みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。
変化の激しいこの時代、あなたの“習慣”は未来を守れてますか?
『7つの習慣』は全世界で2,000万部(日本で140万部)のベストセラー 。スティーブン・コヴィー博士が提唱した普遍的な原則は、自己変革と人間関係の質を高めるもので、長年にわたり人々の“成功の教科書”となってきました。
これらの習慣は時代が変わっても生き残り、今日の私たちにとっても大きなヒントになります。2025年以降は、インフレや金利上昇、生成AIの台頭、サブスクリプション経済の拡大、リモートワークの定着など、社会変化のスピードがこれまで以上に早くなる時代です。そこで本記事では、『7つの習慣』の視点から現代の潮流を掘り下げ、特に20~30代の働く世代が「働き方・お金・キャリア設計」にどう活かせるかを、投資・会計の観点も交えて具体的に解説します。これを読めば、変化の荒波の中でもブレない自分戦略が身につき、これからの未来を切り拓くヒントが得られるはずです。
習慣1~3:自分の行動の土台を作る

習慣1「主体的である」は、環境のせいにせず自分から動くマインドセット。習慣2「終わりを思い描く」は、自分の人生・キャリアの目標を明確に持つことです。そして習慣3「最優先事項を優先する」は、限られた時間・リソースで何に集中するかを決めて実行する姿勢。これらは変化の激しい現代を生き抜くための基盤となります。
例えば、世界的なインフレや金利上昇のもとでは、銀行預金だけに頼るのはリスクです。日本でも2024年3月に長らく続いたマイナス金利政策が解除され 、コスト増の時代に突入しています。このようなときこそ主体的に家計・資産を見直す必要があります。実際、MUFGの家計コラムでは「インフレ対策として預貯金の価値が下がらないよう、投資信託や株式、債券などバランスよく資産を配分することが有効」と紹介されています 。つまり自ら投資の知識を身につけ、長期的な目線で資産形成の計画を立てることが大切です。この「長期目標の逆算」は習慣2そのもの。例えば、早期にマイホーム購入や退職後の資金を視野に入れたライフプランを描くことで、日々の行動(支出、貯蓄、スキルアップ)に一貫性が生まれます。
また毎日の優先順位付け(習慣3)も必須です。今の社会では消費機会が多様化し、サブスクリプション経済の市場規模は2023年に約9兆4,300億円に達すると予測されています 。デジタルコンテンツだけでなく衣・食・住など日常生活のサービスがサブスク化しつつあるため、小さな固定支出の積み重ねが家計を圧迫しがちです 。ここで「最優先を明確にする」姿勢が効いてきます。たとえば、本当に必要な購読サービスか? 余計な支出はないか? と常に問い直すことで、家計の無駄を削減できます。MUFGの調査でも「日々の暮らしを見直し、無駄な買い物・消費がないかをチェックしましょう」とアドバイスされています 。 Coveyが示す「行動は選択の積み重ね」という考え方にならい、支出や時間の使い道を自分で選ぶ習慣をつけるのです。
以下に、習慣1~3を活かした具体的なアクション例をまとめます:
- 収支の見直し: 日々の家計を俯瞰的に管理し、無駄遣いを洗い出す 。外食や光熱費、サブスクの整理など、小さなコスト削減も大きな効果につながります。
- 長期目標の設定: 自分だけのキャリア・お金の目標(いつまでにいくら貯める、どんな仕事をするか)を立て、逆算して今やるべきことを決める。
- 分散投資の実践: インフレ下では銀行金利では資産が目減りする可能性があるため、投信・株・債券など複数の資産に分散投資を検討する 。配当やインフレ耐性の高い銘柄を組み合わせれば、守りを固めつつ成長も狙えます。
- 予算化・会計管理: 家計簿アプリなどで支出を記録し、「収支を見える化」する。習慣1「主体的」で、自分のキャッシュフロー(収入・支出)に責任を持つことが、安心した未来の土台になります。
これらはまさに「コスト管理」と「投資思考」を両輪とした、会計的視点の自己マネジメント。Coveyの教えに従い自分に厳しく行動することで、不確実な経済変化にも柔軟に対応できる自己基盤が築けます。
習慣4~6:他者との協力で成果を最大化する

