EUの“150ユーロ以下に課税”で何が起きる?──Shein・Temu時代の「激安の裏側コスト」を見抜く力

みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。

あなたの“激安ショッピング”、本当に得していますか?

最近SNSでも話題のニュースですが、EU(ヨーロッパ連合)の財務相たちが、「150ユーロ以下の小包にも関税や手数料をかける方向で前倒し合意した」と報じられました。ターゲットは、まさにSheinやTemuのような“激安越境EC”。今までは150ユーロ未満なら関税がほぼかからない「お得ゾーン」があったのですが、それを2028年ではなく2026年ごろから前倒しでつぶしにいく流れです。

背景には、150ユーロ以下の小さな荷物がEUに年間約46億個以上も届いていて、その9割以上が中国発と言われていることがあります。各国の企業からは「国内の小売が不利すぎる」「税金も安全チェックのコストも不公平だ」という声が上がり、政治もいよいよ動かざるを得なくなった、という構図です。

ここで、日本の私たちにとって大事なのは、
「関税がかかる/かからない」だけで判断すると、家計としては負けやすい
ということです。

なぜかというと、越境ECには、値札には出てこない「見えないコスト」がゴロゴロ転がっているからです。この記事では、それをかんたんな“会計の目線”で整理して、次のような式で考えてみます。

総コスト = 表示価格 + 通関・遅延・返品などの「期待損失」

ポイントは、

  • 「通関で止められて到着がめちゃくちゃ遅れるかも」
  • 「追加で関税・手数料を払うことになるかも」
  • 「不良品で返品したいけど、送料が高すぎて泣き寝入りかも」

こういう“起きるかもしれない損”もあらかじめ確率付きでコストに含めて考えようという発想です。難しそうに聞こえますが、やることは超シンプルで、「このリスクに、ざっくりいくらまでなら払える?」と数字に落とすだけです。

さらに、EUで関税が前倒しになるニュースが出ると、どうしても人間は

「関税がかかる前に、今のうちに買っておかなきゃ!」

と、“駆け込みバイアス”(値上げ前にムダにまとめ買いしがちになる心理)に引っ張られます。でも、家計として冷静に見ると、これはかなり危険な動きです。

この記事でお伝えしたいメインメッセージは、次の3つです。

  1. EUのルール変更は、「激安越境EC=ずっと得」とは限らない時代の象徴になっている
  2. 会計の視点で見ると、「価格」だけでなく「通関・遅延・返品リスク」を足した総コストで考えるべき
  3. 「駆け込み」で金額をぶっ放すよりも、1回あたりの上限金額を決めるほうが、長期的には家計を守れる

投資の世界でも、「見えているコストより、隠れたリスクのほうが効いてくる」とよく言われます。安さに飛びつくだけの消費者から、「ちゃんと計算できる生活のCFO(最高財務責任者)」にレベルアップするきっかけとして、このEUの動きをいっしょに分解していきましょう。

EUが動いた本当の理由──「激安すぎる越境EC」のゆがみ

「なんでEUはいま、わざわざ150ユーロ以下の小包にも課税しようとしているの?」
ここを押さえておくと、このニュースが単なる“遠い国の話”ではなく、自分の財布の話なんだな、というのが見えてきます。

150ユーロ以下は“ほぼ無税ゾーン”だった

まず前提として、これまでのEUにはざっくりいうと、こんなルールがありました。

  • 150ユーロ(日本円で2〜3万円くらい)以下の小包は、関税が免除される
  • つまり、海外の安いECサイトからちょこちょこ送れば、ほとんど税金がかからない

この“150ユーロ以下はほぼ無税”というルールをフル活用していたのが、まさに
Shein や Temu のような激安越境ECです。

たとえば、

  • Tシャツ1枚数百円
  • アクセサリーも数百円
  • 小物やガジェットも1000円台

みたいな価格で、1回の注文金額も小さめ。すると、EUの関税ライン(150ユーロ)を余裕で下回るので、ほぼ税金なしでどんどんEUに荷物を送り込めていたわけです。

EU側から見た「これはさすがに不公平では?」

しかし、これが積もり積もって、EU側からするとこんな不満がたまってきます。

  • EU域内の普通のショップ・メーカー:
    • 「うちは税金も人件費も安全基準もちゃんと守ってるのに、激安越境組と戦うのきつすぎない?」
  • 税務当局・政治家:
    • 「小さな小包が爆増してるのに、税収(国としての収入)は増えない…」
    • 「しかも税金を取るためのチェック業務だけ増えて、税務職員の負担は上がる一方…」

