みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。
あなたの預金、本当に“ゼロ金利”のままでいいですか?
「預金金利なんてほぼゼロなのに、なんで銀行だけそんなに儲かるの?」
ニュースで「3メガバンクが今期も過去最高益ペース」なんて見出しを見ると、正直ちょっとモヤっとしませんか。足元の決算でも、三菱UFJ・三井住友・みずほの3メガバンクは、通期での過去最高益を視野に入れた水準と報じられています。
でも、ここで一番大事なのは「銀行けしからん!」と怒ることではなく、「銀行がどうやって儲けているのか仕組みを理解して、自分の預金や口座選びに活かすこと」なんですよね。
この記事では、まず最初にこんな“1行会計”で銀行のビジネスを分解します。
銀行の収益 = 利ざや + 手数料 + 有価証券の評価益(売却益)
難しい言葉に見えますが、かみ砕くとこんなイメージです。
- 利ざや:
安くお金を集めて(預金)、それを高い利率で貸して(ローンなど)、その差額がもうけになる部分。 - 手数料:
ATM、振込、クレカ、投信販売、外貨両替など、いろんな「サービス料」。 - 有価証券の評価益:
株や債券、投資信託など、銀行が自分のお金で運用して出た利益(含み益も含むイメージ)。
ポイントは、「金利が上がらなくても、手数料と運用益で銀行は十分稼げてしまう」ということ。
だからこそ今、「預金者が何も考えずに口座を放置すると、銀行だけが一方的に得をする構図」になりやすいんです。
じゃあ、私たち預金する側はどう身を守ればいいのか。
キーワードは、あなたが書いてくれたこの一行です。
今日の一手:預金者は“金利+ポイント+手数料無料”の合算利回りで口座を選ぶ。
そう、これからの時代、「金利だけを見る」のはもったいない。
同じ100万円を預けるにしても、
- ほぼ金利ゼロだけど、ポイントがガンガン貯まる銀行
- 金利はそこそこだけど、振込手数料が高くて毎月引き落とされる銀行
- 金利は低いけど、ATM・振込・デビットやクレカ連携で“トータル”がお得な銀行
など、「合計した実質の利回り」がぜんぜん違ってきます。
この記事では、
- 銀行がなぜ金利が低くても過去最高益を出せるのか
- その裏側で、預金者がどこで“見えないコスト”を払わされているのか
- そして、あなたが“金利+ポイント+手数料無料”を合算した利回りで口座を選ぶ実践ステップ
を、専門用語をできるだけ使わずに、社会人1〜3年目でもスッと理解できるレベルで解説していきます。
読み終わるころには、
「とりあえず給料振込で指定された銀行をそのまま使ってるだけ」から卒業して、
「この銀行には“これだけのリターン”をもらってるから使っている」
と、自信を持って言えるようになるはずです。
そして、もしあなたが投資家目線も持っているなら、メガバンク株をどう見るかというヒントも、さりげなく織り込んでいきます。
目次
なぜ金利が低くても銀行は儲かるのか?