個人戦略と並んで重要なのが、他者との関係構築です。習慣4「Win-Winを考える」は、交渉やパートナーシップで双方が利益を得る思考法。習慣5「まず理解に徹し、そして理解される」はコミュニケーションの基本、習慣6「シナジーを創り出す」は協働によって1+1を3以上の効果にする発想です。これらは、リモートワーク下でもチームや顧客との信頼を築き、ビジネス・副業・投資コミュニティで成果を高めるのに役立ちます。
例えば、近年のリモートワーク普及は「互いを信頼する土台」がますます重要になったことを示しています。パーソル総研の調査によれば、2024年7月のテレワーク実施率は正規雇用者で22.6%に達し、ポストコロナでもテレワークが定着しつつあることがわかります 。オンライン会議やチャット中心の環境では、相手の表情や声のトーンが見えない分、習慣5の積極的傾聴が不可欠です。相手の立場や意図を正確にくみ取ることで、誤解や不協和音を減らし、効果的なコラボレーションにつながります。
また、習慣4「Win-Win」の考え方は人材と組織の関係にも響きます。近年、日本でも人材を「資本」と捉えるマネジメントが注目されています。経済産業省は「人的資本経営」を提唱し、人材の価値を最大限引き出して企業価値を高めることが重要だと明言しています 。企業が従業員を大切な「資本」と見なし投資する動きは、まさにWin-Winの関係です。個人としても、会社やクライアントに貢献しつつ自分の学び・キャリアも伸ばすという視点を持てば、交渉・協力の中でお互いの満足度を高めやすくなります。
さらに習慣6「シナジー」は、異なるスキルや背景、テクノロジーを組み合わせる力。生成AIのような新技術も、使いこなすことで人間の能力と掛け合わせるシナジーを生みます。実際、生成AIの企業導入は既に進んでおり、国内企業の71.3%が導入済み(うち35.4%がほぼ毎日利用)である一方、使いこなしは課題とされています 。これをチャンスに変えるには、AIを自分の武器にできる人材とのコラボレーションが有効です。たとえばデータ分析が得意な同僚とアイデアを出し合ったり、オンラインコミュニティで副業仲間と投資情報を共有したりといったシナジーを意識すれば、得られる成果は大きく広がります。
まとめると、習慣4~6は人との関係性を通じて自分の可能性を広げる姿勢です。遠隔でもリアルでも、相手に敬意を払い、互いに価値を創出する心構えを持てば、サブスクリプション経済のような新しいビジネスモデルの波にも乗り遅れません。具体的には以下のような行動が考えられます:
- Win-Winの協業: 取引先や同僚とは「片方が一方的に得する」関係ではなく、双方にメリットのある提案を模索する。たとえば契約交渉で自社製品の利用価値を示しつつ、相手企業の目標達成を後押しできれば両者の信頼が深まります。
- 積極的な傾聴: ミーティングやレビューでは相手の話を十分に聞いたうえで質問し、自分の考えを伝える。遠隔ワークでも「まず相手の意図を理解する」姿勢を徹底すれば、コミュニケーション効率が格段にアップします。
- 異分野・異文化との協力: 異なる部署や地域、さらにはAIツールや自動化技術など異質なもの同士を組み合わせ、新しいアイデアを生み出す。生産性向上の一環として多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでおり、一人で完結するのではなくシナジーをつくれる人材が求められています。
習慣7:学び続ける ― 常に自分を磨く