要するに、
「ルールのすき間を使った“ほぼ無税通販”が、国内ビジネスと税収を圧迫している」
という状態になっていたわけです。

さらにややこしいのが、“申告価格をわざと低く書いて送る”ケースです。
本当は50ユーロの商品なのに、税関の書類上は10ユーロと書いて送ってしまえば、関税がかかりにくくなります。

もちろんこれはルール違反ですが、荷物の数が多すぎて、すべてを完璧にはチェックできません。ここにも「不公平」の火種がありました。

だから「150ユーロ以下にも課税を前倒し」が出てくる

こうした事情が積み重なって、EUではもともと2028年に予定していた
「150ユーロ以下の免税をやめていく」
という改革を、2026年ごろに前倒ししようという話になっています。

ここで大事なのは、

  • EUは「Sheinなど特定企業つぶし」を表向きの理由にはしていない
  • でも実質的には、“激安越境ECのビジネスモデル見直し”に直結する

という点です。

私たち消費者から見ると、

「え、じゃあSheinやTemuって、今までよりだいぶ高くなるの?」

という素朴な疑問が出てきますが、答えは「じわじわ全体が高くなる可能性が高い」です。

理由はシンプルで、

  • 関税や手数料がかかるようになれば、その分どこかが負担しないといけない
  • 企業が負担しきれなければ、最終的には商品価格に上乗せされる

つまり、見かけの「激安」は、規制が進めば進むほど、だんだん削られていく方向になります。

ここまでが、EUが動いたざっくりした流れです。

ここから先は、
「じゃあ私たちはどうお金の計算を変えればいいのか?」
という実務的な話に入っていきます。

そのキーになるのが、最初に出てきた

総コスト = 価格 + 通関・遅延・返品の期待損失

という考え方です。
次のセクションでは、これを“会計の目線”で、でも数字が苦手な人でもわかるレベルまで分解していきます。

激安の「見えないコスト」を数字っぽく考えてみる

ここからは、いよいよ家計のリアルな話です。
テーマはひとことで言うと、

「表示価格だけ見てると負けるよ」

です。

さっき出てきた式をもう一回だけ出します。

総コスト = 価格 + 通関・遅延・返品の“期待損失”

「期待損失」という言葉がちょっと固いですが、中身はすごくシンプルです。
“起きたらイヤなこと”に、起きる確率をかけたものだと思ってください。

まずは「イヤな未来」をリストにする

越境ECでよくある“イヤな未来”は、だいたいこの3つです。

  1. 通関で止まって、到着がめちゃくちゃ遅くなる
  2. 予定外の関税・手数料を取られる
  3. 不良品・サイズ違いで返品したくなるけど、送料が高くて実質ムリ

これをいきなり正確に計算しようとすると、プロの統計オタクの世界になってしまいます。
なので、ここではざっくり感覚でOKという前提で考えましょう。

たとえば、こんな感じのイメージです。

  • 「通関で変に止められるの、3回に1回くらいはありそうだな」
  • 「返品したくなる確率は、10回買って1回くらいかな」
  • 「そのときに自分があきらめるお金って、送料込みで2,000円くらいかな」

このレベルの「主観でのざっくり率」で十分です。

かんたん“期待損失”の計算メモ

期待損失の基本は次のワンフレーズです。

「起きるかもしれない損の金額 × そうなりそうな確率」

シンプルな例でやってみます。

  • サイズが合わなくて返品したくなる確率:30%(10回に3回くらいありそう)
  • そのときに「まぁいいか」とあきらめるお金:2,000円

このときの「返品まわりの期待損失」は、ざっくり

  • 2,000円 × 30% = 600円

です。

ここで大事なのは、

「このTシャツは1,500円だから安い!」

ではなく、

1,500円 + 返品リスクぶんの600円 = 実感としては2,100円の買い物

と見たほうが、長期的には財布を守りやすい、という発想です。

同じように、

  • 通関で止まって、追加で1,000円払うリスクが20%くらいありそうなら
    • 1,000円 × 20% ≒ 200円
  • 合わせて「見えないコスト」が600円+200円=800円くらい乗っているイメージ

こうなると、1,500円の商品でも気持ちとしては2,300円くらいの買い物をしていることになります。

「国内でちょい高い」 vs 「越境で激安+リスク」

では、こんな状況を想像してみましょう。

  • 国内EC:同じような服が2,500円、返品無料・到着早い
  • 越境EC:1,500円だけど、さっき計算したように“見えないコスト”が800円くらいありそう