「預金金利ほぼ0%なのに、なんでメガバンクは最高益なの?」
その答えが、さっきの3つの収益エンジンです。
銀行の収益 = 利ざや + 手数料 + 有価証券の運用益
実際、3メガバンクはここ数年、
- 国内外の利ざやの改善
- 投資信託やクレカなどの手数料収入の拡大
- 株や債券などの有価証券運用益
この3つを組み合わせながら、最高益を更新してきました。
ここでは、「会計とか金融とかよくわからん…」という人でもイメージできるように、
それぞれを生活の例に置き換えながら見ていきます。
利ざや:「安く仕入れて高く売る」だけでなくなってきた
まず1本目のエンジンが利ざやです。
コンビニをイメージするとわかりやすいです。
- メーカーから100円で仕入れたジュースを
- お客さんに150円で売る
このときの50円がもうけですよね。
銀行も同じで、
- 預金者から「ほぼ0%」でお金を預かる(仕入れ)
- 企業や個人に、住宅ローン・カードローンなどで「数%」で貸す(販売)
この差が利ざやです。
ただ、ここ数年は金利が全体的に低いので、「利ざやだけでは昔ほどは稼げない」状況でした。
そこで銀行はどうしたかというと:
- 貸出先を海外にも広げる
- 金利が少し上がったタイミングで、長期で貸し出す
- 貸出先のリスクを細かく見て、安全に少しだけ利回りの高い案件を増やす
といった工夫で、少しずつ利ざやを厚くしているわけです。
ここで大事なのは、「預金金利が上がっていない=銀行も儲かっていない」ではない
ということです。
預金者への「支払い金利」をあまり増やさず、貸出側の利回りを上げられれば、その差は銀行の利益になります。
手数料ビジネス:小さな金額を何度も、幅広く
2本目が手数料です。
ここが、預金者目線だと一番「じわじわ効いてくる」部分。
思い出してみてください:
- 他行宛て振込:1回 220〜440円
- コンビニATMで時間外引き出し:1回 110〜220円
- 投資信託の販売手数料・信託報酬
- クレカ年会費、外貨両替手数料…
1回あたりは「まあいいか」と思える金額ですが、何十万・何百万人が、毎日のように使うとどうなるか。
「1人あたり毎月数百円の手数料 × ユーザー数 × 12ヶ月」
これだけで、銀行にとっては安定して入ってくる太い収益源になります。
しかも手数料収入は、金利と違って「景気や金利の上下にそこまで左右されにくい」特徴もあります。
最近は、
- 給与振込をすると他行宛振込が月◯回無料
- キャッシュレス決済を使うとATM手数料が無料
- ネット銀行なら振込◯回無料+ポイント付与
など、手数料とポイントをセットにした“囲い込み”も増えてきました。
これを逆に言うと、何も考えずに高い手数料を払い続ける人がいるから、銀行はさらに儲かるということです。
有価証券運用:銀行も巨大な「投資家」
3本目が有価証券の運用益です。
ここは、ちょっと株や投資信託をやっている人だとイメージしやすいかも。
銀行も、
- 国債や社債
- 株式
- 投資信託
- 外債などの海外資産
に、自分たちのお金をどんっと投資しています。
私たち個人投資家と同じで、
- 価格が上がれば売却益
- 保有しているだけで利息・配当
が入ってきます。
これが決算書上では「有価証券評価益」「株式等関係損益」という名前になっていたりします。
例えば、メガバンクは昔から「取引先企業の株」をたくさん持っていました。
最近は規制もあり徐々に減らしていますが、それでも株式売却益が利益を押し上げるケースは今も多いです。
ここがポイント
個人投資家が「今年は含み益が増えてラッキー」と思うのと同じように、
銀行も運用がうまくいけば、ドカンと利益が増えるのです。
つまり、銀行は
- 利ざや(本業の貸出)
- 手数料(サービス利用料)
- 有価証券運用(投資家としての顔)
この3つをミックスして、金利があまり上がらなくても、過去最高益ペースを維持しているというわけです。
ここは「銀行がどうやって儲けているか」をざっくり整理しました。
次のセクションでは、もう一歩踏み込んで、
「その裏側で、預金者はどこで“見えないコスト”を払っているのか?」
を、具体例ベースで見ていきます。
ここがわかると、「口座の乗り換え」や「メインバンクの選び方」が一気にクリアになります。
預金者はどこで“こっそり”お金を取られているのか?

