没頭できるものを資産に変える方法──アスリート思考で読み解く、投資と会計の本質

みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。

“みんながやってるから”で、あなたは本当に投資を始めたいですか?

「投資って、誰かの真似をしてもうまくいかない気がする。」

そう感じたことはありませんか?

「みんなNISAやってるから」「とりあえずS&P500が無難らしい」──そんな理由でお金を動かす時代は、もう終わりにすべきかもしれません。

このブログでは、“没頭できること”を資産に変えるという視点から、投資と会計を読み解いていきます。
そしてあなた自身の「好奇心」「学び」「思考の癖」から、本当に納得できる投資スタイルをつくる方法をお伝えします。

✅ このブログでわかる3つのこと

  1. ブームに流されない思考法──仕組みを疑い、マーケットの裏を読む力
  2. 「好き」から始める投資──感性と会計をつなげる最短ルート
  3. お金よりも価値あるものを残す方法──投資は“知識の継承”である

20代・30代のうちにこの考え方に出会えたら、将来の「資産づくり」はただの数字ではなく、あなた自身の人生設計そのものになります。

このブログは、ただ「儲ける方法」を教えるものではありません。
むしろ、「何を信じて、何に時間を使うか」を深く考えたい人にとって、何度も読み返したくなるようなヒントが詰まっています。

気づけば、あなたの投資は「お金儲け」から「自分づくり」へと変わっているかもしれません。
さあ、本当の意味での「資産形成」の話を、始めましょう。

なぜ「流行りの投資」は危ういのか?

流行の裏にある“意図”を見抜く力

投資の世界では、「みんなが買っている」という理由が、最も買ってはいけないタイミングを示していることがある。証券会社が「NISAで長期投資を」と広告を打ち、メディアが「全世界株が正解!」と煽るとき、それは“出口”を探している側のアクションである可能性が高い。

本当に価値あるものは、騒がれる前に静かに買われる。会計の世界で言えば、IR資料や有価証券報告書のどこに注目が集まっているかを見れば、その企業が「今、何を見せたいか(=何を隠したいか)」まで読み取れる。投資家の仕事は、数字の奥にある意図を見抜くことだ。流行りを鵜呑みにせず、一歩引いて「なぜそれが推されているのか?」と問い直すこと。それが、投資リテラシーの第一歩だ。

「みんなが買ってる安心感」は幻想

「NISA口座が爆増」「若年層も投資へ」──そんなニュースは一見前向きだが、それを理由に始めるのは危険だ。なぜなら、その行動原理は投資ではなく、同調圧力だから。

会計で言えば、「他社が導入してるからウチも導入」は致命的だ。自社の損益構造やキャッシュフローに合わない設備投資は、いくら世間的に良いと言われていても無意味だ。それと同じで、投資も“自分の時間軸”や“人生設計”に合わない銘柄や手法は、長くは持てないし、損したときの後悔が深くなる。

投資とは「自分との対話」である。みんなが右を向いているときこそ、自分は本当に右を向くべきなのか、問い直せるかどうかで、成果はまるで変わってくる。

“信じて持てる理由”があるか?

株でもETFでも、不動産でも、始める前に考えるべきは「なぜ自分はこれを選んだのか?」という問いだ。それが曖昧なままエントリーすると、相場が少し下がっただけで不安になり、売ってしまう。

逆に、「自分の人生観や知識に基づいて選んだ」投資先は、多少の上下があっても信じて持ち続けられる。そこに“軸”があるからだ。

バフェットは「自分が理解できないビジネスには投資しない」と言うが、それは単に“知らないからリスクが高い”のではなく、“信じて持てる根拠が作れない”からだ。

投資で成果を出している人たちは、すべからく“自分なりの根拠”を持っている。そしてそれは、新聞の見出しでも、X(旧Twitter)のトレンドでもなく、過去に読んだ本や、自ら読み解いた財務諸表や、何度も通った現地の情報だったりする。

「好き」を起点にした投資が、最強である理由

“知っている”は、最大のアドバンテージ

「Appleの株を買った理由? iPhoneが好きだったから。」

そんな動機を笑う人もいるかもしれない。でも、本質を突いている。なぜなら、“知っている”ということは、リサーチにかかるコストが極端に低いということだからだ。

会計の世界で「決算書を読め」と言われるが、それは“読みやすい企業”から始めるべきだという前提がある。製造業の貸借対照表が難しいなら、まずはサービス業を見ればいいし、知っているブランドのPLなら、費用構造にも納得感が生まれる。

同じように、投資も自分がすでにユーザーである企業なら、事業内容・競合・成長の方向性に直感的な解像度が持てる。その上でIR情報や決算資料を読めば、点と点がつながっていく。「プロみたいに分析できるようになる」というよりも、「気づいたら自分の方が企業の未来を言い当てていた」なんてことが、案外ある。

情熱のある学びは、習慣になる

投資が続かない理由の多くは、“義務感”でやっているからだ。毎月の積立、四半期の決算チェック、長期保有……どれも言葉では立派だが、好きじゃなければ続かない。

逆に、「読みたい」「調べたい」「比較したい」と感じる企業を追っていると、自然と習慣になる。そしてその習慣は、“自分の知識資産”をどんどん積み上げていく。たとえば、アニュアルレポートを読む癖がついた人は、企業の成長性、財務体質、競争優位性を体系的に見る目が養われる。