数字を並べると、

  • 国内ECの実質コスト:2,500円
  • 越境ECの実質コスト:1,500円+800円=2,300円

一見すると、

「やっぱり激安越境ECのほうが得じゃん!」

と言いたくなりますが、ここにストレスコストは入っていません。

  • 到着まで何週間も待つイライラ
  • 通関ステータスを毎日チェックする手間
  • 不良品が届いたときの「写真撮って英語で問い合わせる」精神的コスト

こうした“メンタルと時間の消耗”も含めて考えると、
「200円〜300円の差なら国内でいいかな」
という判断になる人も多いはずです。

この「ちょい高いけどリスク低いものを選ぶ」という感覚は、
投資の世界でいう“リスク調整後リターン”に近い考え方です。


ここまでで言いたいことはひとつだけです。

「激安だから買う」から
総コストをざっくり見積もって、割に合うなら買う

というモードに切り替えると、だいぶお金の失敗が減る、ということです。

次のセクションでは、ニュースで出た

関税導入前の“駆け込みバイアス”をどう抑えるか?

というテーマに進みます。
そこで、「1回あたりの上限金額を決める」という、実務的なテクニックに落としていきます。

駆け込みバイアスに負けない「上限ルール」の作り方

ここまでで、

  • EUが激安越境ECにブレーキをかけつつあること
  • 「総コスト」で考えないと、激安のつもりが割高になること

を見てきました。

最後のテーマは、ニュースの中にあったキーワード、

「関税導入前の“駆け込みバイアス”をどう抑えるか?」

です。

人間は「値上げ前」「ルール変更前」に、つい

「今のうちに、いっぱい買っておかないと損!」

と思いがちです。
これが“駆け込みバイアス”です。冷静に考えると、ここでドカンとお金を使ってしまうと、トータルではむしろ損していることが多いんですよね。

ここでは、駆け込みバイアスに振り回されないための、シンプルな「上限ルール」の作り方を3ステップで整理します。

「今のうちに買わなきゃ」は“値上げ”じゃなく“自分の心理”を見る

まず大事なのは、ニュースを見たときの自分の心の動きに気づくことです。

  • 「EUで関税がかかるらしい」
  • 「そのうち日本もマネするかも」
  • 「だったら今のうちに多めに買っとくか…」

この流れになった瞬間、頭の中ではこんなイメージが走ります。

「未来は“全部”高くなる」
「今だけが“特別に安い”チャンス」

でも現実はもう少し地味です。

  • 値上げ幅はそこまで大きくないかもしれない
  • そもそも全部を買いだめする必要はない
  • そもそも「本当に必要か?」という視点が抜けている

ここでやりたいのは、
**「値上げニュースに反応する前に、一度だけ立ち止まるクセをつける」**ことです。

たとえば、こう自分に聞いてみます。

  • 「これ、本当に“今じゃないとダメ”なもの?」
  • 「半年後も同じ熱量で欲しいと思う?」

ここで「たぶん熱は冷めるな…」となるものは、駆け込みでまとめ買いすると高確率で後悔ゾーン行きです。

1回あたりの「上限金額」を決めてしまう

次のポイントが、この記事の「今日の一手」です。

越境ECは、1回あたりの上限金額を決める

これ、めちゃくちゃ地味ですが効きます。

たとえば、こんな感じのルールです。

  • 「越境ECでの1回の注文は、最大5,000円まで
  • 「“今のうちに”買っていいのは、月1回まで

こう決めておくと、

  • 駆け込みでカートに5万円分入れる
  • 「どうせ関税が入る前だし」とポチる

という暴走パターンを、自動的にブレーキできます。

会計っぽく言うと、

  • 1回あたりの上限金額を決める
    “最悪失敗してもダメージが限定される”ようにしておく

ということです。

たとえば上限5,000円なら、
「届かなかった」「不良品だった」「サイズ全滅だった」
を全部くらっても、ダメージは5,000円で止まります。

投資の世界でいう「ロット管理(1回あたりどれくらい賭けるか)」に近い考え方で、
「1発で人生を壊さない」ための仕組みづくりです。

「ストック消費」と「お楽しみ枠」を分けて考える

もうひとつ大事なのは、買うものを2種類に分けて考えることです。

  1. ストックしておく意味があるもの
    • 消耗品(靴下、インナー、日用品など)
    • 多少多めにあっても困らないもの
  2. そのときの気分で欲しくなる“お楽しみ枠”
    • 流行りの服、小物、ガジェット
    • 飽きやすいもの、嗜好品(しこうひん)