ここからは、銀行が儲かる裏側で、私たち預金者がどこで損しているのかを見ていきます。
といっても、「騙されている!」みたいな話ではなくて、
仕組みを知ってないと、自然と銀行側に有利になるようにできている
っていう、もっと地味でリアルな話です。
「ほぼゼロ金利」のまま放置するという“サボりコスト”
まず1つ目の見えないコストは、「預金を放置していること自体のコスト」です。
日本のメガバンクの普通預金金利って、「え、これ表示する意味ある?」ってくらいの数字ですよね。
ここで大事なのは、
- 金利が低いことに文句を言うより、
- 「他にもっとマシな条件があるのに動かない自分」に目を向けること。
例えばイメージでいうと:
- メガバンクA:金利はほぼゼロ、ポイントほぼなし
- ネット銀行B:金利はAよりちょっと高い、さらに条件を満たすとポイントも付く
このとき、
Aに置きっぱなしにする=「本来もらえたはずの利息・ポイントを捨てている」
と考えることができます。
しかも、預金って
- 給料
- ボーナス
- 生活費の残り
が全部集まるので、金額が大きくなりやすい。
だからこそ、金利がちょっと違うだけでも、“何年も放置”すると差がそれなりに広がっていきます。
「まあ、別に今すぐ困らないし」で放置するクセは、
長期で見ると静か〜に資産を削ってくる悪習慣なんですよね。
振込手数料・ATM手数料という“じわじわコスト”
2つ目の見えないコストは、手数料の積み上がりです。
- 給料日後の家賃振込:+220〜440円
- 友だちへの立て替え分を送金:+数百円
- 給料日前のコンビニATM時間外:+110〜220円
1回ごとは「まあいっか」で済む金額ですが、
冷静に計算すると、けっこうエグいです。
たとえばざっくり、
- 毎月のどこかで、何だかんだ手数料を合計500円払っているとします
- 500円 × 12ヶ月 = 年間6,000円
これ、何も価値を生まない“銀行へのお布施”になっていませんか?
しかも、銀行によっては
- 「条件を満たせば振込◯回無料」
- 「アプリ経由ならATM手数料無料」
みたいな“ちゃんと設定すればタダにできる”仕組みが用意されていることも多いです。
つまり、
「知らない+設定してない」
= “本来払わなくてよかったはずの手数料を払い続けている”
という状態。
この「数百円だからいいや」の油断が、
金利の何倍ものマイナス効果を生んでいることも普通にあります。
ポイント・優遇条件を取りこぼす“もったいないコスト”
3つ目の見えないコストが、ポイントと優遇の取りこぼしです。
最近の銀行は、
- 給与振込を指定するとポイントUP
- 公共料金の引き落としでポイントUP
- デビットカードやクレカ利用でポイント還元
- 条件達成で「振込無料回数」が増える
など、「ちゃんと組み合わせるとそこそこおいしい」設計になっていることが多いです。
でも実際は……
- 給与はメガバンクA
- クレカ引き落としはメガバンクB
- 日常決済は別のキャッシュレス
みたいにバラバラにしてしまっていて、どの銀行の優遇条件も満たさないまま使っている人がかなり多いです。
本当は、
- 給与振込
- 公共料金の引き落とし
- メインで使うクレカ・デビット
を1つの銀行グループに寄せるだけで、
- 毎月ポイントが自動で貯まる
- 振込やATMが無料になる
みたいな「実質利回りアップ」を狙えるのに、そこを設計していないせいでもらえるはずのリターンを落としている状態になっているわけです。
もらえていたはずのポイント
+ 無料にできたはずの手数料
+ ちょっと高い金利
これらを全部合わせると、「え、これもはや“預金金利0.◯%”どころの話じゃないよね?」という水準になることも普通にあります。
ここで言いたいのはシンプルで、
メガバンクが儲かっている=
その影で「低金利+手数料+優遇の取りこぼし」で、
私たちの利回りが削られている可能性が高い
ということです。
じゃあどうするか。
次では、いよいよ実践編として、
「金利+ポイント+手数料無料」を合算した“実質利回り”で
どうやって自分のメインバンクを選べばいいのか?
を、具体的なステップに分けて整理していきます。
これからの口座選びは「金利+ポイント+手数料無料」で考える

ここまでで、
- 銀行は、金利だけじゃなく
利ざや+手数料+運用益の3本柱でガンガン儲かっている - その裏で、預金者は
低金利+手数料+ポイント取りこぼしで静かに損している
という話をしました。
じゃあ、私たちはどう動けばいいのか?
