みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。
流行を追いかける側、そろそろやめて“先に仕込む側”に回りませんか?
「来年、何が売れる?」って聞かれるたび、勘と経験とSNSの空気で答えてない? 当たると気持ちいいけど、外すと在庫が重い。広告費も溶ける。ここ、地味にしんどい。
そんな中で出てきたのが、LINEヤフーの『ネクストトレンド予測2026』。Yahoo!検索のビッグデータを、事業者向け分析サービス(ヤフー・データソリューション/DS.INSIGHT Trend)で分析して、2026年にヒットが期待されるキーワード10点を公開した、というやつ。
そこに並ぶのが「大人のシール」「コグマパン」「ちきゅうのにわ」「ハイロックス(HYROX)」「ブラインドボックス」…みたいな面々。
検索って、言い換えると“欲しい/気になる”の一歩手前の行動だ。だから検索ボリュームは、流行の温度計というより「先に動く前兆」に近い。
この記事でやるのは、キーワード紹介で終わらせないこと。検索データを「先物」みたいに扱って、仕入れ・広告・出店を“前倒し”で組み立てる考え方を、商売とお金の目線で噛み砕く。検索の「伸び方(急上昇か、じわ伸びか)」や、検索している人の層、地域の偏りまで見えると、打ち手は一気に現実味を帯びる。
たとえば——
- 仕入れはドカ買いじゃなく、小ロット×回転で“死蔵”を避ける(在庫は棚卸資産。残るほどキャッシュが固まる)
- 広告は「広く当てる」より、検索に合わせて刺す(販管費を“当てどころ”で変える)
- 出店や新メニューは、いきなり本命を出さず「テスト販売→伸びたら増やす」で損失を限定(オプションみたいに小さく賭ける)
もちろん、検索がそのまま売上になるわけじゃない。検索は興味の表明で、財布が開くかは別問題。だからこそ、データを盲信せずに“検証しながら賭け方を変える”のがコツになる。
この記事では、
- なぜ検索データが「先物」っぽく効くのか
- 10キーワードを“売れる形”に翻訳するコツ(誰が、何に、いくら払うのか)
- 明日から回せる運用手順(ウォッチ→小さく試す→数字で増やす)
この3つを、できるだけ具体的にいく。最後に落とし穴もちゃんと書く。検索が伸びても「買われない」ケース、逆に“検索されないのに売れる”ケースもある。そこを見誤ると、データ駆動のつもりでデータに振り回されるから。
目次
検索ボリュームは“流行の先物”になる。けど、当て方が雑だと外れる

SNSのバズって、見えてから追うと遅い。
一方、検索は「気になった瞬間」に出る。ここがデカい。
LINEヤフーの『ネクストトレンド予測2026』は、Yahoo!検索のビッグデータを「DS.INSIGHT Trend」で分析して、来年ヒット“しそう”な10キーワードを出している。
しかも月次推移や検索者の年代・性別分布まで添えてくるので、「雰囲気」じゃなく“前兆の形”として扱えるのがポイント。
検索は「買う前の迷い」が丸見えになる
人は、いきなりレジに行かない。
だいたいこう動く。
SNSで見かける → ちょっと気になる → 検索する → 比べる → 買う(or行く)
検索って、この「気になる→比べる」のど真ん中。
だから検索数が増えてるときは、“財布を開く候補者”が増えてる可能性が高い。
たとえば「大人のシール」は、シール文化の再燃から“大人が楽しむシール”へ伸びている、と説明されていて、関連語の上昇も示されている。
こういうのは、商品としては小さく見えても、周辺需要(収納・手帳・文具・ワークショップ)に波及しやすい。ここ、うまい人は横展開が早い。
“伸び方”でトレンドの種類が変わる(ここで打ち手が分かれる)
検索が伸びてる=全部同じ「流行」ではない。
見るのは伸びの形。
- 急に跳ねるタイプ:話題(イベント、コラボ、SNS拡散)が引き金。短期決戦になりやすい
- じわじわ増えるタイプ:生活に入り込む兆し。定番化して長く売れることがある
- 拠点が増えると伸びるタイプ:店舗数・開催地の拡大と一緒に増える
『ネクストトレンド予測2026』は、各キーワードで「2024年1月〜2025年10月」の月次推移を出している(同意語合算の注記つき)。
これがあると、「一発屋として拾うのか」「棚に残る定番として育てるのか」の判断が一段ラクになる。
落とし穴:検索が増えても“売れない”パターンは普通にある
ここ、落とし穴です。検索=売上、と直結させると事故る。
よくあるのはこの3つ。
- “調べただけ”で終わる:値段、買える場所、類似品比較で検索して満足
