みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。
あなたの家はまだ“支出の箱”のままですか、それとももう“運用してくれる相棒”になり始めていますか?
ここ数年、「スマートホーム」という言葉はよく聞くようになりましたが、正直なところ「Wi-Fi付き家電が増えただけで、家計がラクになった実感はあまりない…」という人も多いはずです。そんな中で登場したのが、集合住宅向けホームIoT機器「ナインドット」。提案型AIエージェント「グラモン」を内蔵し、家電の操作からセキュリティ、見守りまでを1台でまとめて面倒を見る“家の司令塔”のような端末です。しかも今は、条件付きですが月額0円で導入できるキャンペーンまで始まっています。(参考:Looop (ループ) )
このナインドットと、電力会社Looopが提供する市場連動型電気料金「スマートタイムONE」のようなプランを組み合わせると、家の中で使う電気の時間帯を、電気料金の変動に合わせて自動で“ピークシフト”させる世界が見えてきます。簡単に言うと「電気が安い時間にまとめて動く家電」と「その時間を読みながら最適な使い方を提案するAI」がセットになるイメージです。人間がいちいち料金表をチェックしなくても、家全体が勝手に“節電トレード”してくれるようなものです。
この記事では、この動きをあえて「家がミニ運用ファンドになる」という視点から整理してみます。これまで住宅は「家賃・ローン・光熱費・修繕費という支出が発生する場所」としてしか見られてきませんでした。でも、AI付きホームIoTと市場連動型の電気料金が組み合わさると、家は「電気代・防犯・快適さを、AIが自動で最適化してくれる“小さな運用ファンド”」に変わっていきます。投資信託が株や債券を自動で組み替えるように、家のAIエージェントが「いつ電気を使うか/どの家電をどれくらい動かすか」を日々チューニングしていくイメージです。
もちろん、ここで気になるのが「家計の意思決定権をどこまでAIに任せていいの?」というポイントです。電気代の節約だけを追いかけると、快適さが犠牲になるかもしれないし、防犯・見守りの設定をAI任せにしすぎると、万が一のときに「何が起きているのか分からない」という不安も出てきます。特に20〜30代の社会人にとっては、「楽したいけど、家計や安全のハンドルは自分で握っていたい」という本音もあるはずです。
そこで本記事では、
- AI付きホームIoTで、家の中で何が自動化されていくのか
- “ミニ運用ファンド化”した家で、人間は何を決めるべきか/何を任せていいのか
- 自宅を“最強の省エネ・快適ファンド”に育てるための3ステップ
この3つの流れで、できるだけ専門用語をかみ砕きながら解説していきます。投資やファンドと聞くと身構えてしまうかもしれませんが、ここで扱うのはあくまで「電気代・防犯・快適さ」といった日常のお金と暮らしの話です。読後には、「自分の家も、ちょっとした設定と考え方次第で“運用する家”に変えられそうだ」と感じてもらえるはずです。
では次から、まずは「AI付きIoTで家の中に何が起きているのか」を、ひとつずつ分解して見ていきましょう。
目次
AI付きホームIoTの正体――「家の司令塔」が生まれた

まずは、「AI付きホームIoTってそもそも何者?」というところから整理していきましょう。
ここをイメージできると、「家がミニ運用ファンドになる」という話がぐっと理解しやすくなります。
ナインドットってどんな機械?一言でいうと「家のダッシュボード」
ナインドットは、カンタンに言うと「家のいろんな機能をまとめて操作できるタブレット端末」です。
インターホン、家電操作、防犯カメラ、見守り、電気の見える化(HEMS)、スマートロックなど、バラバラになりがちな機能を一台にまとめてくれます。
今までのスマートホームは、
- 照明はこのアプリ
- エアコンはこのアプリ
- カメラはまた別のアプリ
と、スマホの中がリモコンアプリだらけになりがちでした。
ナインドットは、それを「もう全部この画面からやろうよ」とまとめてくれる存在です。
しかも、ナインドットはただの“リモコン”ではありません。
最大のポイントは、「グラモン」という提案型AIエージェントが中に入っていることです。
このAIが、天気・温度・人感センサー・電気の使い方などを見ながら、
- 「今日は冷えるから、少し早めに暖房つけますか?」
- 「今、電気代が高めなので、洗濯は夜に回しませんか?」
といった“声かけ”や提案をしてくれるイメージです。
「市場連動型の電気料金」と組み合わさると何が起きる?