ここからは実践編として、
「金利+ポイント+手数料無料」を合算した“実質利回り”
でメインバンクを選ぶシンプルな手順を、初心者向けに整理していきます。
まずは「今の自分の銀行コスト」をざっくり見える化する
いきなり「どこが一番おトクか?」を考える前に、まずは「今どれくらい損してるか」をざっくり把握してみましょう。
といっても、難しい計算はいりません。
次の3つを、スマホのメモ帳にでも書き出してみてください。
- 平均残高(ざっくりでOK)
- 「だいたい普通預金にいくら置きっぱなしになってるか」
- たとえば「いつも30〜50万円くらいなら “だいたい40万円”」くらいのノリでOK
- 毎月払っている手数料の合計(ざっくりでOK)
- 他行宛の振込手数料
- コンビニや時間外ATM手数料
- 「なんかよくわからんけど引かれてる◯◯手数料」
→ 通帳やアプリの明細を1〜2ヶ月分だけ見て、
「だいたい月◯円くらいかな?」とざっくり出せば十分です。
- もらっているポイントや優遇(なければ0でOK)
- 給与振込でポイント
- クレカ・デビット利用でポイント
- 振込無料回数 など
ここまで整理すると、
「あれ、金利ゼロどころか、
手数料で“マイナス利回り”になってない?」
という現実が見えてくることがあります。
ここを出発点に、
- 「今のメインバンクを、そのまま使い続ける意味ある?」
- 「条件を変えれば、実質の利回りってかなり変えられるよね?」
と考えられるようになります。
「金利」だけじゃなく「ポイント+無料枠」を“利回り”として換算する
次にやることはシンプルで、
金利
+ ポイント(お金に換算)
+ 手数料無料(=本来払うはずだったお金)
を全部まとめて“利回り”として見ることです。
たとえば、かなりざっくりですが:
- 年間で
- 銀行からもらえる利息:100円
- ポイントなど:1,000円分
- 振込・ATMの無料枠で助かってる金額:1,000円分
- 普通預金の平均残高:50万円
だとすると、合計の“得している金額”は
100円(利息)+ 1,000円(ポイント)+ 1,000円(手数料がタダになった分)
= 2,100円
これを50万円で割ると、実質利回りは約0.42%くらいのイメージです。
一方で、
- 利息:200円
- ポイント:0円
- 手数料無料:0円(むしろ毎月払ってる)
みたいな銀行だと、実質利回りはほぼ0%か、下手したらマイナスです。
ここで言いたいのは、
金利だけ見て「0.001%か0.02%か」と悩むより、
ポイントや手数料を含めた“トータル”で考えた方が、よっぽど差がつく
ということです。
メインバンクは「1〜2つ」に絞って“設計する”
最後のステップは、
メインで使う銀行を「意識して選ぶ」
ことです。
具体的には、こんな流れがおすすめです。
STEP1:自分の「お金の動き方」をざっくり書き出す
紙でもスマホでもいいので、
- 給料が入る口座
- 家賃や公共料金が引き落とされる口座
- クレカやデビットの引き落とし
- 普段使っているキャッシュレス(Pay系、コード決済など)
を線でつなぐイメージで書き出してみます。
給料 → 銀行A
銀行A → 家賃・電気・スマホ
銀行B → クレカ
ふだんの決済 → クレカ or キャッシュレス
みたいな感じです。
STEP2:どの銀行グループに「集約」すると一番お得になるか考える
次に、
- 給与振込
- 公共料金の引き落とし
- クレカ or デビット利用
をできるだけ同じ銀行グループに寄せたときに、
- ポイント還元率が上がる
- 振込無料枠がつく
- ATM手数料がタダになる
などのメリットが一番大きくなりそうな組み合わせを探します。
ここで使うのは、
- 各銀行の「ポイント・優遇サービス」ページ
- 自分がよく使っているクレカ・キャッシュレスの提携先
などです(細かい比較は、後でゆっくりやればOK)。
STEP3:メインバンクを「1〜2つ」に決めて、あとは“サブ”にする
最終的に、
- 給与+日常支払い+ポイント狙い用のメイン口座(1つ、せいぜい2つ)
