築といった将来リターンを生む投資に振り向けられるというわけです。
“正味現在価値(NPV)”で人生の意思決定を可視化する
正味現在価値(NPV)とは、投資において将来得られるキャッシュフローの割引合計から初期投資を差し引いた値です。
NPVが正なら投資は有望とみなされますが、これを人生の選択に当てはめると、「ある行動に費やす時間とコスト、そして得られる将来的なリターン」を数値的に比較する視点が生まれます。
例えば、転職や独立、MBA留学などに際しては、以下のように考えることができます。
- 初期コスト:費用、失う年収、生活レベルを落とすリスク
- 将来キャッシュフロー:新たなスキルやネットワークがもたらすキャリアアップ、昇給、事業収益など
- 割引率(リスクや時間の価値):失敗のリスク、経済トレンドの変化、自分の年齢による時間の希少性
このように数値的に検証するフレームワークは、“なんとなく”や“直感”だけでは得られない明確な根拠を示してくれます。
本書が提案する戦略的思考は、こうした投資的・会計的分析とも相性が良く、感情だけに流されない意思決定を下すサポートとなるでしょう。
戦略フレームワークの実践例―“ブルー・オーシャン”と“バランス・スコア・カード”の活用

ブルー・オーシャン戦略の個人活用
山口周さんは企業のマーケティング・コンサルティングに携わってきた実務家ですが、本書では企業向けの理論として知られる「ブルー・オーシャン戦略」を個人にも応用しようと提案しています。
ビジネスの文脈でブルー・オーシャン戦略とは、競争の激しいレッド・オーシャンから抜け出し、未開拓の市場(ブルー・オーシャン)を創造して独自の価値を発揮することを意味します。
個人のキャリアでこれを実践するなら、単にライバルが多い部署や業界で同質的な能力を身につけるのではなく、自分の得意領域や趣味・経験を組み合わせてオンリーワンの価値を発揮できるポジションを探すことに相当します。
- 例えば、英語が得意なエンジニアが、さらに医療知識を習得し、海外向けの医療機器開発に携わる……など複数の領域を掛け合わせて、自分だけの強みを作ること。
- もしくは、アートが好きな人が、経営コンサルティングスキルを習得し、「クリエイティブ×経営」を専門としたコンサルタントとして活動する……など、誰もが簡単に真似できない“組み合わせ”を生み出す。
こうした新しいポジショニングは、“人的資本”への優れた投資となり、競合が少ないために高い収益性を得られる可能性も高まります。
投資のポートフォリオでも、資産分散がリスクを下げるのと同様、自分のキャリアスキルを多面的に掛け合わせることで市場リスクの分散や独自の成長曲線を描きやすくなるのです。
バランス・スコア・カードで人生を多角的に管理する
企業の経営管理手法として有名な「バランス・スコア・カード(BSC)」は、財務・顧客・業務プロセス・学習と成長の4視点から戦略目標を整理し、KPI(重要業績評価指標)を設定するものです。
本書では、それを個人の人生に当てはめ、“自分にとって重要な要素”をスコア化することを推奨しています。
個人版BSCを作成するときに、投資や会計の視点を組み合わせると次のようなイメージが浮かび上がります。
- 財務(Financial)
収入増加や資産形成など、具体的な財務目標を定める。
家計簿の管理や投資ポートフォリオの拡充状況を指標化する。 - 顧客(Customer)
ここでは“顧客”を「家族・友人・職場の仲間・クライアント」など広く定義。
リレーションシップの満足度や、信頼度などを測る。すなわち“社会資本”の充実度を定期的にスコア化する。 - 業務プロセス(Internal Process)
自分が提供するアウトプットや毎日の生活習慣、学習プロセスを可視化し、改善点を探る。
特に、時間管理や健康管理などは業務プロセスの一部として扱うとわかりやすい。 - 学習と成長(Learning and Growth)
人的資本の向上に関する目標。新しい資格取得の進捗や独学内容、読書量、セミナー参加回数などを定量化すると、自分の成長度合いを測りやすい。
こうした“多角的評価”ができるようになると、自分の人生のどこに“投資不足”があるかが明確になります。
場合によっては、仕事に追われて家族との時間(社会資本)をないがしろにしていることが可視化されたり、財務目標ばかり追いかけて健康(人的資本)を蝕んでいることに気づいたりします。
結果として、よりバランスの取れた戦略的行動を導き出すことができるでしょう。
投資視点で見た“長期的ウェルビーイング”のメリット
経営戦略を突き詰めると、企業は長期的に安定した利益を確保しつつ、社会貢献や従業員の幸福を高めていく方向にシフトしています。
個人においても同様で、長期的に自分の幸福度や満足度を高める“ウェルビーイング経営”が大切だと本書は強調します。
投資の世界で言えば、“長期投資”は複利の恩恵を受け、時間が経つほど有利になります。
同様に、個人の幸福も短期的な利益や娯楽だけに注力するのではなく、“人的資本・社会資本・時間資本”を複利的に育てていく意識をもつことで、年齢を重ねるほどに豊かな人生を形成しやすくなるのです。
- 人的資本の複利効果:若いうちの学習・経験が長期にわたり収益をもたらす
- 社会資本の複利効果:信頼やネットワークの恩恵は連鎖し、さらなる好機を呼び込む
- 時間資本への配慮:早期に人生の方向性を定めると、取り返しのつかない時期に焦らずに済む
このように、経営戦略と投資の視点を活用して本書の内容を読むことで、「今すぐ成果を得る」よりも「中長期的に大きな価値を育てる」スタンスにシフトできます。
その結果、仕事・健康・人間関係・自己実現など多方面における“心の安定”や“持続的な成長”を得られるのです。


