みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。
継続できないのは、本当にあなたの意志が弱いせいですか?
新しい習慣を始めても、気づけば三日坊主…何度繰り返しても続かない。そんな自分に落ち込んでいませんか? 実は「継続できるかどうか」はあなたの才能や意志力の問題ではなく、習慣を支える仕組みの問題なのです。この記事では、話題の『継続する技術』の考え方をヒントに、「継続」を投資と会計になぞらえて再発見していきます。読むことで、あなたは次のようなベネフィットを得られるでしょう。
- 継続は才能ではなく設計の問題であるとわかる。
意思が弱いから続かないのではなく、脳のクセや環境の作り方に原因があると理解できます。 - 投資的な思考で習慣のリターンを再認識できる。
毎日の小さな努力が将来大きな成果となるメカニズムを知り、継続のモチベーションが高まります。 - 会計的な発想で日々の努力を「見える化」できる。
数字や記録を使って自分の習慣を管理する方法がわかり、三日坊主を防ぐインフラを手に入れられます。
では早速、「なぜ継続が難しいのか」をひも解き、その解決策を投資と会計の視点から探っていきましょう。
目次
なぜ「継続」は難しいのか?

習慣が続かないとき、多くの人は「自分の意志が弱いせいだ」「才能がないからだ」と自分を責めがちです。しかし、それは正確な自己分析ではありません。 実のところ、人間の脳は省エネ志向の「怠け者」で、放っておくと目先の楽なほうへ流れてしまうようにできているのです 。私たちは将来の大きな利益よりも、今すぐ得られる小さな快楽を優先してしまう「現在バイアス」というクセを持っています 。例えば「半年後に理想の体型になれる筋トレ」より「今すぐ楽になれる動画視聴」を選んでしまうのは、この現在バイアスが原因です 。つまり続けられないのは意思の弱さではなく、人間の心理的な当たり前なのです。
さらに、習慣が定着しない背景にはいくつかの共通したパターンがあります。目標の立て方もその一つです。やる気に満ちて「毎日2時間勉強する」「週5日ジムに行く」など大きすぎる目標を掲げると、最初のハードルが高すぎて疲れてしまいます。実際、ある習慣化アプリの分析によれば、1日60分以上かかる目標を設定すると94.3%の人が挫折してしまったそうです 。大きすぎる目標は達成感より先に精神的コストが上回り、挫折の確率を跳ね上げるのです。
また、成果がすぐ見えないことも継続を阻む要因です。人は頑張ったらすぐ結果が欲しくなるものですが、読書や筋トレなど多くの良い習慣は効果が出るまでにタイムラグがあります。頑張っているのに変化が感じられないと、「やっぱり無理かな…」とモチベーションが下がりがちです。このように短期的な報酬の少なさも継続の壁になります。
さらに言えば、一度の中断が命取りになることもデータが示しています。せっかく順調に続いていても、「今日は疲れたからサボろう」と1日休んでしまうと、そこで気持ちが切れてしまいやすいのです。事実、一日でもサボると92.5%がその後30日以内に挫折してしまったという統計もあります 。人間は「まあ昨日休んだから今日もいいか」と現状維持に流れやすく、習慣の再開には大きなエネルギーを要します。
要するに、継続が難しいのは人間の心理的なクセ(ラクなほうに流れる、先延ばしする)や目標設定のミス(大きすぎる目標、曖昧な計画)、そして仕組み不足(環境や記録のサポートなし)によるものです。裏を返せば、これらを逆手に取った戦略とデザインさえあれば、誰でも「続けられる人」になれるということでもあります 。では具体的に、その戦略とはどのようなものなのでしょうか?次のセクションでは、まず「投資」の視点から継続の価値を見直してみましょう。
「継続」を投資と捉える──時間を積み上げることで資産が形成される仕組み

習慣を続けることは、言わば自分に対する投資です。投資では「コツコツと資産を積み立てて複利で増やす」ことが重要ですが、継続も同じ原理が働きます。毎日の小さな努力はすぐには報われなくても、後になって大きなリターンとなって返ってきます。例えば、1日1%ずつの成長を積み重ねると1年後には元の37倍もの成果に達するという計算があります 。逆に1日1%ずつサボると、たった0.03倍(ほぼゼロ!)になってしまうのです 。これは金融の複利効果を習慣に当てはめた驚くべき例ですが、まさに継続は小さな努力を雪だるま式に増やしていく力を持っています。
投資の世界では、時間こそ最強の資産と言われます。早くからコツコツ積み立てた人ほど大きな利益を得るように、習慣も「始めた日」が早いほど後で大きな差となって現れます。毎日30分の勉強を1年間続ければ合計180時間もの自己投資になりますし、週3回のランニングを続ければ数ヶ月後には持久力や体力が見違えるほど向上します。最初は微々たる変化でも、続けるほど成果が指数関数的に伸びていくのが継続の面白いところです。これは、投資における元本と利息が積み上がっていくイメージと重なります。
また、投資では損切りせず持ち続けることが利益獲得の鍵になります。同様に、習慣も途中で「もう意味がないかも」とやめてしまったら、それまで積み上げたものが活きてきません。途中で成果が見えなくても、それは将来のリターンの種をまいている期間だと考えましょう。継続を“コスト”ではなく“投資”と捉えるマインドが大切です。例えば「今日1時間ジムに行くのはしんどいな…」と思ったら、「いや、これは将来の自分への貯金だ」と発想を転換してみてください。目の前の疲労や頑張りは、未来の自分に利息付きで返ってくる時間の預金なのです。
投資的視点を持つと、「継続しないリスク」も見えてきます。今日サボることは将来の複利リターンを失うことであり、言わば機会損失です。一方、今日も小さくても続けることは自分の可能性への追加投資。そう考えると、毎日が将来の自分の資産形成のチャンスに思えてきませんか? 継続を投資と考えることで、日々の習慣の意味がガラリと変わり、「続けた者勝ち」の世界が見えてきます。
「継続」を会計と捉える──数字・記録・可視化が習慣を支えるインフラになる