では、このAI付きホームIoTが、Looopの市場連動型電気料金プラン「スマートタイムONE」とくっつくと何が起きるのか。ここが“ミニ運用ファンド化”のカギです。
スマートタイムONEは、電気料金が30分ごとに変わるプランです。電気を仕入れる市場(日本卸電力取引所:JEPX)の価格に合わせて、電気代が細かく上下します。
ポイントだけかみ砕いて言うと、
- 安い時間帯:電気をたくさん使ってもおトク
- 高い時間帯:同じ量を使っても割高になる
という、変動制の料金になっているということです。
この仕組み自体は前からあったのですが、普通の人が
「今日の20〜21時は単価が高いから、洗濯は23時に回そう」
なんて、細かく自分で計算して動くのは現実的ではありません。
そこで登場するのが、「ナインドット+AIエージェント」です。
今、Looopとグラモは、
- 市場連動型料金の変動データ
- 家の電気の使われ方のデータ
を組み合わせて、自動で家電の使い方を最適化する(ピークシフトする)機能を検討しています。
つまり、電気が高い時間帯は賢くセーブし、安い時間帯にうまくシフトする家を、AIが裏側でつくってくれるイメージです。
何がどこまで自動化されるの?具体的なイメージ
では、実際にどんなことが自動化されそうなのか、初心者向けに「よくありそうな日常シーン」でイメージしてみます。
① 洗濯機や食洗機の“実行タイミング”
- これまでは「夜に帰ってきたらなんとなく回す」だったものが、
- 「今は電気代が高いので、0時以降に自動でスタートしますか?」とAIが提案。
- 事前に「夜中に回してOK」と設定しておけば、安い時間に自動でスイッチオンしてくれる世界です。
② エアコン・給湯器の“微調整”
- いきなり「エアコンOFF!」とすると不快なので、
- 「電気が高い時間帯は設定温度を1度だけゆるめる」
- 「逆に安い時間帯は少し早めに部屋を温めておく」
といった細かいチューニングをAIが担当します。
人間がやると「まあいっか」で終わってしまう部分を、
AIが毎日コツコツやってくれるイメージです。
③ 防犯・見守り×省エネのバランス
- 外出時、センサーライトやカメラは防犯上つけておきたい。
- でも、つけっぱなしは電気代がもったいない。
ここも、
- 人がよく通る時間帯だけ感度を上げる
- 深夜は「異常があったときだけライトON」にする
など、防犯を維持しつつムダな電気を減らす調整が可能になります。
こうやって見ていくと、ナインドットのようなAI付きホームIoTは、単なる“便利ガジェット”ではなく、
「家の中の電気・防犯・快適さをまとめて管理し、ちょっとずつ結果を良くしていく“家の司令塔”」だと分かります。
そして、市場連動型の電気料金と組み合わさることで、
その司令塔が「今日は電気が高いから、こう動こう」「安いから今のうちに動こう」と、
まるでトレーダーのように家電を動かす世界が見えてくるわけです。
ここまでが、「AI付きホームIoTで、家の中で何が自動化されていくのか」という第一歩です。
次のセクションでは、こうした世界で人間の“意思決定”はどこまでAIに任せてよくて、どこは自分で握るべきなのかを掘り下げていきます。
家計のハンドルをAIに渡しすぎないために ― どこまで任せていい?

前セクションでは、「AI付きホームIoTが家の司令塔になっていく」という話をしました。
では次に、いちばん気になるポイントに踏み込みます。
電気代や家電の動かし方を、どこまでAIに任せていいのか?
