みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは。
Jindyです。
あなたの時間、本当に“自分のため”に使えてますか?
気づけばスマホを眺めていたらもう夜中…そんな経験はありませんか?
忙しく過ぎる毎日の中で、「本当にやりたいことができていない」と感じている20代・30代の社会人の方は少なくないでしょう。
実は人の時間は思っている以上に限られた貴重な資源です。
本記事は、データ分析の専門家である佐藤舞さん(サトマイ)の著書『あっという間に人は死ぬから』から学んだエッセンスをもとにしています。
本記事では、人生の時間を最大限に活用する方法について考えていきます。
この記事を読めば、時間を「有限の資源」として捉える重要性に気づき、知らず知らずのうちにあなたの時間を奪っている「時間を食べつくすモンスター」の正体がわかります。
さらに、日々の無駄な時間を将来の自分への「投資」に変える実践的なテクニックもご紹介します。
仕事にプライベートに忙しいあなたが、限りある時間をより有意義に使い、後悔のない毎日を送るヒントをお届けします。
それでは、さっそく始めましょう。
目次
時間は「有限の資源」:人生の会計的視点で考える

まず最初に強調したいのは、時間は有限でかけがえのない資源だということです。
お金やエネルギーと同じように、いえそれ以上に大切なリソースですが、普段はつい無限にあるかのように錯覚してしまいがちですよね。
例えば1日には24時間、つまり86,400秒という限られた「時間の予算」が与えられています。
この予算は毎朝自動的にリセットされますが、使わなかった時間を翌日に繰り越すことはできません。
言い換えれば、今日という日の時間は今日使わなければ二度と戻ってこないのです。
では、人生全体で見たとき私たちにはどれほどの時間があるのでしょうか?
仮に80歳まで生きるとすれば、生涯で約29,000日(約4,160週間)を過ごす計算になります。
20代後半の方であれば、すでにそのうちの約1万日以上を使ったことになります。
数字で捉えると、途端にその有限さが実感できるのではないでしょうか?
残り日数が視覚化できると、「いつかやろう」と思っていたことに今すぐ手を付けたくなるかもしれません。
ここで「人生の会計」という発想をしてみましょう。
あなたの人生という名の会社には、時間という限られた資本が与えられていると考えてください。
この資本を何に配分するかで、人生の充実度や成果(いわば「利益」)が決まります。
時間の使い方には大きく分けて二種類あります。
将来に向けて自分を成長させたり価値を生み出したりするための「投資」の時間と、その場限りで消費されてしまう「浪費」の時間です。
人生の会計報告書を作るなら、日々の時間の使い方は「投資」か「費用」かに分類できるでしょう。
もちろん、リラックスしたり楽しんだりする時間も人生には必要です。
しかし、それが自分にとって意味のある「価値」を生んでいるかどうかを意識することが大切です。
時間はお金と違って貯金して増やすことはできません。
どんな人にも一日24時間が平等に与えられ、使わなかった分は消えていきます。
だからこそ、一度きりの人生という有限の持ち時間をどう使うか、日々意識して選択することが重要なのです。
「時間を食べつくすモンスター」の正体とその罠