習慣7「刃を研ぐ」は、心身と知性を常に磨き続けて自己革新することを意味します。これからの時代、「終わりなき学び」が生涯にわたって成功と幸福を支えます。 特に生成AIやデジタル技術の進化は急速であり、これに追いつく柔軟性が必要です。前節で触れたように、2024年には日本の企業における生成AIの導入率がすでに70%を超えており、しかも活用方法の理解には課題があります 。あなたがもし「今の仕事はAI関係ない」と思っていても、次の2~3年で状況は一変するかもしれません。そうした変化に備えるには、自ら情報を取りに行き、スキルアップの機会を逃さないことが欠かせません。
具体的には、AIやデジタルリテラシーを学ぶこと、投資やお金の知識を磨くことが挙げられます。例えば、2024年には金融リテラシー教育を官民で推進する新組織「金融経済教育推進機構(J-FLEC)」が本格始動しました 。金融庁を含む政府・民間が協力し、若い世代の資産形成を支える体制が整っているのです。また、2024年3月に閣議決定された政策には「金融リテラシーの向上における消費者教育との連携」が明記されており、教育現場でもお金の知識習得が重視されています 。こうした流れに乗り、自主的に投資・会計の勉強を進めることは習慣7の刃研ぎそのものです。政府の非課税投資制度(NISAやiDeCoなど)も活用して、体系的に資産形成のスキルを磨きましょう 。
心身の自己研鑽も忘れずに。忙しい毎日でも健康管理やメンタルケアに時間を割き、瞑想や運動、読書といった習慣を取り入れてバランスを保ちます。こうした「自分への投資」も、長期的には生産性や創造力を高めることにつながります。
習慣7を体現するための行動例:
- 最新トレンドのキャッチアップ: AIや経済、投資分野のニュースを定期的にチェックする。例えば、AI技術は2024年に飛躍的に進化し、今後5年で市場規模は8,000億円超に拡大すると予測されています 。ビジネスや投資の視点からも大きな機会が眠っているため、勉強を怠らないことが重要です。
- 金融リテラシーの向上: 資産運用・節約・税制優遇など、家計や投資に関する知識を学ぶ。具体的には、NISAやiDeCoといった制度の活用法を身につけ、財務諸表の基本や投資分析の方法を勉強しておくと、長期的な資産形成に大いに役立ちます 。
- 自己管理と健康投資: 十分な睡眠、適度な運動、ストレス対策などを習慣化し、「切れた刃」にならないよう常に自分を磨き続ける。健康が支えになって初めて、長期的な自己投資ができることを忘れずに。


結論:未来を創るのは自分自身の習慣
不確実な未来を前に、習慣が唯一の“安定したコンパス”となります。Coveyが示す7つの習慣は、巨大な社会潮流のただ中で自分自身を見失わないための原則です。主体的に目標を定め(習慣1・2)、優先順位を守って行動し(習慣3)、周囲と協力しながら価値を創造し(習慣4~6)、常に学び続ける(習慣7)。これらはけっして古い教訓ではなく、現代のインフレやAI時代にもまさに当てはまる生き方の思想です。
読者の皆さんも、自分なりの「習慣アップデート」を意識してみてください。日々の小さな選択――例えば、無駄なサブスクを整理することや、読書や投資に時間を使うこと――が、10年後の大きな成果につながります。今日からできる一歩を踏み出せば、自分自身のキャリアや資産に自信を持ち、どんな時代の波にも乗りこなせるでしょう。習慣が変われば、未来が変わる。 さあ、あなたも『7つの習慣』を武器に、新しい時代の「勝ち組」人生を築き始めましょう。
深掘り:本紹介
もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。
『ニッポン社会のほんとの正体 投資とお金と未来』
日本社会の構造と未来を投資とお金の視点から解説。
『ほんとうの日本経済 データが示す「これから起こること」』
データに基づき日本経済の未来を予測。
『未来を変える価値ある投資 IFAのための指南書』
長期的な資産形成のための投資指南書。
『社会をよくする投資入門:経済的リターンと社会的インパクトの両立』
社会的意義と経済的利益を両立する投資の入門書。
『携書 社長にも読ませたい 日本一やさしく経営がわかる会計の本』
経営者視点で会計をわかりやすく解説。
それでは、またっ!!

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