ここをふわっとさせたまま“全部おまかせ”にすると、
あとで「そんな設定にしてたなんて聞いてない!」となりがちです。
このセクションでは、
①お金、②快適さ、③安全性の3つの視点から、
「AIに任せる部分」と「人が決めておくべき部分」を整理していきます。
まずは「ルール作り」から:AIに“ゴール”を教える
AIは勝手に魔法を使ってくれるわけではなく、
人間が「ゴール」と「許容ライン」を伝えてあげる必要があります。
たとえば、こんな感じです。
- 電気代のゴール
- 「今より月○○円くらい安くなればOK」
- 「年間で1万円くらい節約できたらうれしい」
- 快適さの許容ライン
- 「冷暖房の設定温度は、この範囲からは外さないで」
- 「お風呂の湯張りは、この時間帯だけは最優先でやってほしい」
ここを決めずに、ただ
「AIさん、よろしく〜」
と丸投げすると、AIは「とにかく電気代を最小化!」みたいな極端な動きをしてしまう可能性があります。
イメージとしては、
AIは「超真面目で言われたことは徹底的にやる新人さん」です。
だからこそ、
- どこまで節約を追いかけるのか(ゴール)
- ここだけは削っちゃダメ(NGライン)
この2つを最初にざっくり決めて、設定画面や初期の質問にきちんと答えておくことが大事です。
「半自動運転」がちょうどいい:AIは“提案”、最終決定は人間
次に大事なのが、いきなり「フル自動」にしないことです。
おすすめなのは、「半自動運転モード」にすること。
つまり、
AIが提案 → 人間がOKする → 実行
という流れを基本にしておくやり方です。
例えば、
- 「19〜21時は電気料金が高いので、エアコンを1度だけ緩めますか?」
- 「今夜0時以降が電気代が安いので、洗濯機のスタートを遅らせますか?」
といった提案に対して、
最初のうちは必ず自分で“はい / いいえ”を選ぶようにします。
これを1〜2週間続けると、
- 自分が「どこまでならOK」と感じるのか
- どの提案は「ちょっとうっとうしい」と感じるのか
が分かってきます。
そこで初めて、
- 「このパターンの提案は自動で許可していい」
- 「この種類の提案は、今後も確認してほしい」
と、AIの“自動許可ライン”を少しずつ広げていくイメージです。
投資の世界でも、
いきなり“全自動のロボアドバイザーに全財産を入れる”のではなく、
少額から試して様子を見るのが安全ですよね。
同じように、家計の自動運転も、
「ちょっとずつ任せる範囲を増やす」のが精神的にも安心です。
「見える化」と「月イチ振り返り」で、ちゃんと“運用してる感”を持つ
最後に、AIに任せすぎないために意外と大事なのが、
「自分の目でざっくりチェックする習慣」です。
具体的には、こんな感じの“月イチ振り返り”がおすすめです。
- アプリや端末で「今月の電気代&使用グラフ」をざっと見る
- 「先月より高い?低い?」
- 「どの時間帯に使いすぎてる?」
- AIの提案ログや自動制御の履歴を見る
- 「どの提案が多かったか」
- 「自動でOFF/ONしている家電がどれくらいあるか」
- 違和感があればルールを微調整
- 「夜はもう少し快適さ優先にしよう」
- 「休日は節約より快適モードに変えよう」
これをやると、
「AIに丸投げしてる感」から「AIと一緒に家計を運用している感」に変わります。
投資信託でも、
毎月の運用レポートを軽くチェックするだけで“自分の資産をちゃんと見ている”安心感が生まれますよね。
同じように、
家の中の電気・防犯・快適さも、
「AI+自分」で運用していると思えるだけで、
自分の暮らしへの納得感がぐっと高まります。
ここまでが、「家計の意思決定をどこまでAIに任せるか」の考え方です。
- ルールとゴールを決める
- いきなり全自動にしない
- 月イチでざっくりチェックする
この3つさえ押さえておけば、
AIにハンドルを奪われることなく、“ラクさ”と“安心感”のバランスを取りながら家を運用していくことができます。
次のセクションでは、
いよいよ実践編として、「自宅を“最強の省エネ・快適ファンド”に育てる3ステップ」を具体的に紹介していきます。
実践編 ― 自宅を“最強の省エネ・快適ファンド”に育てる3ステップ

ここまでで、
- AI付きホームIoTは「家の司令塔」になりつつあること
- 家計のハンドルをAIに渡しすぎないコツ