では、私たちから貴重な時間を奪ってしまう存在、「時間を食べつくすモンスター」とは一体何者なのでしょうか?
実はこのモンスターの正体は、日々私たちが何気なく行っている「時間の浪費を生む習慣」に他なりません。
しかも厄介なことに、このモンスターは一見無害で当たり前の行動に紛れてやって来るのです。
例えば、こんな経験はないでしょうか?
- 大事な課題に取り組もうとした瞬間、ついスマホの通知に気づいてSNSをチェック。そのまま気づけば30分経過。
- やらなければいけない仕事があるのに、急に部屋の片付けを始めてしまい、結局仕事に手を付けずじまい。
- 本当は勉強しようと思っていた夜に「今日は疲れたから1話だけドラマを観よう」とテレビをつけ、気づけば数時間経っていた。
これらは誰しも覚えがある行動かもしれません。
一見すると「息抜き」や「つい出来心」と思える小さな行動ですが、実はこれこそが時間を食べつくすモンスターの仕業です。
モンスターは私たちに「あれこれ別のこと」をさせることで、本当にやるべきこと・やりたいこと(=あなたの本命の行動)から注意を逸らしてしまいます。
そして厄介なのは、こうした代替行動を取ってしまうと、一時的に達成感や安心感を得られてしまう点です。
部屋がきれいになれば「良いことをした」と満足した気分になりますし、SNSで情報を追ったり誰かと繋がったりすれば「自分も活動している」と錯覚できます。
しかしその裏で、本当に必要な行動が先延ばしにされ、貴重な時間が奪われているのです。
では、なぜ私たちはこのような罠にはまってしまうのでしょうか?
その背景には、人間が本能的に避けたいと感じる不安や恐れが潜んでいます。
心理学的に見ると、私たちは「失敗したらどうしよう」「結果が出なかったら怖い」といった不安から、無意識に現実逃避をしてしまうことがあります。
本来向き合うべき難しい課題や、自分の人生の大きな目標ほど、取り掛かる前に別の簡単なことに逃げ込みたくなるものです。
また、孤独を感じたくなくてSNSに張り付いてしまったり、自分で決断する責任から逃れるために誰かの指示を待って時間を浪費したりすることもあるでしょう。
実は前章で触れた「有限であることを直視するのが怖い」という心理も働いていて、「まだ時間はたっぷりある」と思いたいがために先延ばしをしてしまうケースもあります。
時間を食べつくすモンスターの罠は、このように私たちの心理の隙を突いてきます。
目の前の手軽な娯楽や別の用事に飛びつかせることで、「本当にやるべきこと」を後回しにさせるのです。
そして気づいたときには、貴重な時間が魔物に食べられて消えてしまった後――なんてことにもなりかねません。
もし一日の終わりに「あれ、本当にやりたかったことが何も進んでいない」と感じる日が続くなら、あなたの時間はモンスターに食べられてしまっているのかもしれません。
無駄な時間を「投資時間」に変える実践テクニック

それでは、どうすれば時間を食べつくすモンスターを退治し、無駄に消えていた時間を「未来への投資」に変えることができるのでしょうか?
ここからは、今日から実践できる具体的なテクニックをいくつかご紹介します。
ポイントは、時間の使い方に会計や投資の発想を取り入れること。
自分の時間をお金と同じように管理し、有効活用するためのヒントを見ていきましょう。
現状の「時間支出」を可視化する
まずは、あなたの一日の時間の使い方を「見える化」してみましょう。
家計簿でお金の出入りを記録するように、時間も記録してみるのです。
スマホのスクリーンタイムや、手書きのメモでも構いません。
通勤、仕事、食事、SNS、テレビ、勉強、睡眠…と、どの活動に何時間使っているかを書き出してみてください。
こうすることで、自分でも気づいていなかった「時間のムダ遣いポイント」が見えてきます。
「思った以上にSNSに2時間も使っていた」「寝る前にダラダラ動画を見ていたら毎日1時間以上消費していた」など、時間の漏れ落ちている箇所を発見できるでしょう。
自分にとっての「投資時間」とは何か決める
次に、あなたにとって価値を生む時間の使い方は何かを考えてみましょう。
言い換えると、自分にとっての「時間への投資」とは何かを定義します。
例えば、将来のキャリアアップにつながる勉強や資格取得の勉強時間、健康のための運動時間、新しいスキルを習得するための練習時間、あるいは大切な人との交流や趣味に没頭する時間など、人それぞれ「将来の自分に利益をもたらす時間」は違うはずです。
あなたが本当に大事にしたい価値観や目標に直結する活動こそが、「投資すべき時間」の使い道です。
まずはそれを明確にすることで、何に時間を使うべきかが見えてきます。
時間の予算を立て「先取り貯時間」をする
お金の貯蓄で「先に貯金して残りを生活費に充てる」という方法がありますが、時間も同じように考えてみましょう。
毎日の中でまず投資時間を先取りし、それを確保してから残りの時間をその他のことに使うやり方です。
例えば「夜寝る前の1時間は英語の勉強に充てる」「通勤時間は資格の講座を聴く」「週末の午前中はジムに行く」など、先に自分の成長や目標に直結する時間をブロックしましょう。
スケジュール帳やスマホのカレンダーに、あたかも大事な予定(仕事の会議や病院の予約のような)であるかのように書き込んでしまうのがおすすめです。
こうすることで、自分との約束として投資時間を守りやすくなります。
先に時間という資源を自分の将来のために「支出」してしまえば、あとは安心して残りの自由時間を楽しむこともできるでしょう。
目標を細分化し「今できる行動」に落とし込む
大きな目標ややりたいことがあっても、漠然としていると人はつい先延ばしにしがちです。
そこで、その目標を小さなステップに分解し、今日・今週できる具体的な行動に落とし込んでみます。
例えば「3ヶ月後にブログを開設する」という目標があるなら、「今週はブログのテーマを決める」「明日はドメインを登録する」といった具合に、やることリストを具体化します。
こうすることで、目の前の行動に取りかかりやすくなり、モンスターに付け入る隙を与えません。
小さな達成を積み重ねることでモチベーションも維持でき、結果的に時間を有効に使えるようになります。
定期的に振り返り、軌道修正する(時間のPDCAサイクル)
最後に、自分の時間の使い方を定期的に見直す習慣を持ちましょう。
企業が経営を改善するためにPDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)を回すように、あなたの時間管理にもこの発想を取り入れます。
週に一度でも良いので、「今週は計画した投資時間を確保できたか」「無駄な時間を過ごしてしまったのはいつか」「来週はどう改善するか」を振り返ってみてください。
例えば日曜の夜に15分だけでも、手帳や日記を開いて自己チェックするのです。
この習慣を続けることで、時間の使い方への意識が高まり、モンスターの侵入を未然に防ぎやすくなります。まさに時間の会計監査を自分で行うイメージです。
以上のようなテクニックを実践することで、少しずつではありますが「浪費の時間」を「投資の時間」にシフトしていくことができます。
重要なのは完璧を目指しすぎないことです。
誰でも時にはダラダラしてしまう日もありますし、休息も必要です。
しかし、意識して時間の使い方をコントロールすることで、確実にあなたの人生のリターンは高まっていきます。
時間という資源を自分の成長や幸せのために配分できたとき、きっと日々の充実感が変わってくるはずです。