投資の視点で継続の価値がわかったところで、次は会計の視点から継続の仕組みを考えてみましょう。会計ではお金の出入りをすべて記録し数字で把握することで、事業の健全性を保ちます。同じように、習慣も記録して見える化することで、継続を強力に後押しすることができます。
人間は目に見えるものには注意を向けますが、見えないものはつい疎かにしがちです。習慣の成果や進捗は放っておくと感じにくいものだからこそ、数字という形で「見える化」することが有効です。具体的には、日々の行動を記録したり、回数や時間を数値で把握したりします。例えばカレンダーに運動できた日に印を付けていけば、継続の「鎖」が途切れないようにしようという気持ちが湧いてきます。読書なら読んだページ数をメモする、勉強なら学習時間をストップウォッチで計って記録する、といった具合です。ほんの少しの工夫で、あなたの努力は数字という実績に変わり、日に日に積み上がっていきます。
この記録という仕組みが持つ効果はデータにも表れています。ある研究では、習慣化アプリの機能の中でユーザーが最も効果を感じたのは「記録」機能だったという結果が出ました 。また、先ほどの習慣化アプリの分析によれば、リマインダー(通知)を活用することで習慣化の成功率が4.47倍にも向上したそうです 。これはつまり、「忘れずに実行させる仕組み」や「達成度を可視化する仕組み」が継続にとって決定的に重要だということです。記録をつけること自体が小さな報酬にもなりますし、自分の成長を客観的に確認する手段にもなります。グラフが右肩上がりに伸びていたり、連続達成日数が増えていったりするのを見ると、「自分はちゃんと前進している」という実感が湧きますよね。その実感こそが次の日の行動を後押ししてくれるのです。
会計の世界には「継続性の原則」というルールがありますが、習慣もまさに継続性こそ命です。毎日記帳をサボらない会計士のように、あなたも毎日欠かさず習慣に向き合うことが大切です。とはいえ、完璧主義になる必要はありません。記録魔になるあまり本末転倒になっては続きませんから、あくまで自分を励まし軌道修正するツールとして数字や記録を活用しましょう。うまくいかなかった日は「貸借対照表」でいうマイナスが出た日。しかし次の日にプラスを積めばトータルで資産は増えていきます。日々の習慣を自分なりの会計帳簿に記録し、「習慣の資産」を管理する。そんな風に捉えると、三日坊主だった習慣も立派なプロジェクトのように感じられて、継続への意欲が湧いてきませんか?


おわりに:継続は人生最大のレバレッジ資産
私たちはとかく目先の結果を求めがちですが、人生を大きく変えるのは一発の奇跡ではなく、地道な継続の積み重ねです。継続こそ、平凡な努力を非凡な成果へとテコ入れ(レバレッジ)してくれる人生最大の資産です。嬉しいことに、継続力は生まれ持った才能ではなく後天的に身につけられる技術であり、そしてそれを支えるのが今回述べてきた「仕組み」の力です。投資の視点で継続の価値を信じ、会計の視点で日々の努力を可視化する――この二つの思考法は、あなたに「続ける人」への道筋を示してくれるはずです。
「継続できない自分」を変えるのに、特別な才能や根性は必要ありません。必要なのは、自分が続けやすい仕組みをデザインすることです。小さく始めてコツコツ続け、記録して振り返り、時には自分にご褒美を与えながら進んでいきましょう。そうすればいつの間にか、かつて三日坊主だったあなたが「気づけば半年続いてる!」という自分に生まれ変わっているかもしれません。
継続はあなたの人生における最大のレバレッジ資産です。そしてその資産は、誰にでも平等に築くチャンスがあります。今日からぜひ、投資家と会計士になったつもりであなた自身の習慣を育ててみてください。地道な継続の先に、きっと人生を変えるような大きな成果が待っているはずです。頑張るあなたを応援しています!
深掘り:本紹介
もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。
『わが投資術 市場は誰に微笑むか』
個人資産800億円超の伝説のサラリーマン投資家が、全人生で得た株式投資のノウハウを明かす一冊。
『ジム・ロジャーズ 世界的投資家の思考法』
世界的投資家ジム・ロジャーズが、自身の投資哲学や市場の見方を解説。
『15歳から学ぶお金の教養 先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?』
「お金」とは何か、「投資」とは何か、といった基本的なことを、わかりやすく解説。
『ビジネスマンのための最新「数字力」養成講座』
ビジネスマンが身につけるべき数字力を養成するための講座。
『サラリーマン「自動集金化計画」』
失業しても毎月30万円を確保するための自動集金化の方法を紹介。
それでは、またっ!!

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