を見てきました。
ここからは実践編として、
「じゃあ自分の家では、具体的に何をすればいいの?」
という部分を、3つのステップに分けてシンプルに整理していきます。
投資でいえば、
- 現状を知る
- 方針を決める
- 少額で試して、育てていく
という流れと同じです。
これをそのまま「家」に当てはめてみましょう。
ステップ1:家の“ポートフォリオ”を知る ― まずは見える化から
いきなり「節約するぞ!」と気合いを入れる前に、
まずは自分の家の“現状”を知ることが大事です。
投資でも、いきなり商品を買う前に、
「今、自分は何にどのくらいお金を使っているか」を見るところから始めますよね。
家も同じで、最初にやるのは「見える化」です。
おすすめのやり方は、次の3つです。
① 電気代のざっくり把握
- 過去3か月くらいの電気料金をざっと見て、
- 平均いくらくらいなのか
- 夏・冬でどれくらい差があるのか
をざっくり把握しておきます。
- グラフで見られるなら、「ここだけ急に高いな」という月をチェックしておくと◎です。
② 家電の“メンバー表”を作る
- よく使う電気を食う家電を、紙かメモアプリに書き出します。
- エアコン
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 食洗機
- 乾燥機
- 給湯器 など
- その中で、「時間をずらせるもの」と「ずらしにくいもの」に分けておきます。
- 例:洗濯・食洗機 → 多少時間をずらしてもOK
- 例:照明・冷蔵庫 → あまりいじりたくない
③ 優先順位を決める
- 「ここは快適さ優先」「ここは節約優先」というゾーン分けをざっくり決めます。
- たとえば、
- 在宅ワーク中の部屋 → 快適さ優先
- 夜中の洗濯や食洗機 → 節約優先
- たとえば、
- この優先度が、あとでAIに渡す“オーダー表”になります。
ここまでやると、
自分の家の「電気の使い方ポートフォリオ」がなんとなく見えてきます。
いきなり難しい分析をする必要はなく、
「うちで一番電気を食ってそうなのは誰(どの家電)か」を把握するだけでOKです。
ステップ2:AIに任せるゾーンと、自分で握るゾーンを決める
現状が見えてきたら、次は「AIに任せる範囲」を決めるステップです。
ここが、家を“ミニ運用ファンド”に変えるうえでいちばん大事な設計になります。
イメージとしては、
「AIマネージャーに渡す担当領域」を決める感じです。
① 任せやすいのは「時間をずらせる家電」
- 洗濯機・食洗機・乾燥機など、
「今じゃなくても、数時間後でも問題ないもの」は、AIと相性バツグンです。 - ここは思い切って、
- 「夜22時〜朝6時の間で、安い時間に自動スタートしていいよ」
のようなルールを作ってAIに任せてしまうと、節約効果が出やすいです。
- 「夜22時〜朝6時の間で、安い時間に自動スタートしていいよ」
② 自分で握るのは「快適さに直結する家電」
- エアコン・照明・給湯など、「ちょっと変えられるだけでストレスになる部分」は、
一気に自動化しすぎないのがポイントです。 - 例えば、
- 「設定温度を変えるときは、必ず事前に確認して」
- 「お風呂のお湯はり時間だけは絶対にいじらないで」
といった“絶対ルール”を最初に決めておくと安心です。
③ 防犯・見守りは「安全ライン優先」で
- カメラやセンサーライト、スマートロックなどは、
“節電したい”気持ちよりも“安心感”を優先したほうがいい部分です。 - ここは、
- 「防犯機能は基本ON」
- 「AIが調整するのは、明るさや感度レベルの範囲だけ」
というように、AIの裁量を少し狭めにしておくとバランスが取りやすくなります。
こうやって、
「任せるゾーン」と「自分で握るゾーン」を分けておくと、
AIにコントロールを奪われている感覚が減って、
「一緒に家を運用している」感覚を持ちやすくなります。
ステップ3:小さく試して、季節ごとに“運用見直し”
最後のステップは、「小さく試して、定期的に見直す」です。
これは、まさに投資の世界でいう「運用のリバランス」に近い考え方です。
① 最初は“1か所だけ”AI強化する
- いきなり家中すべてを自動化する必要はありません。
- まずは、
- 「洗濯機だけAIに任せてみる」
- 「在宅ワーク部屋のエアコンだけ提案モードにしてみる」