駆け込みバイアスが危険なのは、特に②お楽しみ枠です。

  • 「今だけ安いし」「EUで関税入ったら…」と理由をつけて
  • 本当は“気分の買い物”なのに、“投資っぽく正当化”しがち

これを避けるために、たとえば次のようにルール化してしまいます。

  • ストックしていいのは、消耗品だけ
  • お楽しみ枠は、「今のうちに」の言い訳を禁止
  • それでもどうしても欲しいものは、
    • 「1回あたり上限5,000円」の中で選ぶ

こうやってルールを分けておくと、

  • 「これはただの“気分買い”だな」
  • 「これはストックしても実用的だからOKかな」

と、冷静に仕分けしやすくなります。


ここまでをぎゅっとまとめると、駆け込みバイアスに負けないポイントは

  • ニュースを見た瞬間に反射で買わず、一拍おいて「本当に今必要?」と自問する
  • 越境ECには「1回あたりの上限金額」と「月の回数」を決めておく
  • ストック(消耗品)とお楽しみ枠を分けて、駆け込み対象を絞る

この3つだけです。

EUのルール変更は、世界のどこかで起きている“遠い話”にも見えますが、
見方を変えると、

「激安時代の終わりに、どうやって“賢い消費者”側に回るか」

を考えるいいきっかけになります。

ここまでで、

  • 背景(セクション1)
  • 総コストの考え方(セクション2)
  • 駆け込みバイアスへの対策(セクション3)

まで来ました。

次はラストとして、この記事全体を通じて伝えたかったメッセージをまとめつつ、
「これからの越境ECとの付き合い方」を書いていきます。

結論:激安に振り回されず、「家計のCFO」になる

ここまで読んでくれたあなたは、すでに
ただの「安さハンター」から、一歩進んだ“家計のCFO(最高財務責任者)”の視点を手に入れかけています。

EUの「150ユーロ以下にも課税していく」という動きは、パッと見は

  • 「SheinやTemuが値上がりしそう」
    というニュースに見えます。

でも、もう少し引いて見ると、

  • 「世界的に“激安の裏側コスト”が、ちゃんと値段に乗り始めている」
  • 「ルールのすき間を使った“ほぼ無税モデル”が、だんだん閉じられていく」

という、もっと大きな流れの一部です。

そして、この流れはEUだけの話で終わらない可能性が高い
だからこそ、私たち個人も、そろそろ

「安いから買う」から「総コストまで含めて判断する」

というモードに切り替えたほうがいいタイミングに来ています。

この記事でずっと大事にしてきたのは、この一行でした。

総コスト = 価格 + 通関・遅延・返品の期待損失

ここには、会計と投資のエッセンスがぎゅっと入っています。

  • パッと見の値段(価格)だけじゃなく
  • 起きるかもしれない損(リスク)も、ざっくり数字にして足してみる

投資の世界では当たり前の発想ですが、
これを日常の買い物に持ち込むだけで、家計はかなり守りやすくなります。

さらにもう一歩踏み込むなら、

  • EUのニュースや「関税前倒し」というワードを見ても、
    反射で「今のうちに買わなきゃ!」と動かず
  • 越境ECには1回あたりの上限金額を決めて
  • ストックしていいもの(消耗品)と、
    その場の気分の「お楽しみ枠」を分けて考える

こういう「マイルール」をつくることで、
心理バイアスに振り回されない消費者になれます。

激安の時代は、たしかに楽しいです。
ポチッと押せば、世界中からモノが届く。
それ自体はテクノロジーがもたらした、すばらしい変化です。

でも、その影で

  • 国内のお店やメーカーが苦しくなっていたり
  • 税金やチェックのコストを、じわじわ誰かが負担していたり
  • 「安いから」とポチり続けるうちに、自分の時間と集中力が削られていたり

そんな“見えないコスト”もたまっていきます。

だからこそ、これからの賢い選択は、

「激安を楽しみつつも、最後にちゃんと計算して決める」

というポジション取りです。

  • 値段が少し高くても、リスクが低くてストレスが少ないならそっちを選ぶ
  • 駆け込みムードになったら、「自分は1回いくらまで」と上限を決めておく
  • 期待損失をざっくり足し算して、「これは本当に得か?」と問い直す

こうした小さな判断の積み重ねが、
1年後・3年後の貯金額や投資余力に、静かに効いてきます。

EUの関税ニュースは、
「これからの越境ECとどう付き合っていく?」を考える、ちょうどいいタイミングです。

安さに振り回される側ではなく、
自分でルールを決めて、数字で判断できる側に立つ。

その最初の一歩として、
次に何かをポチるとき、心の中でそっとつぶやいてみてください。

「この“激安”、総コストで見ても本当におトク?」

その一言が、あなたの家計を守る最高のセーフティーバーになります。

深掘り:本紹介

もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。

新版 正しい家計管理

こんな人におすすめ

  • 「なんとなく使ってて、毎月お金がどこに消えたかわからない…」という人
  • 家計を“会社経営っぽく”ちゃんと管理してみたい人

公認会計士の著者が、会社の経営管理の考え方をそのまま家計に落とし込んだ一冊です。
「どんぶり勘定は低収入より怖い」というメッセージどおり、収入の多さより“お金の流れをどう設計するか”を重視していて、ブログで書いた「家計のCFOになる」というテーマと相性バツグンです。