- 言葉が広すぎる/別物も混ざる:同意語合算や曖昧ワードだと、意図しない検索も入りやすい(資料側も同意語合算の注記がある)
- 買う人が限定されすぎる:年代・性別が偏ってるのに、全方位に広告を出してしまう
逆に言うと、検索データを“先物”として使うなら、賭け金を小さく刻むのが正解。
最初から大量仕入れじゃなく、テスト販売・予約・先行セットで回収しながら増やす。会計で言うと、在庫と広告費でキャッシュを固めない動きだ。
このセクションの結論はシンプル。
検索は「偶然の流行」を、“前兆の数字”に変える道具。ただし、買い方を間違えると先物じゃなくギャンブルになる。
10キーワードを“商売の言葉”に翻訳する。仕入れ・広告・出店の設計図

『ネクストトレンド予測2026』の10キーワードは、ニュースとして眺めると「へぇ〜」で終わる。
でも商売の人間が見るべきは、「これ、何に化ける?」のほう。
LINEヤフーはYahoo!検索データを「DS.INSIGHT Trend」で分析し、2026年にヒットが期待される10点として「大人のシール/コグマパン/ちきゅうのにわ/HYROX/mojojojo/ラーティアオ/近沢レース店/arFUM/ブラインドボックス/ヨアジョン」を挙げている。
まずやるのは「誰の財布か」を決める(商品名じゃなく“用途”に落とす)
トレンド語って、そのままだと“名詞”で止まる。
売上にするなら用途に変換するのが早い。
- 大人のシール →「手帳・ノート周りの“自分の機嫌取り”需要」
物そのものより、組み合わせ(シール帳、ペン、収納、ワークショップ)で単価が上げやすい。 - ブラインドボックス →「開封体験+コレクション」
ここは“中身”より“買い方”が商品。複数買い・交換文化まで含めて設計すると強い。 - HYROX →「走る×筋トレのイベント消費」
参加者は“道具・ウェア・回復(栄養/ケア)”にお金を落としやすい構造になる。 - コグマパン/ヨアジョン →「韓国発フード×映え」
味と見た目がセット。提供スピードと写真映えで回転率が変わる。
この時点で、やることは“流行に乗る”じゃなくて、自分の店(or商材)で回せる形にするになる。
仕入れは「在庫を持つ」より「当たりを増やす」発想に切り替える
検索が伸びてると、つい先に大量発注したくなる。でも在庫はキャッシュを固める。
おすすめはこの順番。
- 先に“型”だけ作る:試作品、仮のセット、予約ページ、サンプル展示
- 小ロットで回す:売れた分だけ次を足す(機会損失より不良在庫のほうが痛い)
- 当たり筋だけ厚くする:SKU(種類)が増えたら、回転のいい棚だけ残す
たとえば「大人のシール」なら、いきなり仕入れを増やすより、
「人気テーマの絞り込み」→「セット化」→「リピート導線(シール帳・収納)」の順が安全。
フード系(コグマパン、ヨアジョン)なら、材料ロスが怖いので、
限定日販売や取り置きで“作りすぎ”を潰す方が利益が残る。
広告と出店は「当てに行く」より「検証で勝つ」
データ駆動の強みは、派手に当てることじゃない。外した時の損を小さくするのが本体。
- 広告:広く配るより、検索意図に合わせる
例)ブラインドボックスなら「〇〇 どこで買える」「開封」「シークレット」みたいな“欲しい人の言葉”へ寄せる。 - 出店:いきなり本命立地に出ない
まずはポップアップや週末限定で温度感を見る。反応が取れたら常設へ。 - 数字の見方:売上より先に「粗利」と「回転」
バズっても利益が薄いと、忙しいだけで終わる。ここ、ほんと起きがち。
要するに、検索データは“未来の答え”じゃなくて、前兆の地図。
地図を持ってる人が勝つんじゃなくて、地図を使って「試す→当たった所に寄せる」ができた人が勝つ。
明日から動ける「小さく始めて大きく回収」10本ノック(キーワード別)

トレンド語を見て「うちには関係ないな」で終わるの、もったいない。
やることはシンプルで、“小さく賭けて、数字が出たら厚くする”だけ。
『ネクストトレンド予測2026』の10キーワードはこれ。
大人のシール/コグマパン/ちきゅうのにわ/HYROX/mojojojo/ラーティアオ/近沢レース店/arFUM/ブラインドボックス/ヨアジョン
ここから「商売の一手」に落とすと、こうなる。
- 大人のシール:まずは“セット売り”で単価を作る
例)シール+ミニ台紙+収納のミニセット。検索でも「大人のシール帳」など周辺語が伸びてるので、周辺で稼ぎやすい。 - ブラインドボックス:売り方が商品。開封→交換→追い買いの導線を作る
例)2個セット割、交換日イベント、SNS投稿特典。 “買う体験”を設計して回転を上げる。 - HYROX:参加者の財布は「ウェア・補給・ケア」に分かれる