など、一番効果がありそうな一か所だけ試すのがおすすめです。
- 1〜2週間動かしてみて、
- どれくらいラクになったか
- ストレスはないか
を体感してみましょう。
② “月イチ+季節の変わり目”で見直す
- 電気の使い方は、季節によってガラッと変わります。
- 夏はエアコン
- 冬は暖房・給湯
- なので、
- 毎月ざっくり電気代をチェック
- 季節が変わるタイミング(6月・10月など)でAIのルールを見直す
という 「月イチ+季節ごと見直し」がちょうどいいペースです。
③ “目標”を小さく決めると続けやすい
- 「年間で○万円節約!」という大きな目標もいいですが、
最初はもっとシンプルでOKです。- 「まずは月500円安くなれば成功」
- 「設定を変えても不快に感じなければOK」
- このくらいのライトなゴールのほうが、
続けやすく、ストレスも少ない“ゆるい運用”になります。
こうして、
- 現状を知って
- 任せるゾーンを決めて
- 小さく試しながら、季節ごとに調整していく
という流れを回していくと、
気がついたときには、家全体が「自分のスタイルに合ったミニ運用ファンド」に育っていきます。
AIは“完璧な正解”をくれる魔法の箱ではなく、
「ちょっと難しいことを代わりにやってくれる相棒」くらいに考えておくのがちょうどいいバランスです。
結論:家は「お金を食う箱」から、「一緒に運用してくれる相棒」へ
ここまで読んでみて、あなたは自分の家のことをどう感じたでしょうか。
これまでは、家といえば
「家賃(ローン)・光熱費・通信費…とにかくお金が出ていく場所」
というイメージが強かったと思います。
でも、AI付きホームIoTや、市場連動型の電気料金といった仕組みが出てきたことで、
家は少しずつ「ただの支出発生装置」から、「お金と快適さを一緒に運用してくれる存在」へと変わり始めています。
投資信託が、株や債券を自動で組み替えながら運用してくれるように、
AIエージェントが、家の中の電気の使い方や家電の動かし方をチューニングし、
「電気代・防犯・快適さ」のバランスを取ってくれる。
そんな世界が、もう“未来の話”ではなく、
月額0円キャンペーンのIoT機器が出てくるくらいには、現実の選択肢になりつつあるわけです。
もちろん、AIにすべてを丸投げしてしまうのは危険です。
家計も暮らしも、「最後に責任を取るのは自分」です。
だからこそ大事なのは、
- ゴールとNGラインを決めること
- いきなりフル自動ではなく、半自動から始めること
- 月イチ・季節ごとの振り返りで、“運用している感覚”を持つこと
この3つでした。
これは、実は投資やお金の世界とも同じです。
「よく分からないまま売れ筋の商品に全部のせ」ではなく、
自分なりの考えを持ちつつ、手間のかかる部分だけプロや仕組みに任せる。
家のAIエージェントも、
「面倒なことを代わりに考えてくれる賢いアシスタント」くらいの距離感で付き合うのが心地いいはずです。
今日からできることは、とても小さいステップです。
- 自分の家の電気代や、よく使う家電を書き出してみる
- 「ここは節約優先」「ここは快適さ優先」とざっくり決めてみる
- もしAI付きIoTやスマートホームの仕組みを導入しているなら、
設定画面をのぞいて「任せるゾーン」と「自分で握るゾーン」を分けてみる
これだけでも、
家の見え方は「お金が出ていくだけの場所」から、
「自分の意思とAIの力で、ちょっとずつ成果を積み上げていくミニ運用ファンド」に変わっていきます。
仕事をしている20〜30代にとって、
時間も頭のリソースも限られています。
細かい料金表を毎日チェックして、
一つひとつ家電の操作を最適化するのは、どう考えても現実的ではありません。
だからこそ、
「任せるところはAIに任せる。でもハンドルは自分が持ち続ける」というスタンスで、
自分の家を“運用可能な資産”として見始めてみる。
その一歩目を踏み出した瞬間から、
あなたの家計は「ただの固定費」ではなく、
あなた自身の価値観と戦略が反映された“小さなファンド”になっていきます。
これからの時代、
「どんな家に住んでいるか」と同じくらい、
「その家をどう運用しているか」も、
あなたのスタイルを映し出すものになっていくかもしれません。
さあ、あなたの家は、
今日からどんな“運用方針”で動かしていきますか?