家計簿が続かなかった人でも、

  • 固定費と変動費を分ける
  • 生活防衛資金を優先しておく

といった“仕組み”から整えるので、実践しやすいのがポイント。「とりあえずこの本どおりにやってみよう」と思える再現性の高さがあり、アフィリンクとも相性よしです。

今さら聞けない 行動経済学の超基本

こんな人におすすめ

  • 「駆け込みバイアスって、ほかにどんなパターンがあるの?」と気になった人
  • セールや“期間限定”に弱い自覚がある人

行動経済学を「かしこい消費者になるための道具」としてまとめた入門書です。
いきなり専門用語で攻めてこないので、経済学が苦手でも読みやすいのが特徴。

本書では、

  • なぜ人は“今だけ”“数量限定”に弱いのか
  • なぜ「値上げ前にまとめ買い」で失敗するのか
  • なぜ「損したくない」気持ちが、かえって損を生むのか

といった“心理のクセ”を、イラストや図解を使いながら解説してくれます。
ブログで触れた「駆け込みバイアス」や「激安に振り回される心理」を、もう一段深く理解したい人の“次の一冊”として紹介しやすい本です。

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新版 正しい家計管理 [ 林總 ]
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2025-2026年版 図解わかる税金

こんな人におすすめ

  • 「税金ってよく分からないけど、とりあえず“損だけはしたくない”」という人
  • 所得税・住民税・消費税・相続税など、全体像をざっくりつかみたい人

所得控除や配偶者控除、相続や贈与、住宅・株式・年金・消費税まで、生活に関わる税金の基本が一冊でまとまっています。最新の税制改正にも対応している“新しめの版”なので、今のルールをざっくり押さえるのにちょうどいい本です。

ブログでは「EUでの関税の話」を入り口に、“見えないコスト”としての税金に触れましたが、
この本を読むと、

  • 「そもそも日本の税金って、どういう仕組みで取られてるの?」
  • 「どこまでが節税で、どこからがアウトなの?」

といった疑問が整理されます。
マンガと図解が多めで、活字が苦手な人にもすすめやすい“鉄板税金入門”です。

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2025-2026年版 図解わかる税金 [ 芥川 靖彦 ]
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海外30の国・地域のEC概況を網羅した 越境ECハンドブック2024

こんな人におすすめ

  • Shein・Temuのニュースをきっかけに、「世界のECってどうなってるの?」と興味が出てきた人
  • 将来、越境ECや海外販売ビジネスに関わる可能性がある人

世界30の国・地域のEC市場のサイズや特徴、トレンドがまとまったデータブックです。
消費者として読むだけでも、

  • 「どの国で、どんなECモールが強いのか」
  • 「どの地域が今後伸びそうなのか」

などがパッと分かるので、「ニュースの裏側をもう少し深掘りしたい人」の知的好奇心をくすぐる一冊です。

ブログでは“家計目線”で越境ECを扱いましたが、この本は“マーケット目線”で世界を俯瞰できるので、
「消費者の目線だけでなく、ビジネス側の論理も知りたい人」向けです。
「この一冊があると、海外ECニュースの見え方が一段変わります」と一言添えてリンクするとクリック率も上がりそうです。


越境EC&海外Webマーケティング“打ち手”大全 インバウンドを契機に世界を狙う 最強の戦略91

こんな人におすすめ

  • 今まさにEC・D2Cで仕事をしている社会人
  • 「いつか自分も海外に売りたい」と思っている個人・副業勢

越境ECや海外向けWebマーケティングで、具体的にどんな「打ち手」があるのかを、ケーススタディとともにまとめた実務寄りの一冊です。

  • どの国・地域を狙うか
  • どのチャネルで集客するか
  • どんなクリエイティブが刺さるのか

といった“現場の悩み”に、かなり踏み込んだ形で答えてくれます。
ブログ本文では「消費者としての越境ECとの付き合い方」を書きましたが、この本は完全に“売る側の武器”。

「読むうちに、むしろ越境ECで売る側に回りたくなってきた」

ビジネス目線で越境ECを学びたい人はこの本が近道です。


それでは、またっ!!

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