1kmラン+8種ワークアウトのレース形式が特徴とされているので、前日〜当日需要(補給・テーピング・リカバリー)を取りにいくと勝ちやすい。 - コグマパン/ヨアジョン:フードはロスが敵。予約・限定で守る
例)週末限定、取り置き、売り切れ前提の演出。原価率より「廃棄ゼロ」が利益になる日がある。 - ラーティアオ:説明が必要な食は「試食」で一気に進む
例)一口サイズの試食+“辛さ段階”のメニュー表。迷いを減らすと注文が決まる。 - ちきゅうのにわ:これは“施設そのもの”より周辺需要を狙う
例)親子向けの雨の日需要=近隣の飲食・物販・写真サービス・待ち時間対策。施設説明はLINEヤフー側でも触れている。 - 近沢レース店/arFUM/mojojojo:固有名詞系は「関心層が薄く広い」より「濃い小集団」
例)ギフト需要・推し活需要・コラボ需要のどれで取るか決める。広告は広げず、刺さる言葉に寄せる。
最後に、会計の目線で“勝ちパターン”だけ置いておく。
- 最初の仕入れは“在庫”じゃなくテスト費(売れ残り前提で小さく)
- 広告は売上じゃなく、まず粗利と回転で評価(忙しいのに儲からない、が一番きつい)
- 当たったら、SKUを増やすより同じ当たりを厚く(棚が散ると利益が薄まる)
トレンドは追いかけるもの、じゃない。
「検索で前兆を拾って、オプションみたいに小さく賭ける」に変えると、負け方が一気にマシになる。
結論
「流行って、結局は運でしょ」って言いたくなる気持ち、わかる。
けど運に見えるものって、だいたい“前兆”がある。
今回の『ネクストトレンド予測2026』で面白いのは、キラキラした言葉じゃなくて、検索という地味な行動を材料にしてる点だった。人は、欲しいかも…と思った瞬間に検索する。つまり検索ボリュームは、流行の“結果”じゃなく、流行の“仕込み”に近い。
もちろん、検索が伸びたからって全部が売れるわけじゃない。
調べて満足する人もいるし、広すぎる言葉は混ざるし、刺さる層が狭いものもある。ここを見落として「検索=売上」って直結させた瞬間、データ駆動のつもりがただのギャンブルになる。ほんと、ここでコケる。
じゃあ勝ち筋は何か。
答えは派手じゃない。
- 小さく試す(予約、限定、ポップアップ、試作品)
- 数字が出たところだけ厚くする(SKUを増やすより当たりを太らせる)
- 在庫と広告費でキャッシュを固めない(回転と粗利で見る)
この“地味な反復”ができる人ほど、トレンドに振り回されない。むしろトレンドを、味方につけられる。流行は追うものじゃなく、検索データ先物として、買い方を設計するもの。そう割り切った瞬間、仕入れも広告も出店も、前倒しで動けるようになる。
来年のヒットを「当てる」より、来年のヒットに「乗れる体勢」を作る。
そのほうが、勝率も、心も、だいぶラクになるはずだ。
深掘り:本紹介
もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。
『マーケティング1年目の教科書』
トレンドやデータ以前に、「結局マーケって何を決める学問?」を最短で整理してくれる1冊。検索データを見ても、誰に・何を・どう売るかが曖昧だと打ち手が散るので、ここを一回締め直すのに効く。
『POSデータで学ぶ はじめてのマーケティングデータ分析』
“検索の前兆”を拾ったあと、最後に必要なのは実際に売れた数字の読み方。POSの集計・分析・可視化を通して、データを「眺める」から「判断する」に変える練習ができる。小さくテストして当たり筋を太らせたい人に刺さる。
『Excelで学べるデータドリブン・マーケティング』
「分析ツールは後でいい、まず手元のExcelで回したい」派にちょうどいい。検索トレンド→テスト販売→結果の振り返り、みたいな運用は結局表で回すので、最初の武器として強い。
『図解でわかる 在庫管理の基本としくみ』
トレンドに乗るとき、一番やりがちなのが“仕入れすぎて死ぬ”問題。これは在庫の考え方を図解でまっすぐ押さえられる。回転・欠品・適正在庫の感覚が入ると、「検索が伸びたから大量発注」みたいな事故が減る。
『決算分析の地図 財務3表だけではつかめないビジネスモデルを視る技術』
データ駆動の最終ゴールは、バズじゃなく利益。損益計算書だけ見て安心してると、キャッシュや在庫で詰む。これは決算を“地図”として読み、どこで儲けてどこで詰まるかを見抜く目がつく。仕入れ・広告の意思決定が一段うまくなる。
それでは、またっ!!
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