- 目的別に使うサブ口座(例:ネット証券連携用、外貨用など)
くらいに整理できると、かなりスッキリします。
メインに決めた銀行については、
- 給与振込をそこに変更
- 公共料金・スマホ・サブスク類も、できるだけまとめてそこから引き落とし
- その銀行グループのクレカやデビットをメインに使う
という形にすれば、
「金利+ポイント+手数料無料」の合算利回りが、ぐっと上がっていきます。
番外編:メガバンクを“あえて選ぶ理由”もある
ここまで読むと、
「じゃあ全部ネット銀行でよくない?」と思うかもしれませんが、
メガバンクにも、あえて選ぶ理由があります。
- 給与振込や会社の取引がメガバンク中心
- 実店舗で相談したい場面がある(住宅ローンなど)
- 海外との送金や外貨関係で便利なことがある
など、「生活スタイル的にメガバンクがフィットしている」人も多いからです。
大事なのは、
「なんとなくメガバンクを使う」のではなく、
「メリットとデメリットを知った上で、メガバンクを“選んで”使う」
というスタンスに変えること。
そのうえで、
- メガバンク:給与・ローン・大きめの取引
- ネット銀行:日常決済・振込・ポイント稼ぎ
みたいに、役割分担をうまく設計するのもアリです。
ここまでが実践編でした。
銀行の儲け方の仕組みを知る
→ 自分がどこで損しているかに気づく
→ 「金利+ポイント+手数料無料」を合算した利回りで口座を選ぶ
この流れを一度やっておくだけで、
この先ずっと、“なんとなく損してる状態”から抜け出すことができます。
次のラストパート(結論)では、
- 今日の内容をサクッと振り返りつつ
- 「メガバンク最高益のニュースを、自分ごとに変える視点」
を、まとめていきます。
結論:ニュースを「ただの話題」で終わらせない
メガバンクが“過去最高益ペース”——。
これって、私たちの生活と関係あるようで、ないようで、正直ピンと来にくいニュースですよね。
でもここまで見てきた通り、その裏側には
- 利ざや(安く集めて、ちょっと高く貸す)
- 手数料(小さなお金を何度も)
- 有価証券の運用益(巨大な投資家としての顔)
という、3つのエンジンがフル回転している世界がありました。
そしてもう1つ大事なこと。
銀行が儲かっている=
「預金者が必ずしも得をしているとは限らない」
という現実です。
金利はほぼゼロのまま。
その一方で、
- なんとなく払い続けている振込・ATM手数料
- 設定すればもらえたはずのポイント
- 条件を満たせばタダにできたかもしれない手数料
こうした「見えないコスト」が、あなたの“実質利回り”を、静かに削っています。
でも、ここからが楽しいところです。
今日お話しした、
- 「金利+ポイント+手数料無料」を“合算利回り”として見る
- メインで使う銀行を1〜2口座に“設計して選ぶ”
- 自分の“お金の動き方”をざっくり書き出して、
どこを変えればトータルで得するか考える
この3ステップを一度やっておくだけで、あなたの預金口座は、「なんとなく給与が入ってくる箱」から、
「ちゃんとリターンをくれる、お金の“拠点”」
に変わります。
メガバンクが最高益を出している今は、ある意味で「銀行ビジネスの教科書がリアルタイムで動いている時期」でもあります。
ニュースをただ眺めて「また銀行だけ儲かってるのか〜」で終わらせるか、それとも、
「じゃあ自分は、“合算利回り”でどの口座を選ぶべき?」
と一歩踏み込んで考えてみるかで、5年後・10年後のお金の差は、思っている以上に変わります。
今日できることは、すごくささやかでOKです。
- 今使っている銀行アプリを開いて、
ここ1〜2ヶ月の手数料の合計をざっくりチェックする - 給与振込や公共料金の引き落としを、
どの銀行にまとめると一番おトクになりそうかをググってみる - 「実はずっと使ってない口座」があれば、
いったん整理する候補に入れてみる
たったこれだけでも、
「銀行に合わせて生きている人」から
「銀行を自分のルールで使いこなす人」
に、一歩近づきます。
メガバンクの決算ニュースは、投資家だけのものでも、金融マンだけのものでもありません。