深掘り:本紹介
もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。
『どうする? 電気代 節約完全マニュアル』
電気代の値上げラッシュで「正直、請求書を見るのがこわい…」という人にまずおすすめしたい1冊。
エアコン・冷蔵庫・照明の使い方から、電力会社や料金プランの見直し方まで、“今すぐできる節約ワザ”が写真や図でやさしくまとまっています。
「市場連動型プランにしたらどう変わる?」という視点で読むと、この記事の内容ともつながって理解が深まります。
電気代という“固定費の黒箱”を、AIと一緒にコントロールしたい人の入門書としてかなり使えます。
『鍵のいらない生活~スマートホームの教科書~』小白 悟
スマートロックやスマート照明など、「スマートホームって結局なにが便利なの?」を生活者目線で教えてくれる本。
IoT×ネットワーク×住宅で、暮らしがどう変わるかを“難しい理屈抜き”で解説してくれる実用ガイドです。ひとり暮らしからファミリー、高齢者までそれぞれのケースでの使い方が紹介されているので、「うちならここから始めよう」が具体的にイメージできます。
この記事で書いた「家がミニ運用ファンドになる」という感覚を、“暮らしの便利さ・安心感”の側から補強してくれる1冊です。
『金持ち父さん貧乏父さんの家づくり 改訂版』加藤善一
あの『金持ち父さん貧乏父さん』シリーズのコンセプトを、「家づくり」「住まい」に落とし込んだのがこの本。
改訂版では、「10年後を見据えた家づくり」「AIスマートハウスで暮らしを最適化」といったキーワードで、家を“消費”ではなく“資産”として考える発想が強く打ち出されています。
「家はお金を食う箱ではなく、運用する対象」というこの記事の視点と相性バツグンで、
これから家を買う・建てる人が読めば、“最初からミニ運用ファンド前提で設計する”という考え方のスイッチが入るはずです。
『新版 正しい家計管理』林 總
家計管理本の“定番”ですが、この記事との相性もかなり良い1冊です。
この本が教えてくれるのは、「家計簿を細かくつけること」ではなく、“自動的に黒字になる仕組み(黒字システム)をつくる”という考え方。家計をひとつの“事業”としてとらえ、今と未来の両方を見据えて設計していく発想が学べます。
AI付きホームIoTを「家計の運用ツール」として活かすうえでも、ベースとなる“家計の設計図”をつくる参考書としてかなり心強いです。
『トゥー・ビー・リッチ ― 経済的な不安がなくなる賢いお金の増やし方』
キャッチーなタイトルですが中身はかなり実務的で、
「家計を自動化し、寝ている間にお金が増える仕組みを作る」というコンセプトにフォーカスしたマネー本です。
ガマン・節約一辺倒ではなく、
- 固定費の整え方
- 自動積立・自動投資の設定
- 仕組み化のステップ
といった“時間を味方にする方法”が分かりやすく整理されています。
この記事で書いた「AIに任せるところは任せて、運用の仕組みをつくる」という発想を、お金全体の視点から底上げしてくれる1冊です。
それでは、またっ!!
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