結論
「あっという間に人は死ぬから」というタイトルにもある通り、私たちの人生の時間は本当にあっという間に過ぎ去ってしまいます。
だからこそ、一日一日を大切に、「限りある時間」を自分のために使っていきたいものです。
本記事を通じて、時間の有限性と、その時間を阻むモンスターの存在、そして時間を有効活用するための具体的な方法についてお伝えしました。
最初は難しく感じるかもしれませんが、意識を変える小さな一歩から始めてみてください。
今日の数十分を未来の自分のために使ってみる、たったそれだけでもあなたの人生の流れは少しずつ変わっていきます。
大切なのは、「いつか」ではなく「今この瞬間」に行動を起こすことです。
仕事に追われる日々でも、自分の夢や成長のために時間という名の資産を投資していけば、きっと後になって「あの時勇気を出して始めて良かった」と思える日が来るでしょう。
人生の帳簿を閉じるとき、「悔いのない時間の使い方ができた」と胸を張って言えるように、今日から少しずつ時間の使い方を見直してみませんか?
時間を大切にすることで、あなたの人生は今よりもっと輝き、かけがえのない毎日になるはずです。
さあ、あなたも時間を味方につけて、充実した未来への一歩を踏み出しましょう。
深掘り:本紹介
もう少しこの内容を深掘りしたい方向けの本を紹介します。
『YOUR TIME ユア・タイム』
「時間感覚」を科学的に見直し、時間不足を根本から解消する方法を解説。従来の時間術の常識を覆す新しいアプローチが紹介されています。
『時間錬金術 「いつかやりたい」を「いまできる」に変える100の法則』
6ヶ国語習得、60冊の著作執筆、133の資格を持つ著者が、仕事、独学、趣味など、人生を最大限に楽しむためのタイムマネジメント法則を100項目紹介。
『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』
短期的な成功に振り回されず、長期的な目標に向かって戦略的に行動する方法を提案。
成功の実感は長い努力の先にあることを説いています。
『「時間がない」から、なんでもできる!』
忙しいからといってあきらめず、時間がない状況を逆手に取って、仕事や家事、育児などを効率的にこなす方法を紹介。
著者自身の経験をもとにした実践的なアドバイスが満載です。
『人生と投資で成功するために子どもに贈る言葉』
著名投資家ジム・ロジャーズが、若いうちにお金の価値を理解し、自制心を持ち、お金を働かせる必要性を説いた、人生と投資の教訓を次世代に贈る一冊。
それでは、またっ!!

コメントを残す