結論:人生を“ポートフォリオ”として再設計せよ
山口周さんの『人生の経営戦略――自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20』は、一見すると自己啓発の文脈にも見えますが、実際には企業経営や戦略コンサルティングの実践的手法を個人のライフプランに落とし込む画期的な指南書です。
とりわけ“投資”や“会計”の視点を組み合わせて読むことで、以下のような洞察が得られます。
- 時間資本を中心とした資本構造の最適化
どのように限られた時間を配分するかが、長期的な人的資本や社会資本を形づくるカギになる。 - 会計思考による客観的な戦略立案
バランスシートやキャッシュフロー計算書、NPVなどの概念で人生を捉えれば、目先に流されない中長期の視点が身につく。 - “ウェルビーイング”と経済的豊かさの両立
ブルー・オーシャン戦略やバランス・スコア・カードの応用により、自己投資とリターンを意識しつつ、多角的な幸福要素を管理できる。 - 複利的に幸福と成果を積み上げるライフスタイル
若いうちから人的資本や社会資本へ投資することで、時間を味方にしながら無理なく自分の可能性を伸ばし続けられる。
人生には多くのリスクや不確定要素が付きものです。
しかし、投資家がリスクを考慮しながら期待リターンを最大化するように、個人の人生にも経営戦略的な発想を組み込み、複利効果を狙った計画的アクションを起こすことは可能です。
本書をじっくりと読み込み、あなた自身の“人生ポートフォリオ”をデザインしてみてください。
その過程で、自己投資や人的資本、社会資本を意識的に育てることで、単なる収入アップ以上の充実感を得られるはずです。
最後に補足すると、人生の経営戦略とは決して、仕事やお金のために自分の感性や楽しみを犠牲にすることではありません。
むしろ、本書の最大のポイントは、「自分が最も輝き、かつ持続的に幸福を得られる場所を見極め、そこにリソースを投入する戦略」を打ち立てることにあります。
投資や会計における分析思考を上手に導入すれば、主観と客観を行き来しながら納得のいく意思決定を下せるようになるでしょう。
人生の後半になってから後悔しないために、本書を通じてぜひご自身の“人生バランスシート”や“人生キャッシュフロー計算書”を俯瞰し、今ある資本をどう活かすか、未来にどんな投資をするのかを検討してみてください。
自分の人生をプロジェクトとして捉え、投資する価値のあるイノベーションやキャリアの種を育む―それこそが、山口周さんが提唱する「人生の経営戦略」がもたらす最大の学びといえるでしょう。
深掘り:本紹介
もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。
『自由になるための技術 リベラルアーツ』
人生や社会を自由に生き抜くための“教養(リベラルアーツ)”をビジネス実践に落とし込んだ一冊。
山口周さんの思索的な視点が光り、「思考資本」をどう鍛えるかという問いに答えてくれる。
『やりたいことの見つけ方』
自分の“内なる価値観”を分析して、後悔のない人生戦略を立てる手法を紹介。
ワークシート形式で実践的に進められる構成。
『ライフピボット 働き方の未来と人生の設計図』
キャリアや働き方の方向転換=“ピボット”の技術について、デザイン思考で人生を設計する方法を伝授。
『自己投資のすすめ 「お金をかけるべきこと」がわかる本』
実際のマネーリテラシーを踏まえて、何にお金と時間を投じると最もリターンが大きくなるかを解説。
人生と投資をリンクさせた具体的アドバイスが豊富。
『ひとりの時間が僕を救う』
SNSで人気の思考家による「思考と言語の整理術」。
内省と行動のバランスを整えるために、どのように“時間”を使えばよいかが語られている。
それでは、またっ!!

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