「投資で儲ける」は危険信号!若いうちに“個別株”を始めるべき理由とは?

みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。

あなたは「信じられる未来」に、お金を預けていますか?

「投資でひと山当ててやる!」
そんな気持ちで飛び込んだ人ほど、資産を失いがち——。今回のテーマは、そんな“危うい投資マインド”に警鐘を鳴らしつつ、「なぜ若い人こそ個別株に挑戦すべきなのか?」という視点から、投資の本質を掘り下げていきます。

巷では「とりあえずインデックスを買っておけ」が常識のように語られていますが、それに違和感を持つ声も増えてきました。この記事では、「投資=好きな企業を応援する行為であるべき」という考えを出発点に、

  • 自己投資と金融投資のバランス
  • 少額から始める投資の重要性
  • 個別株を通じて学べる“生きた会計”の魅力
    を中心に、若い世代にこそ知ってほしい「投資のリアル」をお届けします。

さらに、不動産や国債といった他の投資手段にも触れつつ、本当に価値ある投資とは何か?を一緒に考えていきましょう。

自己投資 vs 金融投資:20代の資本は“自分自身”だ

投資というと、株や不動産など「お金を使ってお金を増やす」イメージが強いかもしれません。でも、まだ社会人になったばかりの20代にとって、最強の投資先は何か?と聞かれたら——答えは「自分自身」です。

では、なぜ自己投資が金融投資よりも優先されるべきなのか?ここではその理由を深掘りしつつ、未来の資産形成を見据えた“戦略的な自己投資”の考え方を紹介します。

「資本なき投資」はリスクでしかない

金融投資において、最初に必要なのは「元手」、つまり資本です。たとえば月に5万円投資できる人と、1万円が精一杯な人では、10年後の差は明白ですよね。問題は、多くの若者がこの“資本の差”に気づかず、「とにかく投資しなきゃ」と焦ってしまうこと。

20代でまず目指すべきは、“自分の市場価値”を高めることです。語学スキル、プログラミング、資格取得、専門知識、海外経験……それらは、未来の収入を爆発的に増やす“レバレッジの効いた投資”です。
年収が100万円上がれば、その後20年で2000万円以上の違いになります。これって、利回り10%の金融投資よりはるかに強力なんです。

「キャリア形成=企業価値の最大化」という視点を持とう

自分を一つの企業だと考えてみてください。スキルは売上、行動力は営業力、人間関係はブランド価値。そう考えると、資格や経験、学歴や人脈は「投資すべき資産」であることが見えてきます。

例えば、TOEICスコアを上げるための英語学習。たった数万円のスクール代が、外資系企業からの内定や昇給につながることも。これが「ROI(投資収益率)」の高い自己投資です。つまり、自分のキャリア形成そのものが“企業価値の最大化”であり、金融投資以上に意味のある行動だということです。

自己投資をした人ほど、金融投資も強くなる

面白いのは、自己投資をきちんと積んできた人ほど、金融投資でも結果を出しやすいという点。なぜか?それは「仮説→行動→検証→改善」というPDCAの感覚が身についているからです。
勉強でも仕事でも、「何をすれば成果が出るか」を考えて試行錯誤した経験は、まさに投資判断そのもの。

たとえば「この企業はなぜ伸びているのか?」「業界のトレンドは?」「決算が良くなった要因は?」といった問いを立てて考える力は、受験や就活、社会人経験の中で自然と養われるもの。だからこそ、金融投資を始める前に「自己投資を重ねておく」ことが、のちの投資力を決定づける鍵になるのです。

金融資本を築く前に、自分自身という“人的資本”を最大限に育てる——それが20代にとって最強の戦略です。

少額でもいいから投資を始めよ:金融リテラシーは“実体験”から育つ

「自己投資が大事なのはわかったけど、それでもやっぱり金融投資って早く始めた方がいいの?」
そんな声に対する答えは明確です——YES。少額でも、いますぐ始めるべきです。

なぜなら、投資とは単にお金を増やす手段ではなく、「お金を通じて世界を見る目を養う」ためのトレーニングだから。特に20代は、投資の失敗すらも“学び”に変えられる貴重な時期。ここでは、少額投資を通じて得られる3つの価値について深掘りしていきます。

「体験としてのお金の動き」が思考を変える

5000円でも、1万円でも、実際に投資をしてみると世界の見え方が変わります。
たとえば株を買った瞬間、その企業のニュースが急に気になり始めたり、為替の動きに敏感になったりする経験は、誰もが通る道です。それはまるで、「自分がこの社会の一部になった」ような感覚。

そして何より、「自分のお金が減る」「増える」というリアルな体験こそが、金融リテラシーを育てる最強の教材。お金に関するニュースや数字が“他人ごと”から“自分ごと”に変わることで、知識の吸収スピードも段違いになります。

若いうちの“失敗”は最大の財産になる

誰でも最初は失敗します。「この株良さそう!」と思って買ったら暴落した、よく知らずに仮想通貨に手を出したら大損した——こうした失敗は痛いけど、取り返しがつくのが20代の強みです。

逆に、何の経験もないまま30代・40代で大金を投じたら…? 一発アウトのリスクが格段に上がります。たとえば急に遺産やボーナスを手にしても、投資経験ゼロだと「キャバクラでドンペリ」どころか、SNSで見た怪しい案件にすら惹かれてしまうかもしれません。

だからこそ、今のうちに“痛みのある失敗”を経験し、小さく学ぶこと。これは将来、数百万〜数千万円を扱うときの判断力に直結する、超重要なスキルです。

継続することで「お金との距離感」が身につく

もう一つ大切なのは、継続することの意味です。月に5000円でも、1年続ければ6万円、10年で60万円になります。数字だけ見れば小さく見えるかもしれませんが、ポイントは「長期でお金を寝かせる感覚」を身につけること。