会計の観点から見れば、「財務3表」を読み解く力は“語学”に似ている。毎日見ていれば、言語のように意味が見えてくる。でも、それは“好き”で見ているからこそ自然に身につくのであって、「義務」でやっていたら身につく前に挫折してしまう。

知識は「差別化された武器」になる

「好きな企業を追うなんて、趣味みたいな投資でしょ?」と冷笑されることもあるだろう。でも、それは表面的な見方だ。たとえば、誰よりも深く知っている企業の“決算のクセ”や“業績発表のタイミング”、あるいは“店舗の混雑具合”などの肌感覚は、他の誰にも真似できない圧倒的優位性になる。

さらに、それが長期的なリターンに結びつくと、知識の厚みがそのまま資産になる。つまり、知識の積み重ねこそが“再現性のある投資”を生むのだ。

会計士が同じ数字から全く違うアドバイスを導くように、投資家の視点は「経験と知識の蓄積」で差が出る世界だ。だからこそ、好きな企業・好きな業界・好きなプロダクトに“のめり込む”ことには、大きな意味がある。

お金よりも大切な“投資の本質”を知っているか?

本当の資産は、数字より「考え方」

お金を稼ぐことが目的になってしまうと、投資はどこかで行き詰まる。なぜなら、市場は思うように動かないし、いつだって“予想外”は起こるからだ。だけど、その中でも長く生き残る投資家がいる。違いは何か? 彼らは「思考法」に投資している

たとえば、『金持ち父さん貧乏父さん』で語られる「資産と負債の違い」という概念は、まさに会計的な思考の入り口だ。「お金が入ってくる仕組みがあるか?」という基準で物事を見ることは、数字に踊らされずに本質を見抜く力になる。

実際の会計でも、BSの見栄えが良くてもキャッシュフローが悪ければ意味がない。企業分析においても、PLの売上より、粗利の推移や販管費の水準を見た方が“経営の地力”がわかるのと同じ。投資も表面的な価格変動より、「その背後にある構造」を理解できるかが勝負なのだ。

投資は“教育”であり、“継承”でもある

一代で資産を築く人は多くない。でも、“考え方”を残す人はいる。それは、単に株を買う行為ではなく、お金の使い方や増やし方を、自分の言葉で語れる人であるということ。

日本では「お金の話は下品」という文化が根強いけれど、それを変えるのは、誰かに知識を渡せる人の存在だ。たとえば、自分の子どもや後輩に「この企業はこんな理由で買った」と話せる人。あるいは「この本を読んで価値観が変わった」と伝えられる人。そういう人が、投資の本質を受け継いでいく。

投資で得られる最も大きな“配当”は、通帳の残高ではなく、**「学びの再配分」**だと思う。だからこそ、短期的な儲け話ではなく、「なぜそれを選んだのか」という思考の履歴を、自分の中に残していくことが重要になる。

歴史は最強の“未来予測ツール”

「未来は読めない」と言われるけど、正確に言えば「過去を読まなければ、未来は見えない」。実は、投資の歴史には“何度も繰り返す構造”がある。バブルと暴落、強欲と恐怖。会計的に見れば、バブル期にはキャッシュフローが減ってもPERが異常に高まり、崩壊後には逆に業績は良くても評価されない時期が続く。

そうした過去のパターンを知っていると、今どの局面にいるかが見えてくる。たとえば、戦争後の回復局面、リーマンショック後の資産インフレ、コロナ後の金融緩和と逆回転。全てに共通するのは、「人間の行動原理が変わらないこと」。

だからこそ、バフェットのように「企業をまるごと買うつもりで投資する」視点が生きてくる。その会社の歩み、戦略、競合、財務戦術──10年スパンで見て初めて、「買ってよかった」と思える瞬間が来る。

投資に必要なのは、未来を当てる力ではなく、「未来を信じられる知識」なのだ。

結論:好きなことに夢中になれる人が、最後に勝つ

投資の話をしているようで、実はずっと“自分の人生”の話をしてきたのだと気づいた人もいるかもしれません。

数字、チャート、制度、テクニック。それらはあくまで「道具」です。
一番大切なのは、それらをどう使い、自分の人生をどう設計していくかという哲学なのだと思います。

流行に流されず、自分だけの視点で世界を見て、
「なんでこの会社が好きなのか」「なぜこの未来を信じられるのか」
そういう問いに自分なりの答えを持てたとき、投資は単なるマネーゲームではなく、生き方の選択肢になります。

人と同じことをしても安心は得られますが、本当の満足は得られません。
逆に、自分で選び、調べ、学び抜いて得たリターンは、たとえ小さくても、人生を変える確信になります。

私たちは、自分の「好き」を信じることができます。
その没頭こそが、誰にも真似できない“資産”になります。

だからこそ、目先の成果に惑わされずに、自分のリズムで、一歩一歩積み上げていきましょう。
投資とは、「未来を諦めない姿勢」そのものなのだから。

そして気づいたとき、あなたのポートフォリオには、株以上に価値のある“信念”が刻まれているはずです。

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“眠れなくなるほど”とあるように、図入りで株のしくみや歴史的トレンドを楽しく学べる。歴史から投資を読む本ブログのセクション③にもピッタリです。


それでは、またっ!!

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