「自分のお金の流れを見直すきっかけ」として、あなたの味方にしてしまいましょう。
今日この瞬間から、
あなたの預金口座は、ただの“ゼロ金利の置き場”ではなく——
「ちゃんと働かせれば、静かにあなたを助けてくれる資産のスタート地点」
になります。
そのスイッチを押せるのは、銀行でもなく、ニュースでもなく、あなた自身だけです。
深掘り:本紹介
もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。
『銀行ビジネス』
メガバンクがなぜ連続で「過去最高益」を更新できているのか、その裏側のビジネスモデルをわかりやすく解説してくれる一冊です。金利環境の変化、規制、デジタル化など、銀行を取り巻く最新トレンドを踏まえつつ、「銀行はどう稼ぎ、どこでリスクを取っているか」が体系的に学べます。
このブログとの相性ポイント:
記事で書いた「利ざや+手数料+有価証券」の“三本柱”を、もっと深く勉強したくなった人にドンピシャ。メガバンク決算ニュースを、ただの見出しではなく“読み解ける情報”に変えたい人におすすめです。「ニュースの裏をもっと知りたい」と思った瞬間が、買いどきかも。
『働く君に伝えたい「お金」の教養』
保険・マイホーム・年金・貯蓄など、「社会人なら一度は悩むお金のテーマ」を一冊にギュッとまとめた本です。マイホーム vs 賃貸、どの保険を選ぶべきか、老後にいくら必要か…といった“人生のレベル感”を、自分で判断できるようになるための考え方を教えてくれます。
このブログとの相性ポイント:
この記事で「合算利回りで考えよう」と気づいた人が、次にぶつかるのが「じゃあ住宅・保険・年金はどうする?」問題。口座選びだけでなく、人生の大きなお金の選択も一緒に整えたい人に刺さる一冊です。「新社会人〜30代で、とりあえず一冊だけ読むならコレ」で推しやすい本。
『はじめての金融リテラシー[新版] お金のキホンを身につける』
「金融リテラシーって結局なに?」というレベルから、お金の使い方・貯め方・増やし方・借り方・備え方まで、一通りを図解で押さえられる入門書です。2022年の新版なので、最近の金融教育の流れも反映されています。
このブログとの相性ポイント:
ブログで触れた「金利」「ポイント」「手数料」「投資」といったキーワードを、もう一段ちゃんと整理したい人向け。分厚い専門書はキツいけど、SNS情報だけでは不安…という人が、「金融リテラシーの土台」を固めるのにぴったりです。パラパラめくるだけでも、“お金弱者”から一歩抜け出せる感あります。
『やさしくしっかり学べる 金融のしくみと金融用語』
金利、債券、株式、投資信託、為替…など、「ニュースでよく聞くけど本当はよくわかってない」金融用語を、基礎から丁寧に解説してくれる本です。仕事で金融用語に触れる機会が増えてきた社会人向けの“辞書兼テキスト”のようなポジション。
このブログとの相性ポイント:
「利ざや?有価証券?なんとなくイメージはわかったけど、もうちょいちゃんと知りたい」という人の“次の一歩”に最適。デスクに置いておいて、わからない単語が出るたびにサッと引けるので、仕事にも投資にも効いてきます。「金融をビジネスで“武器”にしたい人向け」と紹介しやすい一冊。
『きみのお金は誰のため ボスが教えてくれた「お金の謎」と経済のしくみ』
物語形式で、お金と経済の本質をやさしく解き明かしてくれる“経済教養小説”。「お金はどこから来て、どこへ流れていくのか」「銀行や信用って何のためにあるのか」といった、教科書では味わえない“ストーリーで理解する経済”が楽しめます。
このブログとの相性ポイント:
今回のテーマ「銀行がどう儲けていて、私たちはどう向き合うか」とめちゃくちゃ相性がいい本です。難しい理屈よりも、ストーリーでスッと理解したいタイプの人にぴったり。通勤電車で読んでいるうちに、「お金を見る目」が静かにアップデートされていく感覚が味わえます。
それでは、またっ!!
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