実は、多くの人が投資に失敗するのは、「すぐに儲けたい」「焦って動く」から。反対に、少額でも長期にわたって資産形成を意識する人は、自然と市場の変動に動じない“心の余裕”が育ちます。

これが、いわゆる“お金との正しい距離感”。それは、額ではなく経験値の問題。若いうちから少しずつ始めていれば、自然と「投資で生きるマインド」が整っていきます。

「損したらどうしよう」と怖がるより、「早いうちに失敗できること」の価値に気づくべき。それが、少額投資を始める最大の理由です。

個別株こそ生きた経済学:リアルな会計思考を磨け

「インデックス投資が無難」と言われる一方で、「なぜあえて個別株なのか?」という疑問を持つ人も多いでしょう。確かに、ETFやインデックスファンドはリスクを分散しやすく、初心者にも安心と言われています。

でも、こと“学び”という視点で見ると、個別株の右に出るものはありません。個別株は、会社の活動・業績・経済の動きを肌で感じられる“生きた教材”。ここでは、個別株投資を通じて得られる実践的な知識と、その活かし方について見ていきましょう。

企業の決算書が“教科書”に変わる

個別株投資を始めると、自然と企業のIR資料や決算書に目を通すようになります。
たとえば、「売上が前年比+10%なのに、営業利益が落ちている…なぜ?」といった視点が育ちます。これが、会計的思考のスタートです。

利益が出ている企業でも、営業利益と経常利益、純利益の違いを知らなければ、その企業の“健康状態”は見えてきません。でも一度でも株主として企業を見ると、数字の裏側にある“ビジネスの現場”が見えるようになるんです。

これは単なる投資テクニックではなく、ビジネスパーソンとしての“経済的教養”に直結します。

「好き」や「応援したい」が選定理由でいい

「分析とか面倒くさいし…」という人も大丈夫。個別株の面白いところは、「好き」「応援したい」という気持ちだけでも十分にスタートできる点です。

たとえば、サイゼリヤが好きだから株を買う、スケッチャーズのスニーカーが最高だから買う——これでいいんです。むしろ、そうした“生活の中のリアルな実感”に投資のヒントが詰まっています。

実際、伸びる企業というのは、ユーザーに「好き」と思わせる力があるもの。無理やり数字でこねくり回すより、直感と興味で株を選び、そこから知識をつけていく方が、ずっと自然で楽しい投資ライフが送れます。

経済ニュースが“自分ごと”に変わる瞬間

個別株を持つと、経済ニュースに対する反応が一変します。たとえば「原材料高騰」「為替の影響」「人口減少」「テレワーク拡大」といったマクロの話題が、すべて“自分の株”のパフォーマンスに影響を与えるからです。

つまり、経済が「知識」ではなく「実感」に変わる。これが、個別株が“生きた経済学”と呼ばれる所以です。

こうして投資を通じて「考える癖」「調べる習慣」「仮説を立てる視点」が育てば、仕事や人生そのものにも活きる力となって、確実にリターンを生んでくれます。

数字の裏側にあるストーリーを読み解く。好きな企業の成長を自分の喜びに変える。個別株こそ、そんな“学びの宝庫”なのです。

結論:投資とは「信じる未来」にお金を託すこと

投資と聞くと、つい「お金を増やす手段」と捉えてしまいがち。でも、本当に価値ある投資とは、もっと深くて、人間的で、そして未来志向な行為です。

「とりあえずインデックスを積み立てよう」「老後のためにNISAをやっておこう」——それももちろん正解のひとつ。でも、その前に考えてほしいのは、「自分はどんな未来を信じていて、どんな社会にお金を託したいのか?」という問いです。

たとえば、「環境に優しい事業を応援したい」「子ども向け教育サービスに可能性を感じる」「外食チェーンの成長が嬉しい」——そんな気持ちから株を買ったって、立派な投資です。むしろ、そうした“想い”のない投資は、ギャンブルと紙一重になってしまう。

自己投資は、今の自分が未来の自分にお金と時間を託すこと。
金融投資は、社会の一員として、自分が信じる企業や仕組みにお金を預けること。

どちらも、「今の行動が未来をつくる」という点ではまったく同じなのです。

そして、個別株の魅力はそこにあります。ただの数字の羅列ではなく、目の前の社会や企業、サービスに対して“応援”の気持ちを込めて投資できる。これほど人間らしく、知的で、感情の通ったお金の使い方が他にあるでしょうか?

最初は少額でもいい。失敗してもいい。むしろ若いうちの“痛い経験”こそ、30代・40代で大きく花開くための土壌になります。

どうせ投資するなら、もっと自分らしく、もっと信じられる未来に向けて。
お金を動かすたびに、自分の価値観もアップデートされていく。そんな“進化する投資”を、今日から始めてみませんか?

深掘り:本紹介

もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。

株式投資2025 波乱必至のマーケットを緊急点検
2025年の株式市場を取り巻く政治・経済の動向を、40年の取材歴をもつベテラン記者が詳解。個別株の選び方・分析軸を最新市場環境から学べます。2025年の今知るべき“生々しい相場感”が詰まっていて、セクション3の「生きた経済学」に直結する一冊です。


いちからわかる! 株投資 2025年度最新版
2025年の最新株ランキングと買い方ガイドがセットに。チャートの見方から、個別株の選び方まで、図解や具体例満載でわかりやすい。セクション2で話した「少額から体験学習」にピッタリです。


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それでは、またっ!!

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